小学館発行の少女向け漫画雑誌『Sho-Comi』で活躍する水瀬藍先生、くまがい杏子先生。『青春ヘビーローテーション』『ハチミツにはつこい』『東京§神狼』『チョコレート・ヴァンパイア』など、数々のヒット作を生み出してきたふたりの画業20周年を記念した初の合同原画展「みなくま展」が、東京・有楽町マルイにて開催中です。
美麗な原画の数々、懐かしの付録コレクション、作家さんの仕事場デスク再現まで! ファン必見の内容をレポートします♡
◆懐かしい~!歴代『Sho-Comi』付録を展示
会場に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、おふたりのデビューからこれまでをまとめた年表と、歴代の『Sho-Comi』付録たち。ノートやクリアファイル、シャープペンシルなど美麗なイラストが印刷された定番アイテムから、パスケースやブーブークッション(!)まで盛りだくさん。「この付録、持ってた~!」と振り返りながら眺めるのも楽しそう♪
◆圧巻のトーンワーク!原画100点以上を展示
展示のメインは、なんといっても、100点以上の原画! 水瀬先生、くまがい先生が選んだ美麗な原画が、作品ごとに並んでいます!
水瀬先生の原画は、とにかくトーンワークが圧巻! 複数のスクリーントーンを重ねて貼ったり削ったりして、繊細でロマンティックな世界観が表現されています。カラー原画は特に、レース模様やネイルの柄など、細部までこだわりが光ります。至近距離でじっくり見られるのも原画展ならでは!
くまがい先生の原画では、アナログからデジタルへ移行していく過程が楽しめるのも見どころ。作品を追うごとに変化していく表現方法に、執筆に対するあくなき向上心が感じられます。
また、普段から親交が深い両先生ならではの企画として、お互いが選んだ相手の作品のお気に入りシーンも展示されています♡
◆SNS映え抜群のフォトスポット&お仕事デスクの再現コーナーも
両先生の胸キュンシーンを集めたスポットや、『青春ヘビーローテーション』と『チョコレート・ヴァンパイア』の世界観を再現したフォトスポットも登場。ハート型の風船や花で美しく彩られた空間で、作品の世界に入り込んで写真を撮るのも楽しそう!
さらに、おふたりの仕事部屋のデスクを完全再現したコーナーも。実際に使用している画材や資料、ぬいぐるみやお菓子など親しみを感じるアイテムも。このデスクで数々の名作が描かれてきたのか…と胸が高鳴ります。
会場内をよく見てみると、あちこちに直筆のイラストやサインも♡隅々までお見逃しなく!
◆ファン必携♡オリジナルグッズも販売
会場では、みなくま展を記念したオリジナルグッズほか、人気作品をフィーチャーした小学館公式グッズも多数販売。大切にしたい記念アイテムから普段使いできるグッズまで盛りだくさんです♪
「みなくま展」記念♡水瀬藍×くまがい杏子 特別対談!20年の歩みと創作への想いを語る
画業20周年を記念した「みなくま展」を記念して、水瀬藍先生とくまがい杏子先生のスペシャルな対談をお届け! 原画展の裏話から、お互いへのリスペクト、そして創作にかける想いまで、たっぷり伺いました♡
◆きっかけは「こぢんまりした原画展をやりたい」
──画業20周年と原画展の開催、おめでとうございます!
水瀬 ありがとうございます。最初は私たちだけで「せっかくの20周年だし、こぢんまりした原画展をやりたいね」って話をしていたんです。
くまがい 小さなスペースをお借りして、原画を数点飾って、グッズも手売りして…。そんな、コミケのような感じをイメージしていました(笑)。
水瀬 一応、編集部にも伝えておいたほうがいいよね、と思って話をしたら、「原画を飾るには保険とかかけないといけないんですよ」と言われて。え〜、そうなの~!? ってなって(笑)。
くまがい 全然知らなかったよね(笑)。
水瀬 結果的にこんな大きな規模になりました(笑)。
くまがい 会場も想像していたより華やかで、とにかく「すご〜い!」と興奮しっぱなしです。
◆注目してほしい原画はコレ!
──おふたりの、特に注目してほしい原画を教えてください!
水瀬 2011年から2013年ごろに連載していた『恋降るカラフル』の花火のシーンです。「どうすれば花火に見えるだろうか?」とアシスタントさんと話し合い、すごく時間をかけてたどり着いた表現だったので、ぜひ見てほしいです。
──ぜひ近くで見たいです!
水瀬 トーンって、実際のものと印刷されたもので見え方が変わるので、毎回、印刷されたらどうなるかまで計算しながら貼っています。
くまがい 私はそういう技術的なことはあんまり考えてないから、本当にすごい。
──くまがい先生のひと押しは?
くまがい 『あやかし緋扇』の大きなカラーイラストが思い出深いです。アナログカラーはコピックで塗っていて、筆先が細いんですよ。それで全部塗らなきゃいけなかったのが大変で。我ながら頑張ったなぁと思います。
水瀬 和服の柄も毎回すごいよね。
くまがい 着物を描くのはやっぱり大変。毎回、嫌だ〜! と思いつつ描いています(笑)。
◆お互いの原画を見て感じたこと
くまがい 水瀬先生の絵はやっぱり細かくてすごいです。花火の絵もそうだし、ウエディングドレスのレースとか。私は絶対に描けない! と思ってしまいます。
水瀬 いや、あれもアシスタントさんが頑張ってくれてるんだよ(笑)。
──水瀬先生はどうですか?
水瀬 くまきょー(くまがい先生の愛称)の原画は、修正跡が全然ないのがすごい! 修正跡も迷い線もほとんどなくて、無駄がない。私はいつも線を重ねちゃうから、本当にすごいなぁって。
くまがい 誤魔化してる? 全然そういうふうには見えない。
水瀬 あとはアップの絵の表情がどれもキマってる。あんなに大きい男子の顔のアップって、よく考えたら私はそんなに描いたことないかもしれないと思って。勉強になりました。
◆お互いに素敵だなと思うところ
水瀬 くまきょーは本当にプロフェッショナルです。いつも余計なことは考えず、ひたすら漫画のことだけを考えて集中していてかっこいい。
くまがい 私もまったく同じことを水瀬先生に対して思ってます(笑)。真摯に漫画と向き合っていて本当に尊敬してます。
水瀬 毎回、新作を作るたびに私が絶対に思い付かないようなストーリーや世界観を出してくる。どれだけ引き出しがあるんだろう? と思います。私は胸キュンしか描けないから。
くまがい いや、それがすごいんだって、胸キュンを追求できることが!
水瀬 得意分野が真逆だよね。だからこそ仲良くできているんじゃないかな。
◆今後描いていきたい漫画は?
水瀬 私は目の前のことしか見てないので、この先のことって聞かれると難しいんですが…。でも、常に「次の連載が最後だ」と思って描いてはいます。もしこれが最後の連載だとしたら、この作品で読者をどんな気持ちにさせたいのか……それを真剣に考えていきたいです。
くまがい 私は…、BLを描きたいです。
水瀬 また言ってる(笑)。
くまがい いろんなところで言ってるんですけど(笑)。やっぱり描いてみたいなと思って。今後、そういう機会があったら嬉しいです。
◆ファンのみなさんへメッセージ
くまがい こうやって原画展を開催できることになったのは、20年間応援してくださった読者の皆様のおかげです。恩返しの気持ちを込めた原画展だと思っています。読んでいた当時を思い出したりとかして、楽しみながら見ていただけたら嬉しいです。
水瀬 デビューした頃は20年間も漫画家を続けられるなんて思っていなかったけれど、読者の方が毎回くださる感想に励まされて、ここまで描いてくることができました。今回、そんな読者さんと自分が繋がる場所を作っていただけて嬉しいです。ぜひ原画を見て、楽しんでください♡
お互いへのリスペクトと、読者への感謝の気持ちがあふれる対談でした。ぜひ会場で、20年の想いが詰まった原画の数々を堪能してみて♡
会場:有楽町マルイ8F イベントスペース
日程:2026年1月9日(金)〜2月1日(日)時間:11:00~20:00
※最終入場は閉場の30分前まで
※最終日2月1日は17:00閉場
■イベント特設サイト
https://20th-minakuma.com/
■公式X
@20th_minakuma









