あなたは…「健康髪」さん
「特にこれといったお悩みがないあなたは、基本のケアを丁寧に行っていきましょう」
あなたのケアに必要なのは?
縮毛矯正:×(やる必要なし)
髪質改善:○(やりすぎ注意)
ホームケア:◎
ホームケアの基本
・お風呂でのケア
「きちんと洗ってトリートメントを使っていればOK。そこまで神経質になりすぎる必要はありません」
*おすすめのシャンプーは?
「正直、髪質やスタイリングをどれくらいするかによって変わってきます。
たとえば、韓国系のものは油分たっぷりのものが多く、まとまりやすくなる方もいれば、ギトギトに見える方もいます。
アミノ酸シャンプーは、確かに低刺激で優しい洗い上がりで、細く柔らかい髪の方にはぴったり。ただその分洗浄能力も抑えられているため、しっかりセットをする方だと、スタイリング剤が髪に残ってしまうことも…。
ひとつの目安としては、どれだけ口コミが良くても、『髪を乾かしたてなのに、ギトギトしている』状態が続くなら、何かしらがあなたに合っていません」
・アウトバストリートメント
「髪を乾かす前に、アウトバストリートメントを使いましょう。髪に何を与えたいかで使い分けてください。組み合わせてもOKです。
ヘアミスト:栄養成分がいちばん髪の深いところに入りやすいです。
ヘアミルク:髪にうるおい、柔らかさ、しなやかさを与えてくれます。
ヘアオイル:髪の水分を閉じ込め、フタをしてくれるので、マストで使いましょう。
*注意
スタイリング効果が高いorオーガニック系の保湿力が高い、重めのオイルやヘアミルクは、ドライヤーやアイロンを当てる前に使うのは要注意。しっかりフタをしてくれますが、中の水分が抜けにくくなるため、ヘアアイロンで「ジュッ」が起きやすくなったり、思い通りのスタイリングになりにくくなります。重めのものは、あくまで最後の仕上げに使いましょう」
・ドライヤー
「極端な話、自然乾燥させなければOKですが、できるだけ早めに乾かしましょう。最後は冷風を当てて仕上げると、髪がキュッとしまってキレイに見えます。そばをゆでたときに冷水でしめるのと同じ感覚で、髪も冷風仕上げしましょう」
・ヘアアイロンの温度
「髪は100度の熱を当てたところから乾燥していくので、高い温度であればあるほどダメージも高まります。個人差もありますが、ダメージを抑えるならできれば140度程度で。何度も何度も同じところにさーっと当てるのではなく、ストレートアイロンなら「ゆっくり丁寧に、一撃で仕上げる」イメージで。
また、プレートコーティングされているもののほうがダメージリスクが回避できます」
髪のプロから最後にメッセージ
「SNSで、ツヤッツヤのキレイな髪の方を見かけて『どうして私はこうなれないんだろう』と悩んでいる皆さん。あんなツヤの方、街中でどれだけ見かけたことがありますか?
美容師として、何万人もの髪を見てきましたが、あのような髪になれるのは、ごく一部の方だけ。ある程度大人になったら、160cmの方が170cmに伸ばそうとするのは難しいように、髪にも限界値があります。あの理想のようなツヤツヤの髪になかなかならないことに、落ち込む必要はありません。自分が叶えられる範囲で、キレイな髪を目指すこと。マインドセットをそこに変えていきましょう」
Ash都立大学店 クリエイティブディレクター/店長 山下達也さん
年間2000名以上施術し、縮毛矯正の講師も務める。ハイダメージの縮毛矯正や、素髪に近づける縮毛矯正、ダメージ毛をより扱いやすくする髪質改善トリートメントを熟知。
Ash桜木町店 クリエイティブディレクター/店長 岡部拓実さん
ひとりひとりの髪の状態やクセを見極め、自然な理想の髪質に変化させる縮毛矯正や髪質改善トリートメントを得意とする縮毛矯正講師。