■3月1日公開『映画ドラえもん のび太の月面探査記」が大人でも楽しめる訳
こんにちは。CanCam it girlの竹本萌瑛子です(*^^*)
映画ドラえもんシリーズ第39作目になる『映画ドラえもん のび太の月面探査記』の試写会に行ってきました~! 早速、気になった見所ポイントをご紹介していきますっ。
■脚本は直木賞作家・辻村深月さん
「私の小説のすべてはドラえもんと藤子先生から教えてもらったことでできています。もしドラえもんがいなければ、私は今と同じ形で小説を書いていなかっただろうし、作家になることもなかったと思います」とコメントされるほど、『ドラえもん』を愛している辻村深月さん。思いの強さは、ご自身の作品の登場人物を『ドラえもん』の作者、藤子・F・不二雄先生を敬愛する設定にしてしまうほど…! こんな情報を聞いてしまったら、辻村さんが描くドラえもんはどんな世界なのだろう、と上映前からワクワクしてしまいます。
■キーワードは「想像力」
「月ではウサギがお餅をついている」きっと誰もが聞いたことのあるお話。でも本気で信じている人は、そう多くないはず。みんなに馬鹿にされようとも、「大人だって月にはウサギがいるって言ってたのに、いついないことになったんだよ!!」と、ドキッとするセリフとともに想像力を貫くのび太。
ドラえもんの力を借りて、月へ行き、「ウサギ王国」を作っちゃいます。「ウサギ王国」をきっかけに、エスパルという不思議な力を持った子どもたちと出会ったり、エスパルを狙う敵と遭遇したり…最初から最後まで、いろんな登場人物の「想像力」に注目してほしいです。
■おとぎ話の古風さと、現代的なテクノロジーが溶け合った世界観
「宇宙」というとワクワクするのと同時に、テクノロジーのような難しいイメージが湧くかもしれません。でも「月」というと、日本には「月」にまつわるおとぎ話や昔話がたくさんあって、どこか懐かしいイメージも湧きませんか? 月のウサギや、狼男、かぐや姫…。今回の『ドラえもん』では、そんな現代的なイメージと古風なイメージが混ざり合った世界を楽しめるようになっています。最初は原始的に、竹で火起こししていた「ウサギ王国」も訪れるたびに発展していてワクワクが止まりません。
■お餅だらけ!
「月ではウサギがお餅をついている」という説をモチーフにしているだけあって、「お餅」がたくさん出てきます(笑)。特に「ウサギ王国」のおもてなしとして出される、お餅スイーツの数々は魅力的。空前のタピオカブームで「もちもち」に魅了されている方も多いのではないでしょうか、私のように。マジで、鑑賞中お腹鳴るので、ご注意を。
■しずかちゃんの注目ポイント
ドラえもんの映画シリーズでは、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの活躍もひとつの見所ですよね。今回もみんなしっかり活躍していました。でも特に注目してほしいのは、しずかちゃん。のび太の想像力を決して否定しない優しさと、土壇場でのとっさの機転の利き方。地球から宇宙に向かう宇宙船の中でも、「お風呂ある?」と美容にまで気をつかえるしずかちゃんには、同じ女子として見習いたい部分がたくさんあるなあと改めて感じました。目指せ!しずかちゃん!
■固い「友情」とさりげない「親子愛」
映画ドラえもんは、毎回おとなも泣いてしまうほど愛に満ちた作品になっています。が、今回は脚本が直木賞作家・辻村深月さんということもあって、「友情」や「愛」の描かれ方が、いつも以上に情緒的なのが特徴でした。力強くて、まっすぐなセリフたち。ちりばめられた伏線。それでいて、ツッコミどころ満載なのび太たちのほっこり感。そんな視点で楽しむ『ドラえもん』はおとなだけに許された贅沢な特権だなぁと思います。
ちなみに、私は泣きました。
むしろおとな向けなのでは…?と思ってしまうくらい、楽しめます。
■声優陣も超豪華
映画ドラえもんでは、毎回様々なジャンルで活躍するトップランナーたちが声優を務めますが、今回も超豪華なゲストが集結しています。
月の裏側に住む謎の美少女「ルナ」役には、広瀬アリスさん。物語の中でドラえもんたちと対峙することになる敵の兵士「キャンサー」役には、ロッチ・中岡創一さん。そんなキャンサーと一緒に行動する敵の兵士「クラブ」役に映画ドラえもん史上初となる3年連続ゲスト声優を務めるサバンナ・高橋茂雄さん。そして、ディアボロの部下で、エスパルを探す部隊の隊長「ゴタート」役に、柳楽優弥さん。ある目的のためにエスパルの力を求める、物語りのカギを握る存在である「ディアボロ」役に日本を代表する名バイプレーヤーである吉田鋼太郎さん。それぞれの声にも、ぜひ注目してみてください。個人的には吉田鋼太郎さんのダンディな声がたまらんでした。
『映画ドラえもん のび太の月面探査記』、興味を持っていただけたでしょうか?
辻村さんの作品を読んだことのある方も、読んだことがない方も、もちろんドラえもんファンも、きっと観終わったときには子どもに負けない「想像力」が蘇る作品だと思います。 ぜひ、劇場に足を運んでみてください!(竹本萌瑛子)
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