新年の運気アップさせる!伊勢神宮に聞いた「運気が上がる」「運気が下がる」初詣のしかた

初詣は、一年の感謝を神様に捧げて、新年の無事と平安を祈願するとても大切な行事です。ただ、実際に訪れると、どんな手順・作法でお詣りをするべきか、迷う方も多いのではないでしょうか?

そこで、伊勢神宮の広報室 神宮主事の音羽 悟さんに初詣の正しいお参りの仕方を伺いました!

初詣

Q.初詣は何日から何日までに行けばいいのですか? この日に行った方がいいという日にちはありますか?

正月の三が日(1月1~3日)が一般的ですが、旧暦の正月つまり2月の節分までに初詣をするのが好ましいです。しかし、特にこの日までにお参りをしなくちゃいけない、という決まりはなく、さらに、回数も定められていません。神社では、初詣に来た日=吉日、という考え方なので、いつお参りをしてもいいです。

 

Q.初詣に行くときの正しい服装などはありますか?

いわゆる、晴れ着が一番好ましいと考えられます。一年の感謝を神様に捧げますので、男性は背広にネクタイという正装がいいと思われます。ただ、カジュアルな服装がいけないというわけではなく、不敬にならない服装をおすすめしております。

 

Q.マフラーやコート、帽子はつけたままお参りしてもいいですか?

道中は問題ありませんが、お参りする時は、すべて外していただくのが理想です。

 

Q.お参りする時に正しい手の洗い方を教えてください。

拝礼の前に手を洗い口をすすいで身を清めます。まず、右手で柄杓を持って水を汲み、左手に水を掛けて清めます。左手に柄杓を持ち替え、左手の時と同様に水を汲み、右手に水を掛けて清めます。右手で柄杓を持って水を汲み、左手のひらに水を受け、その水を口に含んで口をすすぎます。もう一度左手を清め、柄杓を立てて残った水を柄に流して清めるのが一連の流れになります。

 

Q.参道で気を付けることはありますか?

参道では、基本的に中央を歩くのは控えた方がいいです。中央は神様の通る道とされているため、端を歩きましょう。鳥居をひとつ越えるごとに、神様の領域に近づくため、鳥居の前では立ち止まり、軽く一礼してから進むのが好ましいです。

 

Q.鐘を鳴らすタイミングはいつですか? 何回鳴らすのが正しいですか?

神社でも鐘がついているところとついていないところがありますが、基本的には、お賽銭をあげて、鐘を鳴らして、二礼二拍手一礼をしてから、お祈りしましょう。だいたい三回ほど鳴らすのがいいです。

 

Q.お賽銭はいくらくらい入れればいいのでしょうか?

年齢層や立場により、さまざまです。伊勢神宮の場合ですと、大人なら100円、子供なら10円程度が平均です。ただ、お賽銭は神様への気持ちが大事ですので、特に決まりはありません。

 

Q.自分の願い事をしてはいけない、と聞いたことがあるのですが?

伊勢神宮は、日頃のご加護に対する感謝を神様に伝える場所と言われています。でも、国家の安霊であったり、平和など公の祈りを捧げたあと、個人的なお願い事をしても構いません。

 

Q.喪中の初詣は控えた方がいいのですか?

地方によっても差があると思いますが、一般的に、ご両親の場合は、50日くらいを目安に、祖父母など近親者であったら10日くらいは初詣をご遠慮いただいた方がいいかもしれません。

 

Q.「これはやらない方がいい!」という初詣の仕方はありますか?

お正月ということもあり、飲酒されてから初詣に来られる方が多いのですが、それは止めていただいた方がいいです。神様に一年のご報告をして、お供え物をして、それから自分たちで召し上がっていただくのがいいと思います。

 

謙虚な気持ちで、正しい初詣をすれば、運気も上がりそうですよね。神様に感謝をしながら気持ちよく一年をスタートしましょう!(松本美保)

 

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