生まれ順別の励まし方はコレ!相手のヤル気スイッチはどこ!?

生まれ順別の励まし方はコレ! 相手のヤル気スイッチはどこ!?

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生まれた順番や家族構成は、環境心理学の観点からその人の性格にかなり大きな影響を及ぼすとされています。他者や過去を変えるのは大変難しいことですが、そのきっかけをつくってあげることはできるはず。そこで、相手がヤル気を出してくれる状況・タイミングはどのようなものなのでしょう!? 今回は、生まれ順別に「彼のヤル気スイッチ」をご紹介いたします。

■第一子・長子の相手には……二人きりで面と向かって許可する

第一子・調子の人は、自分のやりたいことに対して欲求を覚えたとしても、その気持ち抑圧する考え方のクセがありなかなか手出しをしようとしません。ヤル気スイッチは押されているのに、すぐに反応できないのです。なぜなら、子供のころから様々なことをガマンするようにしつけられてきたため。そんな相手にアクションを起こさせるには、「二人きり」になることが重要。同じ時間と空間で面と向かって励ましてあげることで、許されたという気持ちになり「やってもいいんだ!」とリミットが外れ、アクションを起こせるように。

■真ん中っ子の相手には……労力ではなく報酬にフォーカスする

真ん中っ子の人は、小さい頃から上と下に挟まれてきたため、周囲に対する洞察力や観察眼に長けているところがあります。そのため、相手のちょっとした変化や反応にも敏感に気がつくタイプ。そんな真ん中っ子のヤル気を喚起するには、先に得られるものを提示してみましょう。労力にフォーカスさせるのではなく、報酬にフォーカスするのです。自分のやることに何の意味があるのかを理解することで、モチベーションも高まりアクションを起こしてくれるように。

■末っ子の相手には……ポジティブなメッセージと肯定感がカギ

末っ子の人は、親兄弟に甘やかされて育つことが多いため、相手の気持ちに変化を読み取るクセがついていると言えます。周囲が今、どんな気持ちなのかを探り、それに合わせて自分の出方を決めるところが。そのため、周りが「ムリだよ」「どうせできない」といった環境だと諦めてしまうでしょうが、「きっと上手くいくよ」「君ならOK」という肯定的なメッセージを伝えれば、ヤル気スイッチがONへ。相手に対しては、必要以上のポジティブな励ましがポイントになるのです。

■一人っ子の相手には……がんばらせずに調子に乗せる

一人っ子の人は、あまり相手の気持ちの変化や態度に関心がなく、周囲が応援してもマイペースかもしれません。そんな相手には、「がんばって!」は逆効果になってしまいがち。もうがんばってるし!とスネて姉妹場合も。そこで、一人っ子には分かりやすく「かっこいい〜」や「調子良さそうだね!」といった褒める言葉が効果的。相手が安心して前向きな気持ちになることができ、調子に乗ってさらに良い結果を出そうとヤル気スイッチがパチンと入るはず。いったん波に乗ると意外な実力を発揮するでしょう。

おわりに

モチベーションやワクワクする高揚感は、あまり生まれ順と関係ないように思われがちですが、自分の本能をいかに理性でコントロールするかというところと深い結びつきがあります。そのため、本来はヤル気になっていたとしても、それを表現する人とそうでない人がいるのです。だからこそ、相手の生まれ順をチェックして、どのように励ませばいいか練っておくといいのかもしれませんね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。