鳥取出身者が語る!驚かれがちな鳥取県民あるある5選

鳥取出身者が語る! 鳥取あるある5選


みなさん、鳥取と聞くとどのようなイメージが思い浮かびますか?  日本で1番人口が少ない県、砂丘がある、スタバが日本で1番最後にできた県、そもそも日本地図のどこにあるのかうろ覚え…など、様々なイメージがあると思います。

鳥取
鳥取はここです。

 

鳥取で生まれ育ち、上京してきた私も、鳥取は田舎で遊ぶところがないというのが正直なイメージです…。しかし、全てがネガティブなイメージというわけではありません。食べ物に恵まれていたり、鳥取にしかない独特なおもしろさがあったりと知れば知るほど興味深い県でもあります。

そこで今回は、鳥取出身である私の視点から、笑いも入れつつ、鳥取県民しか分からないあるあるを5つご紹介します。これを読めば、鳥取のイメージが変わるかもしれませんよ。さっそく見てみましょう!

 

【1】砂丘は遠足の定番スポットすぎてもはや飽きる


砂丘
(c)Shutterstock.com

鳥取といえば砂丘が一番最初に思いつく人、多いのではないでしょうか。その通り、鳥取砂丘は観光可能な砂丘としては日本最大だと言われています。そんな有名な砂丘ですが、鳥取市内の小中高生にとっては定番の遠足スポットになっています。しかも徒歩で! 私も小学生、高校生の9年間はみんなで歩いて毎年砂丘遠足に行きました(笑)。なので、鳥取市内の子どもたちに砂丘について聞いても「飽きた…」と言われる可能性が高いです。鳥取市内の子どもたちは、砂丘に行き過ぎているというのがあるあるの1つです。

「鳥取市民にとっては定番すぎて、もはや砂丘はあまり観光スポットとして認識されていない」というのがあるあるですが、観光客向けには様々なアクティビティが展開されています。ラクダに乗れたり、パラグライダーやリフトに乗って上から砂丘を眺めることができたり。他にも、砂像彫刻が集まった「砂の美術館」や砂丘の近くには遊具がたくさん集まった「こどもの国」もあります。観光地としては魅力のあるスポットだと思うので、ぜひ一度訪れてみては!?

 

【2】山奥にある、待ち時間2時間超えの絶品パンケーキに並ぶ


都会に行けば美味しいスイーツのお店がたくさん。正直鳥取にはないものが多いです…。そんな中、鳥取市内から車で40分ほどの山奥にある「大江ノ郷」知っていますか? 最近は県外から来ている人も多いので、もしかしたら聞いたことがある人もいるかもしれません。

ここは牧場にもなっていて、その牧場で採れた卵を使ったパンケーキが大人気なのですが、いつ行っても行列…! 平日でも1時間近く待つことが多く、土日になると2時間~3時間待ちになることも。どこを見渡しても山しかなのに、この場所だけ人がたくさんいるという、なんとも不思議な感じです(笑)。待ち時間は長いけど、自然豊かな鳥取の原料を使ったその味は大満足です♡ 季節限定のメニューもありますよ。

また、パンケーキ以外にも、地元の食材を使ったレストランがあったり、テイクアウトができるスイーツのお店やパン屋さんもたくさん入っています。田舎に住む人たちがオシャレを求めて、さらなる田舎に行きがちなのがあるあるです(笑)。山の中にただ1つだけ存在する美食空間、おすすめします! ただ、本当に山の中なので車でしか行けないというのが問題ですが……。

 

【3】空港の名前が独特


鳥取市内にある空港の名前、知っていますか? なんと「鳥取空港」ではなく……「鳥取砂丘コナン空港」なんです。

コナン空港
空港内にはこんなオブジェもあります。 画像提供/鳥取県

先ほど紹介した鳥取を象徴する砂丘と、「名探偵コナン」の原作者である青山剛昌さんが鳥取出身であることから来ています。2015年に採用されたこの愛称、今のところまだそこまで意識していないのも県民あるある。

しかも鳥取空港は羽田便しかなく、小さな空港なので、田舎に馴染みがない人は驚くかもしれません。鳥取県西部の米子市にある米子空港は、アジア3都市に行く国際線もあるんですけどね……。鳥取は新幹線も通っていないので、どこに行くのも交通の便があまり良くないというのも悲しいあるあるです。

 

【4】鳥取県民のソウルフード「白バラ牛乳」が通じなくて驚く


アンテナショップには売っていますが、この「白バラ牛乳」、鳥取県民ではおなじみなんです。学校給食に出てくる牛乳もこれ!

白バラ牛乳
画像提供/大山乳業農業協同組合

鳥取県には「大山」という登山もできる山があるのですが、「白バラ牛乳」は大山の牧場・工場から生まれたもの。「日本一老けない牛乳」として評されたほど、酪農に優れています。子どもの頃から当たり前に目にしているので、県外に出たとき、逆に通じないことに驚くのがあるある! また「白バラコーヒー牛乳」も人気です! この牛乳を使った乳製品やお菓子もありますし、オンラインストアもあるので、興味があればぜひのぞいてみてください♪

他にも、大山で育てられた鶏肉「大山鶏」も最近、全国のレストランで使われるほどのブランド鶏になっていますよ~。

 

【5】電車じゃなくて汽車。さらに自動改札機もない


汽車
(c)Shutterstock.com

鳥取は車社会なので、そもそも電車に乗る人は少ないのですが、鳥取を走る山陰本線ではほとんどの電車はまだまだ電化されていないんです…! (ほとんど島根に近い伯耆大山駅より西だけが電化していますが、これまたやっぱり鳥取西部の米子エリア)「どういうこと!?」と思うかもしれませんが、実はディーゼルエンジンで走るディーゼルカーなんです。そのため、鳥取人は「電車」ではなく、「汽車・列車」と言いがちなのが県民あるあるです。「いや、ちょっと待って、いつの時代だ?」って思うかもしれませんが、2020年でもまだまだ現役。1両・2両しかない汽車。鳥取を訪れたときにはぜひ乗ってみてはいかがでしょうか♪

さらに、県庁所在地にある鳥取駅には、未だに自動改札機がありません。確かに、利用する人数も少ないし新幹線もないし、なくても困らないというのは事実。世の中はキャッシュレスやモバイルICカードの時代を迎えているのに、かなりアナログな生活を送っているんです。

ちなみに、西部の米子市では、2016年に自動改札機が導入されています。空港にしても駅にしても、県庁所在地の鳥取市より、米子市の方がちょっと進んでる……というのも、かなり鳥取あるあるかもしれません。

 

 

以上、鳥取出身の私から見た鳥取あるあるをご紹介しました! 山の中にある行列のできるパンケーキだったり、未だに電車と呼ばれるものが存在していなかったり…。知られざる鳥取のおもしろさが発見できたのではないでしょうか。イメージ通りでしたか? それとも何かイメージが変わりましたか? 交通の便があまりよくなく、行きにくい場所ではあると思いますが、ぜひ一度は訪れてみてほしいです。田舎特有の雰囲気が味わえますよ~。(澤夏花)

 

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