色気がある女性と聞いて、どんな女性を思い浮かべますか?
グラマラスでどんな服でも着こなす女性? それとも、所作が美しく和装が似合うしとやかな女性? 人それぞれにイメージがあると思いますが、「色気があるね」と褒められるのは、女性としてやっぱり誇らしい気持ちになりますよね。
資生堂の行ったアンケート調査によれば、「色気が欲しい」と答えた女性は全体の76.5%と、かなりの割合にのぼることが分かりました。でも、実際「色気があるね」と言われたことがある女性はというと……
同性から言われたことがある……21.5%
異性から言われたことがある……24.2%
両方から言われたことがある……18.5%
いずれも2割前後という、かなり少ない結果になりました。
欲しいけれどなかなか手に入らない、色気。人に「色気がある」と言われる女性とそうでない女性では、一体何が違うのでしょうか?
■色気とは「異性にモテること」……ではない!
そもそも「色気」って一体何でしょう? 先ほどのアンケートを見ると、色気がある人とそうでない人では、この答えにも大きな差が現れるようです。
色気があると言われたことのない人は「女性の色気を構成する要素」を訊かれると、「よく分からない(22.9%)」もしくは「異性からモテること(17.4%)」と抽象的に答えることが多いもよう。ところが、色気があると言われる人は、同じ問いに対し「自信(18.0%)」「やわらかい雰囲気(18.0%)」「知性(17.1%)」と明確な回答をしています。
ここで注目したいのが、色気のある女性が考える「色気」とは、異性にモテることではないということ! 彼女たちはむしろ、自分に対する自信やイメージ、そして一見色気とはほど遠いイメージのある「知性」を色気だと考えているのです。
色気、奥が深いですね!
■色気ある女性が重視するパーツ、それは……
そしてもう一つ、色気があると言われる女性とそうでない女性との差がくっきりと現れたのが「髪」に対する注目度でした。
「外見的に女性の色気を感じるパーツ」を訊いたところ、色気があると言われる女性の71.2%が「髪」と回答。そうでない女性で髪と回答したのは53.3%と、20%近く差が現れたのです。
色気があると言われる女性は、髪に大注目している! とくに「髪の艶」は女性の色気にとって大事な要素だと専門家は話します。
■髪の艶に惹かれるのは、じつは人間の本能
立正大学心理学部名誉教授の齊藤勇氏によると、髪に限らず身体のパーツのあらゆる「艶」に惹かれるのは、人間が持つ本能なのだとか。人は、光るものや動くものなど変化のあるものに目が行ってしまう、惹かれてしまう傾向があるのだそうです。
たしかに髪だけでなく、唇のうるおい感や、みずみずしい肌ツヤなどは、男性に大人気ですね。女性だって、小動物のウルウルした目元に弱いもの。そんなあらゆるパーツの中でも「髪」は面積がとっても広く、髪の艶はその人の印象を決める大きなポイントとなります。
ためしに次の女性の写真を比べてみてください。
左側はノーメーク、右側はフルメークしているのですが、「色気があるな」「魅力的だな」と感じるのはノーメークの左側ではありませんか? 髪の艶は、印象をこんなに左右するものなのです。
■色気は「自信」と「知性」と「髪の艶」で作る!
色気を追究しようとすると、どうしても「性的な魅力」の方に意識が向きがちですが、本当に色気のある人はむしろその逆とも思える3つのポイントを磨いていました。
きちんと自立して自分を保つ「自信」!
女性だからこそ積極的に身につけたい「知性」!
そして、きちんとケアすることでしか手に入らない「髪の艶」!
エロティックな服装よりも、この3つを意識することの方がイマドキの「色気ある女」に近づけるようですね。(豊島オリカ)
情報提供元:資生堂
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