「ベランダ」「バルコニー」「テラス」の違い、知ってる?
あなたがお家で洗濯物やお布団を干したりガーデニングをしたりしているあの場所。「ベランダ」と「バルコニー」、「テラス」のうち、どれに該当するかご存知ですか?
……はっきりとした答えが出ない方がほとんどだと思います。意外と自分の家のことでも分からないですよね。そこで今回は、不動産業を営む株式会社イエツグさんに、そんな気になる住宅の雑学をうかがいました。
Q.「ベランダ」「バルコニー」「テラス」って何が違うの?
大きくふたつの点で分類されます。
1つ目は「屋根」。雨や雪、太陽の日差しや紫外線などから私たちを守ってくれている屋根があるかないかです。
2つ目は「階数」。1階部分にあるのか、2階以上にあるのかという違いです。
◆ベランダ
屋根:あり
階数:問わない
建物の外側に張り出した「屋根のある」スペース。日本の伝統的な家屋にある「縁側」も、欧風に言えば「ベランダ」にあたります。
◆バルコニー
屋根:なし
階数:2階以上にあるもの
建物の外側に張り出した「屋根のないスペースで、2階以上」にあるもの。間取り図でよく目にする言葉ですが、実は誤用されていることも。マンションでは上階のベランダ部分が屋根という構造になっているものが多いですが、これはバルコニーではなくベランダになります。
◆テラス
屋根:なし
階数:1階にあるもの
建物の外側に張り出した「屋根のないスペースで、1階部分」にあるものが「テラス」です。
カフェやレストランなどで屋外にある席のことをテラス席と呼びますが、屋根で覆われていれば本来はベランダなので、正確にはベランダ席のはずです。でも、不思議と「ベランダ席」よりも「テラス席」の方がおしゃれに聞こえますね!
普段あなたが使っていた言葉、実は違っていた可能性も。身近な言葉だけど意外と知らない「住宅」について知っていると面白いですね。是非ご自宅はどれに該当するのか考えてみてくださいね♪(齋藤有紗)
株式会社イエツグ 代表取締役 丹 拓也さん
宅地建物取引士