◆ほんもの遊び人・高野さんが教える、横浜おさんぽデートのすすめ【たかのさんぽ　元町・横浜中華街編　第7回】

あなたは「極上の遊び」を、知っていますか？

それは、「お金をかけなければいけないこと」や「自分には縁遠いこと」……そんな風に思ってはいませんか？
でも、そこまでお金をかけなくても、遊びの種も、毎日を楽しく過ごす方法も、たくさんあるのです。

そんな「極上の遊び」のナビゲートをしてくれるのは、東京・築地生まれ、銀座界隈で幼少期を過ごし、東京中、そして日本中の「究極」や「いいもの」「おいしいもの」を知り尽くした「ほんとうの遊び人」で、現在TSIホールディングスなどで顧問をつとめる高野茂さん。

今回は、CanCam it girl　渡辺光沙子さんを、元町・横浜中華街エリアの「極上のさんぽデート」に連れていってくれました。

【第7回】デートの達人は、デートの最後に「ある場所」に立ち寄る

ここまで、朝粥にはじまり、パン屋めぐりをしながら港の見える丘公園に行き、中国茶専門店でひと息ついたと思ったら目を奪われるおやつを発見、そして占い……と、元町・中華街エリアを遊び尽くし歩きに歩いて、最後に高野さんが連れて行ってくれたのは、なんと足ツボマッサージ屋さん！

こちらの「ニライカナイ」は、高野さんが横浜や元町・中華街エリアを訪れたときはもちろん、鎌倉や湘南エリアなど、少々離れた場所に行ったあとも、わざわざ中華街に立ち寄って、ここで足ツボマッサージをしてもらう……と、実際にリピートしている店！　その技術力の高さはお墨付きです。
路面にあるので、ふらっと入りやすい雰囲気なのもポイント。足裏のみなら15分で1500円……と、気軽に入れます♪　他にも気分によってさまざまなコースがあるので、ちょこっと行きたい方も、しっかり癒して欲しい人も満足すること間違いなし。

「デートに連れて行く店は、自分が実際に感動した店。もし行ったことがないところに一緒に行くとしたら、どんなところか、何があるのか下調べをしてから行きます」という高野さん。デートは下調べやプランニングからスタートしているのですね……！

それにしても、デートプランの最後に足ツボマッサージを入れてくれるなんて……なんて優しいんでしょう……！　最後にマッサージがあるデートに連れて行ってもらえたら、それだけで「また会いたい」と思ってしまいそうです。

ニライカナイの店内は、スタッフが手作りで手掛けた内装ということもあり、ほっと落ちつく、アットホームなあたたかい雰囲気が漂っています。移転前のお店や、さらに以前、沖縄にお店を構えていた頃にも使っていた、手作りの引き戸や窓、ランプなどを使っているとのこと。

それでは早速、足ツボをお願いします！

座り心地満点の椅子に高野さんとみちゃみちゃが並んで座り、施術スタート。スタッフさんは薄い手袋をして丁寧にマッサージを行ってくれます。

ピース♪

……と、最初はピースをする余裕もありましたが、しっかりツボを押してくれるので結構痛い！　絶妙な「痛キモチイイ」ラインを突いてきます。（弱めることもできますが、終わったあとのすっきり感が欲しかったら、やっぱりお店の方おすすめの強さがいちばん）痛かった場所によって、どこが疲れていますね……とアドバイスをくれるのも嬉しい。

しっかりほぐして……。

最後に脚をぐいっと伸ばして……完了！

終わったあとは左右で脚の色が全然違うんです！

このニライカナイでは中国・台湾式のマッサージにオリジナルを加えた「ニライカナイ式」マッサージをしています。一般的に足ツボと言われる反射区はもちろんですが、広範囲にわたって老廃物をしっかり流すように、「こうやったらもっと流れが良くなるのでは」と常にイメージしながら丁寧にマッサージをしてくれます。血液の流れが良くなり、血色アップ。

左を終えたら次は右へ。

それにしてもさっきまで「痛い！」などと言っていたおふたり、やたら静かですが……。

寝。

あまりの気持ちよさに、最後はふたりともスヤスヤ……。気持ちよさの中うとうとしているうちにすべての施術が終了。あぁ、なんて幸せな時間なの……。

終わった後はこの顔です。すっきり！

靴を履いてお店を出たあとも、「足が軽い……！」とずっと驚いていましたよ。
一日しっかり遊んだあとって、どうしても「楽しかった！」と同時に「疲れた……」が襲ってくるものですが、こうやって最後にしっかり癒して帰れるって最高です。

元町・中華街エリアのお散歩デートを終え、最後はなんと、車で来ていた高野さんが東京まで送っていってくれることに……！
車の中、高野さんに「よく、ドライブデートで寝る女子はありえない、と聞きますが、高野さんはどう思いますか？」と聞いてみると、「全然OK。むしろ、そのくらい充実してたんだなって思います」と、なんとも寛大な一言……！

他にも、高野さんが「面白いもの」や「美しいもの」を見つけるコツも教えてくれましたよ。

「さっき間違って通り過ぎてしまったんだけれど、写真を見せるたびに“え、この写真どこで撮ったんですか？”と聞かれ、このあたりだよ、と答えると驚かれる美しい場所があります。

高野さんはいろいろなものを見つけるのがうまいですね、と言ってもらえることが多いけれど、それは仲良くしていたカメラマンの視点から学んだな、と思います。例えばその人は、僕だったら見過ごすような「え、そんなのあった？」というゴミ箱を素晴らしい被写体に変える。それを見ていると、いろんなものをさらっと見過ごすのってもったいない、と思うようになった。

だから、ひとつひとつのことをきちんと見る。気になったものがあったら、止まってみる。「止まる」って、やっぱり心に焼き付くんです。そうして良いなと思ったものを、誰かにこれ良かったよとすすめたいし、お土産で買っていけるものなら買っていって、これ美味しいんだよ、と食べてもらいたい。結局、誰かが喜んでくれることが嬉しいんですよね」

高野さんが多くの人に信頼され、愛される理由のひとつがわかった気がしました。

去り際に「またデートしましょうね♪」と言いながら帰っていったみちゃみちゃ。大満足の一日となったようです♡

「気になる……」と思ったあなた、まずは行動してみることからすべてが始まります。
行きたいところ、気になるところ……それらを「いつか行きたい」の希望で終わらせるのではなく、「今、行ってみる」の一歩を大切に。それだけで、少しずつでも、だいぶ世界は変わっていくはずですよ。
これを読んでいるあなたの毎日が、少しでも楽しいものになりますように♪

ナビゲーター　高野　茂
1961年東京・築地生まれ。青山学院大学卒業。女性ファッション誌『JJ』にて、「関東VS関西企画」をはじめとしたヒット企画を生む。アパレル上場会社の東京スタイル取締役・TSIホールディングス取締役を経て、現在はTSIホールディングス顧問。
その人柄と自身の五感・経験に基づいた遊び情報は、モデル・業界人からも厚い信頼を寄せられており、日本各地のおすすめ情報を聞かれること多々。