暑い日や不安定な天気が続く今の季節、おうち時間をもっと楽しく過ごしたい。でも、2020年頭から続くコロナ禍で「正直、おうち時間でやれることやり尽くした…」と思ってはいませんか?
いえいえ、アイディア次第でもっともっと毎日は楽しめるんです。
今回お話をうかがったのは、Twitterでオリジナリティあふれるレシピや美味しいものを発信してはたびたび数万ものRTを集めている魔女っこれいさん。
コロナ禍の前は年間150軒近いお店を飲み歩いていた彼女も、やっぱりここ1年のコロナ禍でのおうち時間が増加したことから、家で美味しいものを楽しむ機会が増えていったそう。
ご自宅に設置されたという立ち飲みスペースも圧巻です。
これから魔女っこれいさんにうかがった「おうち飲みをもっと楽しむ方法」について、全4回にわたってご紹介していきます。
初回の今日は、れいさんが「常備すべき」と語る「漬け込み酒」について。読んだらきっとマネしてみたくなる簡単で美味しいレシピ、早速チェックしていきましょ♡
Contents
◆10万RT以上された「いちごウイスキー」
はじめまして。魔女っこれいです。今回は私が常備している「漬け込み酒」のレシピをいくつかご紹介します。
まず最初は、2017年3月にツイートした「いちごウイスキー」。軽い気持ちでツイートしたらものすごく反響が大きく、10万人以上の方にRTしていただいて、実際に作ったという声もかなり見かけたものです。
実はこのお酒が生まれたきっかけは、本当に偶然。家にたくさんあって傷んでしまいそうだったいちごをいったん冷凍して、そこからどう美味しく食べようか考えたときに、試しにウイスキーに漬けてみたら…これが一緒に飲んだ人全員で悲鳴を上げてしまうくらい美味しかったので…いちごを手に入れたらぜひ作ってみてほしいです!
◆いちごウイスキーのレシピ
▼用意するもの
冷凍いちご10粒、ウイスキー、砂糖20g
▼作り方
1.いちごは洗ってヘタを取り、一度冷凍します。
2.冷凍したいちごと、いちご100に対して3割程度の氷砂糖と、ウイスキーを瓶一杯に注ぎ込みます。
3.5日〜1週間程度でウイスキーがピンク色になったら飲み頃です!
ソーダと割って、ストロベリーハイボールにするのがおすすめ。
飲み終わったあとのいちごは砂糖と一緒に煮ることで、ウイスキー香るジャムとしてもう一度楽しめます。
もし冷凍ではないフレッシュないちごで作る場合は1か月ほどかかるところ、結果的に冷凍することで早くお酒にいちごの成分が移るとお酒に詳しい方に聞いたので、断然「一度冷凍」がおすすめ。
◆漬け込み酒を作る前に共通で注意しておきたいこと
ここからはおすすめのレシピをいくつかご紹介しますが、正直漬け込み酒は「ほぼ失敗しない」です!
目安となるグラム数を明記しているものもありますが、きっちり重さを測って入れなくても「漬けるものがこれくらいだから、だいたいこれくらいかな」と片手でざっと掴んで氷砂糖を入れる、でも美味しくできるので、気軽な気持ちでトライしてみてください。
ただ、このふたつは守ってくださいね。
・たくさん漬ける場合の瓶のサイズは、作るお酒の量の倍くらいの容量が入るものがおすすめ。
・使う前は瓶を煮沸消毒して、完全に乾燥させましょう。
ただ、この煮沸消毒が手間だと思う場合は、「果物など漬け込みたいもの」と「氷砂糖」だけを用意するだけですぐに漬け込み酒を始められる、すでに消毒された瓶とお酒がセットになった商品もあります。私はこの『ホワイトタカラ 果実酒の季節』を愛用しています。
使うお酒は、漬け込み酒が初めてという場合は無味無臭でクセがない「ホワイトリカー」を使いましょう。慣れてきたら、ウォッカ、スピリッツ、ウイスキー、アルコール度数が25%以上の芋焼酎などお好きなお酒と組み合わせることで、可能性はどんどん広がります。
【手のひらサイズの瓶で楽しみたい漬け込み酒】
◆コーヒー豆焼酎のレシピ
▼用意するもの
コーヒー豆
焼酎
▼レシピ
1.手のひらサイズの瓶に、コーヒー豆を大さじ1〜2杯と、ひたひたに浸かるくらいの焼酎を入れます。(コーヒー豆をアールグレイの紅茶に置き換えても美味しいです)
2.漬けてから1〜3週間が飲み頃です。
おすすめは豆乳割りで大人のカフェオレ風です。水割りにしてアイスコーヒー風に飲むも良し。
◆にんにく唐辛子漬け込み酒
▼用意するもの
にんにく
唐辛子
ウォッカ
▼レシピ
1.にんにくを皮がついたまま1分茹でます。
2.よく水を乾かしたら、皮がついたまま横に真っ二つに切ります。
3.そのにんにくと数本の唐辛子を、お好みの量のウォッカで漬けます。
4.3週間ほど漬け込んだ頃から飲み頃です。
トマトジュースで割ってレモンの輪切りを添え、ブラックペッパーを振ると、なかなか他にないコクのあるブラッディ・マリーが出来上がり。スープのような味わいです。
【たっぷり作って飲みたい漬け込み酒】
◆きらきらかわいい「金平糖梅酒」
梅酒は通例氷砂糖を使って仕込むことが多いですが、今回は氷砂糖の代わりに金平糖を使ってみました。
▼用意するもの
ホワイトリカー…900ml(今回は瓶とセットになった『ホワイトタカラ 果実酒の季節』を使用)
梅…500g
氷砂糖(または金平糖)…100〜200g(お好みで)
▼レシピ
1.水洗いした青梅をふきんで拭いて、竹串でヘタをとります
2.梅の重さを100としたら、2〜4割程度の氷砂糖(今回は金平糖)をお好みで入れます。
3.そのまま密封し、3か月頃から飲み頃です。1年経ったら梅を取り出しましょう。
小さい瓶で少しだけ作っても可愛いです。
◆レモンとシナモンの漬け込み酒
▼用意するもの
レモン(無農薬のもの)
シナモンスティック
ホワイトリカー
角砂糖
▼レシピ
1.レモンを皮ごと輪切りにしてから、皮の部分をカットします。
2.シナモンスティックはふきんで表面を拭いてから、レモンと一緒に瓶に入れます。レモン1〜2個につき1本の割合がおすすめ。スパイシーなアクセントになります。
3.レモンを100とした場合、3割程度の角砂糖を入れます。砂糖を少なめにするとドライな仕上がりに。瓶ギリギリまでホワイトリカーを注ぎます。
4.3週間〜1か月ほど経ったら飲み頃です。
香りを楽しむために、まずはロックがおすすめですが、もちろんレモンサワーにしても美味しいです。
◆実山椒の芋焼酎漬け
実山椒、芋焼酎
▼レシピ
1.実山椒を水洗いして、ゴミを取り除きます。(ヘタはついたままでOK)
2.沸騰したお湯で1分弱茹で、ザルに開けて水を切り、乾くまで数時間置いておきます。
3.芋焼酎に好きなだけ実山椒を入れます。お好みで山椒の葉も入れて。
4.だいたい1週間ほど経ったら飲み頃です。
ソーダで割って飲むと、すっきりピリッとした爽快感が味わえて、これからの季節にもおすすめ。飲み切ったら新しく芋焼酎を継ぎ足して3回ほど楽しめます。
キンミヤの小さいボトルを少し飲んでからその中に山椒の実と葉っぱを入れてもOK。
他にもカルダモン酒もお試し中です。
どれも漬けるだけでお店の味のように。ぜひ試してみてください!
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次回は「美味しいものを思いつき続けるアイディアの厳選」についてご紹介します。