『AneCan』専属モデルとして、そして絵や小説の分野でも幅広く活躍する押切もえさんのバースデー記念インタビュー、最終回となる3回めです!
これまで「甘えられるようになった自分」「あの話題のCMの裏側」などさまざまなことをうかがってきましたが、今回は「結婚」についても直撃してみました。
36歳となるもえさんが、今考えていることとは…!?
Woman Insight(以下、WI)36歳。これからチャレンジしてみたいことがあれば教えてください。
押切もえさん(以下、もえ)これはね、いーっぱいあるんですよ! その中でもやりたいな、と思うのは司会ですかね。今年、90歳になるおばあちゃんに5〜6年ぶりに会ったんですが、そのとき「もう司会やらないの?」と聞かれて。以前司会をさせていただいたときにいっぱい失敗して、もう私には話が来ないかもしれない……と思ったことがありますが、ラジオなどで経験を積んでいるのでチャンスはあるはず! と思っています。あとはね、子ども産みたい。
WI おお! 今年は『AneCan』モデル陣は、高垣麗子さんに森絵里香さん、葛岡碧さんの結婚や、蛯原友里さんの出産などおめでたいニュースが相次ぎましたしね! もえさんは実際のところどうでしょう……?
もえ 昔はすごく結婚したかったんですけど、30代に入ってからくらいかな? あんまり結婚したいと思わないというか、今じゃないかもな、と思っているんですよね。
WI それは仕事が好きだから……という感じでしょうか。
もえ 仕事は好きだけど、なんだろう、常に今がいちばんいいんですよ。だから特に予定もないのにマリッジブルーというか(笑)。結婚したら恋愛はもうできなくなるのか、そう思うともっと好きな人ができたりするんじゃ……とか。子どもなんでしょうね。理想が高いのかも。でも前は「同棲絶対無理」って思っていたけど、今は別にいいかな……と思うので、もしかすると来年には変わってるかもしれません(笑)!
WI もえさんが今、いちばん楽しいことはなんですか?
もえ お出かけしているとき! 小説が全部書けたときとか、やらなきゃいけない宿題が全部終わって「今日はパソコンを持たなくていいんだ!」って、ちっちゃいバッグで出かけられる日は楽しいですね。
WI あぁーっ……(笑)それすっごくわかります、でも時間がないと結局できなかったりして……。
もえ そう(笑)。しめきり間際になると10分でもいいからやりたくてパソコンを持ち歩くんですけど、結局できないと重りをずっと持っていただけになる。でもいざ時間が空いたときに持っていないと「あーっここで進められたのに!」って(笑)。あとは何が楽しいかな、でも今は、なんだか何が起きても楽しいんです。いいことがあっても、落ち込んでも、やなことがあっても、何でも楽しい(笑)。
WI なんでも楽しいというプラス思考って最強ですね!
もえ ここで1時間空くはずだったのに意外と空かなかったとか、誰かと偶然会ってお話ししてしまったりとか……いろいろ予定通りに行かないことはいっぱいあるけど、そういうときは深呼吸だよね、あはは。なにかうまくいかないことがあっても、プラスに考えます。「これはきっと何かのタイミングなんだ」って。例えばこの間携帯が壊れたときもなんとかプラスに考えました(笑)。
WI え!? 携帯が壊れるって結構一大事じゃないですか!?
もえ しかも久しぶりのオフの日で、さぁ出かけよう! っていうときに、画面が割れて使えなくなって……(笑)。でも、いつも時間が空くとつい携帯ばかり見てしまうので、「これは今日は携帯さわらなくていいってことかも!」とプラスにとりました(笑)。どんなことがあっても、基本、前向きです。今はつらいことがあっても、5年後は絶対楽勝にできると思って冷静に向き合います。一生懸命やっていれば自分も後悔ないし……「一生懸命やれるなら、全部血となり肉となる」という言葉を聞いたんですよね。だから、一生懸命すべて向き合っていけば、ジャンルを越えたまったく別の仕事でも、絶対何か自分の力になる、と思っています。
WI とはいえ、死ぬほど忙しい、時間がない……というときもあるかと思いますが、そういうときはどうしていますか?
もえ だらだらやってしまわないように、早めに寝ます! 忙しいときほど23時くらいには寝て、4時とか5時くらいに起きます。たまに夜にすごく「今ならいくらでもできる!」と頭が冴えてしまうことがあるんですが、次の日がきつくなってしまうので、朝にまわそうと(笑)。あとは、ここ2〜3年心がけていることなのですが、まず「時間がない」と思わないようにします。
WI それは素晴らしいですね!
もえ いつでも「大丈夫、時間はある、たっぷりある」と思うようにしています。「時間がない!」と思うと本当に時間がなくなる、というか、「時間がない自分」を作ってしまうんですよ。だから1時間しか時間がないときも「大丈夫大丈夫、1時間もある!」って。できると思うとできちゃうものなんですよ。それに、仕事ができる人って皆さん冷静な方が多い。たとえば私が焦ってテンパっていても、編集の人は「大丈夫です、まずはこっちをやってください」と、一緒に焦ったりはしない。なんでも、一生懸命やっていれば血となり肉となるんです。来年も、なんでも自分が後悔しないように、手を抜かないようにひとつひとつ大事に向き合っていきたいですね。
思わず取材終了後に「見習います……!」と深々と頭を下げてしまいました。
さまざまな仕事を同時進行しつつも「時間がない」と思うことはせず、ひとつひとつと大事に向き合い、そしてプライベートも含め人生をしっかり楽しむ! そんなもえさんの姿勢に憧れる、という女性も多いのではないでしょうか。
「モデル」という仕事は「ファッションモデル」という意味のみならず、「生き方のモデル」という意味もある、という言葉を聞いたことがあります。もえさんはまさにそんな存在。
改めて、お誕生日おめでとうございます! 女性たちが「こうなりたい!」と憧れる、そんな存在であり続けてください!(後藤香織)
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