現在、10月24日(金)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演されている(11月には大阪、横浜でも上演)舞台『ジャンヌ・ダルク』で、主演のジャンヌ・ダルク役を演じられている、有村架純さん。
夏には映画『ストロボ・エッジ』の役作りのために髪をバッサリ切られたり、声優に初挑戦されたと思えば、今回は初舞台で、しかも主演を務めたり……。
何かと最近注目され話題となることが多い彼女ですが、髪を切られてからの変化や今回の舞台について、そして声優や舞台での演技の違いなど、さらには注目のファッションについてまで、気になることをたっぷりインタビューさせていただきました!
Woman Insight編集部(以下、WI) 映画『ストロボ・エッジ』の役作りのために長かった髪をバッサリ切られたことが話題になり、早数か月が経ちますが……髪を切られたばかりのとき、ご自身や周囲に何か変化はありましたか?
有村架純さん(以下、有村) 5年くらいロングヘアだったので、周りの方々はもちろんですが自分で鏡を見てもなかなか慣れなかったですね(笑)。でも、今までと違った自分を見ることができた気がして新鮮でした。あとは、役として(映画『ストロボ・エッジ』の役作りのために)髪を切ることができたことが、嬉しかったです。
WI 髪を切られて、ファッションの変化などはいかがですか?
有村 髪が長かったときより、服装はパンツスタイルが多くなりました。自分的にはカジュアルなアイテムが似合うようになってきたと思うので、スニーカーなどを合わせた格好を楽しみたいですね。あとは、私は黄色が好きなので、黄色は取り入れたいです(笑)。ほかには赤や青など、原色を取り入れたいなと思います。
WI 公演が始まる前(稽古時)と、公演が始まって実際に舞台に立たれてから、どのような気持ちの変化がありましたか?
有村 舞台に出ることが決まったばかりの頃は、本当に未知でしかありませんでした。「自分は乗り越えられるのかな……」と思っていましたが、いざ稽古が始まってみると楽しくて! 今こうして無事に幕を開けることができ、今まで積み重ねてきたことをただ全力でやり切って、お客様に観てもらえている。それを今本当に楽しめていると思いますし、もちろん体力的にも精神的にもつらいときはありますが、周りのキャストの方々も一生懸命に演じられていますし、それで自分も奮い立つというか。皆のエネルギーがひとつになってこの舞台ができていると思います。それを皆さんに見てもらえることは、とても幸せだと思います。
WI これまではドラマや映画での演技が中心だった有村さんですが、今年は映画『思い出のマーニー』では声優に初挑戦され、今回は初の舞台。それぞれ演技をするにあたり異なるのはどのような部分ですか?
有村 気持ちでお芝居をするスタンスはいつでも変わらないのですが、アプローチの仕方は異なります。たとえば、映画『思い出のマーニー』と映画『くるみ割り人形』(2014年11月29日公開、実写人形アニメーション映画)はそれぞれ声優のお仕事。前者では等身大の自分を表現することが大切だったのですが、人形劇は舞台に近い表現を求められていました。声優だから、舞台だからということではなく、本当に作品によって異なると思います。
WI 求められることに役柄や作品によって異なっているのですね。今回の舞台、稽古中の雰囲気はいかがですか?
有村 大人のキャストの中では私が一番年下なのですが、年がまったく違う上の方々ばかりで、ほとんどが男性。皆さんから娘のように可愛がっていただいています(笑)。
WI 厳しい指導をされる場面などはありますか?
有村 檄を飛ばされるようなことはなく、優しくいろいろなアドバイスをいただいています。私、恵まれた現場であることが多くて。今までそんなに厳しく叱られたことがないので、いつかそういった意味で追い込まれる現場も体験してみたいなと思います。
WI 実際に公演も拝見しましたが、軍旗を振ったり、非常に重さがありそうな甲冑での演技をされたり、かなり体力づくりが大変かと思うのですが……。
有村 今までについたことのない筋肉がついてます(笑)。甲冑での動きが大変ですね。単純に立ったり座ったりでもかなり大変なのに、さらに稽古場と違って舞台は傾斜がある場面もあるので、稽古時と体力の使い方が違うんですよ! そういった部分は、実際に舞台に立ってみて驚きました。横に長い舞台ではなく、縦に長く奥行を出しているという珍しい形ですしね。
WI これまで数回公演をこなされたうえで、これから11月末まで続く舞台『ジャンヌ・ダルク』をどのように演じていきたいかお聞かせください。
有村 毎公演、新鮮な気持ちで演じたいと思います。舞台を見てくださる方々に何を伝えたいかと言われるとまだ難しくてよくわからないのですが、ただ、私たちが魂込めてひとりひとりが決して手を抜くことなく演じていることを、会場を巻き込んで一体となって作り上げる舞台を、味わっていただけるよう一生懸命頑張っていきたいと思います。それは、何公演であっても変わりません。
常に与えられた役や目の前の状況と真剣に向き合い、確実に昇華している有村さん。舞台『ジャンヌ・ダルク』は10月24日(金)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演中です。チケットは前売りはもちろん、当日券は開演1時間前から当日券窓口にて販売されているので、ぜひ足を運んでみてくださいね!
これからもテレビドラマや映画、声優や舞台と幅広く活動される有村さんの活躍から、目を離せません!(鈴木 梢)
舞台『ジャンヌ・ダルク』
http://www.jd2014.jp/
企画協力/イープラス
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