Little Glee Monster、NEWアルバム『FLAVA』をリリース！スペシャルインタビュー
2018年はコカ・コーラのイメージソング『世界はあなたに笑いかけている』が幅広い層に聴かれ、かねて目標だった海外でのライブを成功に収めるなど、躍進の年だったLittle Glee Monster（リトグリ）。1月16日にNEWアルバム『FLAVA』をリリースした彼女たちに、アルバム収録曲の裏話を訊きました。
■アウェイでもこの曲が助けてくれる
CanCam編集部（以下、CanCam） 今年はフェスにもたくさん出演されましたよね。
かれん そうですね。出演者がバンドばっかりでリトグリを知らないかたが多いフェスもあったんですけど、「せかわら」を歌うと客席から「ああ〜！」って声が上がったりして。
CanCam 『世界はあなたに笑いかけている』は、コカ・コーラのCM曲としてとても多くの人に認知されていますよね。
芹奈 リトグリは知らなくても「せかわら」は知っているというかたが多くて、何度もこの曲に助けられてきました。だから、アウェイな現場では必ず最後に歌うようにしてるんです。
MAYU これまではリトグリで一番代表的な曲って言ったら『好きだ。』だったと思うんですけど、それを更新できたというか。しかもこの曲は、ファンに限らず、リトグリを知らない人でも「あの曲ね」ってなる曲だと思うんです。
CanCam まさにそうですね。
MAYU ずっとリトグリを好きでいてくれたかたにも新しい代表曲を届けてあげられたと思うし、この曲をきっかけにリトグリを聴いてくれるようになったって言ってくれる人も去年とても多くて。それは本当にうれしかったですね。
■1人5役を演じた意欲作『恋を焦らず』
CanCam ほか、特徴的なところでは『恋を焦らず』。全員でのユニゾン部分がおもしろいですよね。古いソウルのような独特の抑揚で、曲の主人公の恋にダメ出しする。
かれん 「いやいやダメ 彼はダメ」のところですね。はじめての挑戦でした。
manaka あれ、1人5役で歌ってるんです。
CanCam え！ ということは、5役×5人で25人分の声があのくだりに使われている？
芹奈 そうですね。レコーディング当日、作曲のKEN（for 2SOUL MUSIC Inc.）さんから突然言われて。
かれん 「次は小さな子供のイメージで」とか「次、低い声で」とか、次々お題を出されたんです。
芹奈 自分のレコーディングのときだけかな？ って思ってたんですけど、あとで聞いたらみんなも5役やったって言ってて驚きました。
CanCam あのくだりを聴くと、教室でクラスメイトが自分を取り囲んで非難してくるような映像が思い浮かぶと思うんです。それって、実際に25人ぶん別人としてキャラクターを作っているからこその群衆感なのかなと。
全員 うんうん！
芹奈 そうですね！ そういう詰められてる雰囲気が出せたんじゃないかと思います。
CanCam 歌いかたの解釈というか、力強く歌いあげるのか、か細い声で繊細に表現するのか、といった方針については、みなさんですり合わせるんでしょうか？
MAYU レコーディングで前に歌った人の歌い方に合わせて自分の出方を考えるっていう感じですね。
CanCam なるほど、歌う順番通りに1人ずつレコーディングするんですね。
芹奈 今回、アルバムの最後の曲だけはみんなで一斉にレコーディングしたんですけど、基本は1人ずつですね。
manaka 前の人のを聴けば、やりたいことがわかるので、それを受けて考えてます。
MAYU 前のパートの人がパワー強めで来たなら、私はもう少し抑えて出すと全体が滑らかになるかなとか。バトンを繋ぐ感じですね。
