NEXTブレイク海外ビーチリゾート♡ ベトナム フーコック島で写真映えだらけの旅を満喫する7のコツ

これから海外リゾートに行くなら、青い海と美しい砂浜が見える離島で、憧れの星付きホテルでホテルステイを満喫したい! でも、現実的は財布事情がちょっと厳しいなぁ…と諦めていませんか? その夢を叶えてくれる海外リゾート地があるんです。それが、ベトナムフーコック島。旅行通の間ではすでに注目されていて、ヒーリングリゾートと大迫力のエンタメの双方を楽しめる島と話題。

◆そもそも「フーコック島」ってどこ?

● フーコック島は、ベトナム南部に浮かぶ島。“ベトナム最後の秘境”と言われる海や森などのネイチャーと、ヨーロッパをオマージュしたようなカラフルな街並みやエンタメが魅力。日本からは飛行機でベトナム南部にあるホーチミンまで約6時間、そこから国内線に乗り換えてさらに1時間ほどの場所にあります。(フーコック島に行くならホーチミンにも滞在するコースがおすすめ!) 平均気温は27度。1年を通して過ごしやすい温暖な気候で、雨季(5月〜10月頃まで)と乾季(11月〜4月頃まで)があります。島のサイズは、東京23区より少し小さいくらい。南北に長くて、今回は南部エリアを中心にご紹介。
● 言語
ベトナム語と英語。ホテルやレストランなど観光施設は英語が通じるところも多いですが、離島なのでベトナム語のみの方も多い印象。翻訳アプリをダウンロードしておくのがおすすめ。
● 通貨
通貨は「ベトナムドン(VND)」。100,000VNDが、約565円(2025年7月時点)。ざっくり計算すると、VNDのゼロを3つとって×6した金額よりも少し安いイメージ。(※あくまでもザックリ計算です)クレジットカードが使えるところが多いですが、ナイトマーケットでは紙幣も必要。チップ文化は今のところはなし。
● 交通手段
島内の主な移動手段は、タクシーやトゥクトゥク、シャトルバス。タクシー配車アプリをDLしておくのがおすすめ。
● ネット環境
海外SIMやポケットWiFiを持っていくことをおすすめ。離島ですが今回行ったエリアでは、ネット環境が悪いと感じることはありませんでした。

“映え”が止まらない!フーコック島でやるべきこと7

1美しいサンセットとアートが見えるビーチクラブへ

まずは、島のキレイなビーチを堪能しましょう! フーコック島にサンセットが美しいスポットがいくつかあるのですが、まずは人気のビーチクラブ「サンセット サナト ビーチクラブ(Sunset Sanato Beach Club)」へ。ここには、建築家ニキータ・マルシュノクがデザインした写真映えするアートや彫刻が点在し、夕刻のビーチに浮かび上がる美しいアートの写真が撮れます。

レストランでビールや食事も楽しむことができるので、ここでロマンティックな時間を味わって。サンセットのピークタイムは混雑するので、早めから行くことをおすすめ。

■Sunset Sanato Beach Club
住所  Tổ 3 ấp, Đường Bào, Phú Quốc, Kiên Giang 
営業時間 9:00〜21:00
料金 100,000vnd

2活気あふれるワンダーランド♡ ナイトマーケットを満喫

夜はベトナムらしいナイトマーケットフーコックナイトマーケット(Phu Quoc Night Market)を散策。食欲をそそるシーフード料理店や南国ならではのフルーツ屋台、お土産屋、フットマッサージ店など並びます。

そして、島の特産品であるパールアクセサリーの店も多くあって、旅の思い出に友達と一緒にアクセサリーを買うのもおすすめ。元々お求めやすい値段ですが、さらに値下げ交渉を楽しむのも忘れずに!

ちなみに、有料だけどトイレがあるのも安心♡(ひとり5,000VND)

■Phu Quoc Night Market 
住所 54 Đường Nguyễn Trãi, Khu 1, Phú Quốc, Kiên Giang, 
営業時間 17:00〜23:00頃まで

3エメラルドブルーの海にダイブできるマリンレジャー

フーコック島の周辺の離島では、さらにアクティブにマリンレジャーを楽しむこともできます。私たちが参加したのは「ノーチラス ナマステ クルーズ(Nautilus Namaste周辺の島を巡るツアー」。

提供/ノーチラス ナマステのHPからお借りしました。

まずアントイ港からジェットボートに乗って向かったのは、海上エンターテイメントクルーズ船 フーコック ノーチラス ナマステ。ここでは、人気コンテンツ「Sea Walk」体験。水深約5mまで潜り、海中散歩ができます。一歩潜るとそこは透き通るようなエメラルドブルーの海、そしてカラフルな魚が目の前を泳ぐ感動のマリンビュー♡ 泳げない人でも、メガネをかけたままでもOK、髪や顔を濡らさないで済むので、メイク直しを気にしないでいいのもありがたい。(船の中にはシャワールームもあり)

説明がすべて英語なので最初はドキドキしましたが、耳抜きができれば大丈夫でした。海の中でもダイバーさんが見守ってくれるので安心感も写真と動画を水中カメラで撮ってくれるのもうれしいポイント♡ 

さらにジェットボートに乗ってメイラット島(Hon May Rut)へ移動。ここは白い砂浜の美しいビーチを持つ島で、ここでも泳いだり、パラセーリングやジェットスキーなどのマリンアクティビティを満喫。さらにあたかも浮いているように撮影ができるブランコやハンモック、海の色とのコントラストが美しい白いピアノなど写真スポットもたくさん。

ツアーには島を周遊するさまざまなコースがあるので、チェックしてみて。

■ノーチラス ナマステ クルーズと周辺の島を巡るツアー 
KlookツアーHP https://www.klook.com/ja/activity/37610-namaste-coral-park-ticket-phu-quoc/

4ギネス認定の世界一長いケーブルカーでワクワク体験!

3のツアーで最後に訪れたのは トム島(Hon thom)。ここにはアジア最大級のアミューズメントパーク「サンワールド・ホントム(Sun World Hon Thom)」があります。敷地にはマリンパークや遊園地、ショー施設、ビーチなどさまざまな施設があって1日中遊べるのですが、絶対に乗ってほしいのは、トム島とフーコック島を結ぶ、世界最長7,899.9メートルのケーブルカー(片道20分ほど)。最高到達地点174mから眺めるアントイ 諸島はまさに絶景! 海を行き交う無数の船と、カラフルな街並みのサンセットタウンを見下ろすように望むことができます。

ちょっとしたアトラクションくらいの迫力があるので、高いところが苦手な人はご注意を。でも多くの人は、フーコック島を象徴するような絶景のパノラマビューに感動するはず!

■Sun World Hon Thom

住所  Bãi Đất Đỏ, An Thới, Phú Quốc, Kiên Giang
営業時間 9:00~17:00(11:30〜13:30は休憩時間)
ケーブルカー料金 往復チケット750,000VND  ※その他の施設利用には別途料金がかかります。

5まるで映画の世界!夕暮れも夜も美しいサンセットタウン

ケーブルカーの終点でもある「サンセットタウン(Sunset Town)」は、フーコック島の中でも1、2を争う夕日が美しい街。イタリアの地中海や古代ローマをオマージュしたようなカラフルな街並みや、キス ブリッジ(Kiss Bridge)というフォトジェニックな橋、サンセットビューが楽しめるレストランやショップ、マッサージ店、高級リゾートホテルなどが並びます。サンセットは、空も海も街も黄金色に染まっていき、夜はサンセットタウンもネオンがキラキラとか輝いていて幻想的。

街全体も広大ですが、曲がりくねった道の舗装デザインや床のオブジェ、街を走る車など、細かいところまでキュンとなるので、ぜひ自分だけの「かわいい」を探しながら街歩きをぜひ楽しんで。

■Kiss Bridge
住所 22H3+7G4, An Thới, Phú Quốc, Kiên Giang, 
営業時間 7:00〜19:00 20:30〜23:00
料金 7:00〜16:00と20:30〜23:00は50,000vnd、16:00〜19:00は100,000vnd

6「フーコック島の締めくくり」にふさわしい水上ナイトショー

島のランドマークKiss Bridgeを背景に開催されるナイトショー「Kiss Of The Sea(キス オブ ザ シー)」も見逃せません。屋外の広大な空間を活かしたパフォーマーのダンス、プロジェクションマッピング、次から次へと変化する水と炎とレーザー光線、一瞬も視線を離せないうちに締めくくる大連発の花火はもう圧巻! 熱が伝わるほど間近に花火を感じられる水上ショーは始めかもしれません。

■Kiss Of The Sea
住所 Thị trấn Hoàng Hôn, Bãi Đất Đỏ, phường, Phú Quốc, Kiên Giang
公演時間 21時~(約30分間) 
※時間は変更になる場合もあるので事前に確認が必要です。
休演日 火曜
料金 1,000,000vnd

7おすすめの5つ星ホテルは、由緒ある大学に泊まる⁉︎ JWマリオットホテル

CanCam8月号「20代のうちに泊まりたい 世界観が変わる! ホテル&宿」企画でもご紹介した「JWマリオット・フーコック・エメラルド・ベイ・リゾート&スパ(JW Marriott Phu Quoc Emerald Bay Resort & Spa)」はフーコック島のなかでも指折りの5つ星ホテル

−−『フランスの博物学者であるジャン=バティスト・ラマルク氏にちなんで名づけらた「ラマルク大学」は、19世紀に廃校になったのち建築家ビル・ベンズリー氏によってホテルとして生まれ変わった…』というユニークなコンセプトのホテル。入り口は、ホテルのシンボルであり絶滅危惧種にも指定されているフーコック犬の巨大なオブジェが。まだホテルが見えていないのに、興奮と“映え”の予感が止まりません。

ゲストが最初に通されるエントランスは、1,500冊以上の蔵書を有する「学部長の書斎(Dean’s Library)」。天井がとても高くて開放感たっぷり。通り抜ける風がとても心地いいです。

チェックインをすると、ウェルカムドリンクと共にSTUDENT BOOKがもらえるのもユニーク! 各施設の案内や有料アクティビティのメニュー、フーコック島の観光地図、ホテル内のフォトポイントまで書いてありました。

宿泊したのは農学部の棟。植物のモチーフが至るところにあります。一番シンプルなお部屋ですが、53㎡あり広々としていて、開放的なパティオ、そしておしゃれな洗面所には、おしゃれなバスタブまで♡ 「憧れのホテルの部屋をカタチにしたらこうなる!」と思ったくらい、かわいいが大渋滞

ほかにも貝類学のホテル棟もご紹介。こちらはツインルームで、開放的なパティオがあり、目の前には貝殻の形をしたプールが♡ (ちなみに、シェルプール以外にもあとふたつプールがあります)

提供/プールの写真はホテルのHPからお借りしました。

朝食はビーチサイドのレストラン「テンプス フジット(Tempus Fugit)」で(ラテン語で「時は飛ぶ」と言う意味だそう)。ベトナム料理はもちろん、和食や洋食、中華も揃っていて、朝からテンションがあがるマリオットクオリティ。ライブキッチンで作ってくれるフォーは絶品なので、絶対に食べてほしい♡

◆ホテルの中で、特におすすめの施設をご紹介

まずは、大学の実験室をテーマにしたバー「デパートメントオブケミストリー バー(Department of Chemistry Bar)」。

海に向かって開けたロマンティックな空間でお酒を楽しむことができます。ブランコの席が特におすすめ。生演奏や海の音、風を感じながら、腕利きの化学者(ミクソロジスト)が調合したカクテルを飲むひと時にうっとり。

そして、学園長夫人 マダム パール コリンズのために作られたピンクのレストラン「ピンク パール(Pink Pearl)」もステキでした。ここは数多くのミシュランスターを獲得したオリヴィエ・エルゼール(Olivier Elzer)氏がコンサルタントシェフを務めるレストランで、フランス・地中海料理のコースメニューを堪能できます。

他にも菌類学部がスパになった「シャンテレル スパ by JW(Chanterelle – Spa by JW)」ラマルク大学生気分を味わえるオリジナルユニフォームやバッグが売っているショップなどもあります。広大な敷地なので移動はバギーサービスもあるけれど、チェックインの時にもらったSTUDENT BOOKを片手に、写真スポットを探しながら歩いて散策するのもおすすめ。思わず写真を撮りたくなる非日常空間と最高のおもてなしを体験できるホテルです。

■JW Marriott Phu Quoc Emerald Bay Resort & Spa
住所  Khem Beach, An Thới, Phú Quốc, Kiên Giang 
料金 1泊(ひと部屋)¥53,000〜
チェックイン 15:00 チェックアウト 12:00
アクセス フーコック国際空港から車で30分

◆最後に「航空会社」はどこがいい?

日本からフーコック島までは、乗り継ぎも含めて8時間ほど。飛行機に乗った瞬間から旅気分を満喫し、日本に到着するギリギリまで旅の余韻に浸っていたい。そのためにも選びたいのがベトナム航空のビジネスクラス。APEX(Airline Passenger Experience Association)において5スター、国際的な航空会社の格付け機関であるスカイトラックスには4つ星の航空会社として認定を受けているほどの高いホスピタリティーが魅力。

ビジネスクラスはフルフラットシートを斜めに配置する「ヘリンボーン配列」を採用。(友達や恋人との旅なら中央のシートがおすすめ)

座席で一息ついていると、おしぼりとドリンクが。ここで離陸後の機内食の希望も聞かれます。和食と洋食からセレクトが可能で、さらにフルーツ&チーズのワゴンサービスも。至れり尽くせりで、幸せすぎる…。

パーソナルスペースをしっかり確保されたシートで、足を伸ばして眠ったり、話題のドラマや映画を一気見したり、まるでのんびりホテルステイをしているような贅沢時間。テレビ画面のリモコンの横には、USBポートやコンセントがあるので充電もできます。さらに座席を180度真横にリクライニングができるスイッチがあって、フルフラットで寝ることが可能。飛行機を降りて身体が疲れてないって素晴らしい…! 

また、ビジネスクラスの人はビジネスクラス専用ラウンジに行くことが可能。離陸前からすでに旅が始まっている…!ビールをはじめ、豊富なドリンクや軽食をゆったりとソファで楽しめ、旅気分がぐっと盛り上がりました。


今までは飛行機を降りてからが旅の始まりと思っていたけれど、飛行機に乗った瞬間から旅って始まっていたんですね。ベトナム航空では、早期オンラインで予約すると割引が適用されることもあるので、お得にビジネスクラスを味わってください。

■料金 成田空港からベトナムまではエコノミーで往復¥32,000~、ビジネスクラスで往復¥225,000~。※サーチャージや空港使用料、税などは含んでいません。

ベトナム最後の秘境と言われるフーコック島はいかがでしたか。まるでヨーロッパのような街並み、島らしい海辺の景色、ここでしか体験できないエンタメコンテンツもたくさん。お得に行ける新しい海外リゾート地を探しているなら、ベトナム フーコック島がおすすめです。

協力/ベトナム航空 取材/西村真樹
※掲載情報は2025年7月時点のものです