作家LiLyさんの新刊『ブラックムスク』発売記念トークショー&サイン会に「20代のころから友達」という土屋アンナさんがゲストで登場! LiLyさんが土屋アンナさんのことを「この子、いい子なのよー。ウチに来たとき、気がついたら冷蔵庫掃除してくれるの!」と紹介すれば、アンナさんも「だって汚いんだもん! 普通なら『やらせちゃってごめん!』とか言うじゃん。でもこの人、『あ、ありがとー』って言ってそのままどっか行っちゃうの(笑)」と仲良しエピソードを披露。トークショーに参加した読者の女性たちを大いに盛り上げました。
『ブラックムスク』は表参道を舞台に、異なる生き方をする6人の女性をリアルに描いた小説。
「けっこう取材したんでしょ?」と質問する土屋アンナさんに「けっこうした。自分と違うことを書きたいなって思って」とLiLyさん。すると「アンナも自分とは全然違うタイプだなと思って読んでたのね。でも、だんだん登場人物の中に入っていっちゃった。普段、生活する中でみんなが口にしない感情ってあるじゃない。そういうエグいとこや、誰もがぜったい内面に抱えてる悲しみみたいなのを(本で)拾ってくれてるの。誰にも、友達にも言えないって思っている人が読んだら救われると思う。まじで、天才!」とアンナさんはベタ褒め。
さらに『ブラックムスク』のテーマが“女性の自意識”であることを受けて「モデルのことも書いたんだけど、私22歳くらいのときは、めちゃくちゃかわいくなりたかったのね。一生懸命、お化粧したり、人からどう見られるか考えたり。そんなとき、アンナに出会ったら、めちゃくちゃ無頓着でびっくりした(笑)」と思い出を披露するLiLyさん。それに対しアンナさんは「あたしの美は筋肉カッコイイみたいなアスリート系だから。日焼けもするし、ニキビもつぶすね(笑)」と観客を笑わせました。
最後にアンナさんに『ブラックムスク』読んだ後の感想を聞いてみると「自分ももっと変わってもいいのかなと思ったし、もっともっとがむしゃらに生きてみたいっていう気持ちになった」と、アンナさん自身も自らが救われる部分があった様子。トークショー後のLiLyさんのサイン会では、読者1人1人と丁寧に向き合う姿が印象的でした。Woman Insightでは、さらにLiLyさんを独占取材する予定です。お楽しみに!(安念美和子)
【あわせて読みたい】
※高垣麗子初のスタイル本『くいしんぼ。』出版記念!裏話を独占直撃。