恒司と思い出のうな重を求めて
食べている姿って最高に男らしくてかわいい! そんなもぐもぐ姿だけを拝める連載。今回は、水上恒司さんが忙しい合間をぬって、うな重をご褒美にいただきます♡
今日は、好きなものを好きなだけめしあがれ! 私たち、見ているだけで幸せなので…♡
1999年5月12日生まれ、福岡県出身。2018年にドラマ『中学聖日記』で俳優デビュー。以降、NHK大河ドラマ『青天を衝け』やNHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を獲得するなど、役者界を背負う実力派。

©2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会
10月3日に公開される横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞した作品の実写映画『火喰鳥を、喰う』では、主人公・久喜雄司役を務める。12月には、主演映画『WIND BREAKER/ウィンドブレーカー』の公開を控える。
KOSHI’s Request→うなぎ
たまたま取材日が土用の丑の日間近ということで、リクエストはうなぎ! 朝の撮影でしたが、お店に入った瞬間、香ばしいにおいにテンションアップのご様子。まるまる1匹のったうな重を食べて元気チャージをしつつ、満腹で眠気もMAXに(笑)。
旬のものを食べて、日本の四季を感じたい
うな重おいしかったです! 僕だけ食べてすみません(笑)。今回のは皮がパリパリだったけど、今まで皮までふわふわ系のうなぎを食べてきたので新鮮でした。うなぎは、夏の土用の丑の日に毎回食べています。やっぱり季節ものがいちばんおいしいですから。特に日本は四季があって、海の幸も山の幸もあって色んな食べ物を楽しめる国なので、うなぎに限らず食べ物は旬のものを選んで食べるようにしています。その中でもうなぎはやっぱり特別感がありますね。高級な食べ物なので、精を出したいときや地方に行ったときに食べるなどご褒美的な感覚に近いのかも。昨年の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で日本アカデミー賞に登壇させていただいた際に家族も招待したんですけど、帰りにうなぎコースを家族4人で食べて。両親とも「こんなにおいしいうなぎは初めて」と言ってくれたので、来てよかったなと思いました。今日も食べて元気が出ました!
今度公開される『火喰鳥を、喰う』は、ミステリーサスペンス。自分が関わった作品を観て面白いとはなかなか言えないタイプだけど、この作品は面白かったです。もちろん反省点などは見えてきたけど、作り方が観ていて楽しかった。監督の本木(克英)さんは撮影中に完成の画が見えているタイプで、役者任せではなく、そのビジョンに向かって監督が中心となって作り上げていたので、こういう形になるんだと勉強にもなりました。僕が主人公ではあるけど、登場人物の中ではお客さん目線で物語を追っていく立場でもあるという見せ方が新鮮でしたね。なかなかそこに気づく人はいないかもしれないけど、繰り返し観るのであれば、その作りや歴史的背景、タイトルの意味…などまで考えて観ると面白いかもしれません。
ありがたいことに常に何かの作品に入っているので、僕の中で息抜きという概念がありません。自分のご機嫌取りという意味で、何かしらちゃんとしてあげないと…とも思うけど、休日も何かしらの台本を常に読んでいるタイプ。今作の台本を初めて読んだときは、宮舘(涼太)さんが演じる北斗総一郎次第だなと。監督にも言われたけど、僕がそれを受けてどう拾っていくかを観どころのひとつにしないといけなかったので、常に新鮮な反応ができるよう意識していました。この役を演じることでまたひとつ引き出しが増えた気がしますし、面白い作品に出合えてよかったです。
生活圏ではお店は開拓しない派。気取らないお店に行きたい
地方に行ったときはその土地ならではのものを食べたり、知らないお店にふらっと入ったりするのですが、普段は知っているお店に通うタイプなので、あまりお店を知らなくて。もし誰かを誘うとしても、僕が苦手な辛いものとパクチー以外なら相手の好みに合わせて探すんじゃないかな? 肩ひじ張らず気取らないお店に行って食事をしたいです。
最近、プライベートで昆虫を食べました(笑)
この間、スタッフさんと一緒に初めて中野ブロードウェイに行ったんですけど、そこに昆虫食のお店があって、ノリで買って食べてみました。最初に食べたタランチュラがいけたので、再訪問して色んな種類の虫をGET(笑)。セミはおいしかったですよ。大人になるにつれ、怖さから挑戦できないことも増えるけど、好奇心は大事にしたいなと思いました。
絶品たらもスープを家で再現!
上京してから自炊を始めて、今もけっこうするタイプ。この間、仕事仲間から明太子をたくさんもらって明太子料理を探していたときに、上京時によく食べていた「BOWERY KITCHEN」のたらもスープを思い出して。再現できたかわからないけど、おいしくできたので満足! クリームチーズと明太子の春巻きも作って食べ切りました。
/完食\
撮影/神戸健太郎 スタイリスト/カワサキタカフミ ヘア&メイク/Kohey(HAKU) 撮影協力/にょろ助 六本木、大沼奏保 構成/田中涼子 WEB構成/久保 葵