ちょっとのコツで太らない!管理栄養士が教える、おやつを食べてやせる方法

管理栄養士が教える、おやつを食べてやせる方法

「おやつ」と聞いたら、どんな印象を抱きますか?

ダイエットの天敵。本当は食べちゃいけないのに食べちゃうもの。体に悪いとわかっていながら手が伸びてしまう……。

おやつ

ご安心ください。そんな「おやつ=健康やダイエットに悪い」というのは過去の話です。最新の栄養学を踏まえると、「上手におやつを食べれば、食べるほど健康になれて、太らない」のです。
そんな「太らない間食のコツ」を紹介している書籍、『太らない間食 最新の栄養学がすすめる「3食+おやつ」習慣』より、いくつかのコツや、おやつを食べたほうがいい理由をご紹介します。

 

【動画でもチェック】

 

おやつを食べたほうがいい理由:その1

sub1
おやつはうまく付き合えば、体型維持やダイエットにつながります。

なぜか。そもそも「太ってしまう」理由はとてもシンプルで、「1日の総摂取カロリー>消費カロリー」になるからです。たったそれだけで、食べ過ぎなければ太ることもないのに、なぜ食べ過ぎてしまうのでしょうか。

それは「血糖値の上下」が関係しています。血糖値が急激に上がるものを食べると、下がるのも急激になり、下がるときに強い空腹感を覚えます。
この「血糖値を急激に上げない」ために、間食をうまく利用するのが有効です。
さらに、空腹のときに何かを食べると、体が「吸収して蓄えなければ!」と脂肪になりやすい説も。ナッツやドライフルーツなどの健康おやつを適度に食べることで、「空腹になりすぎない」=「一気に吸収しすぎない」という利点もあります。


おやつを食べたほうがいい理由:その2

sub2

間食の役割は、ただ空腹を満たすだけではありません。ストレスを解消し、集中力を維持するのにも役立ちます。
逆に、間食を食べたい気持ちをガマンしていると、その時間は脳の働きが鈍って、思うような成果が出せなくなってしまいます。
上手に間食をとることで、ストレスなく集中力を維持でき、仕事も勉強もはかどります。


おやつを食べたほうがいい理由:その3

sub3
3食の食事だけで、十分な栄養をとりきれている人は、実はそう多くはありません。つい「炭水化物ばかり……」「たんぱく質が少ない」「良質な油がとれていない」「野菜やフルーツが少ない」など、栄養バランスが偏ってしまっている傾向にあります。
そんな人こそ、足りない栄養素を間食で補いましょう。たとえばヨーグルトを食べる、ナッツ入りのチョコレートを食べる、フルーツを食べる……それだけで1日の栄養バランスを整えることができます。

それ以外にも本書では「50歳以上の女性」「血糖値が高めの人」など、その人に合わせたおすすめ間食なども紹介されています。

ナッツ

 


間食クイズ・賢い間食はどっち?

最後に間食クイズでダイエット向きのおやつをチェックしてみましょう!

・クッキーorチョコレート

・梅おにぎりor鮭おにぎり

・肉まんorあんまん

・ショートケーキorフルーツタルト

(c)Shutterstock
(c)Shutterstock

考えましたか?

これは、それぞれ「チョコレート」「鮭おにぎり」「肉まん」「フルーツタルト」です。

その理由は、含まれている栄養素。たとえば、おやつに含まれ、太る原因となっている「糖質」や「脂質」は、鮭おにぎりの“鮭”や、肉まんの“肉”部分に含まれている「たんぱく質」をとることで効率よく代謝できる(=体に蓄積されない)、生クリームたっぷりのケーキよりはフルーツたっぷりのタルトのほうがいい、チョコレートは食欲を抑える効果やストレス緩和効果がある……などなど、「おやつに向いている」間食が存在します。

 


【まとめ】

もちろん時と場合によって「クッキーが食べたい!」「ポテチが大好き!」ということもあるでしょう。そういうときにも、「たんぱく質を含まれている食品を同時にとる」など、食べ合わせを考えればOK。

最新の正しいおやつ事情がまるっと紹介されているこの1冊、是非チェックしてみてくださいね。(後藤香織)

cover4c

太らない間食
最新の栄養学がすすめる「3食+おやつ」習慣
足立香代子 著
1,280円+税(文響社)