電話をとらない、連絡がLINE…。先輩社員が若手にジェネレーションギャップを感じる瞬間TOP10

みなさん、職場においてジェネレーションギャップ(年代による価値観の差)を感じたことはありますか?
社会にでると幅広い年齢・年代の人との関わりも増え、たとえば「新米社会人」と「ベテラン社会人」のあいだで常識や考え方にズレが生じてしまうことは少なくないはず。

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そこで今回は、職場でのジェネレーションギャップについてご紹介。株式会社ネクストレベルが社会人経験のある男女564人を対象におこなった調査をもとに、先輩世代が若手に対して「価値観が違う」と感じることについて探っていきます。

【先輩に質問】職場で若手にジェネレーションギャップを感じる?

先輩世代の7割以上が「ある」と回答し、約4人に3人がジェネレーションギャップ(価値観の違い)を感じているようです。

では実際に、どんなことにジェネレーションギャップを感じているのでしょうか?

先輩→若手に感じる価値観の違いTOP10

1位:連絡がLINEやメールばかり

・「隣の席から、明らかに直接話せばいいような内容をチャットで聞いてくる。煩わしいのでその場で口頭で回答すると嫌な顔をされる」
・「アルバイトで雇っていた学生が、開始10分前に『今日用事ができたので行けません』とLINEで送るだけでOKだと思っている」
・「体調が悪いと電話でなくLINEで簡単にすませようとする。『お大事に』と返すとスタンプでありがとうございますと送ってきた」

チャットやメールでのやり取りがNGというわけではなく、大事なことを伝える際には対面や電話でのやり取りにするなど、「時と場合をを考えて連絡手段を使い分けてほしい」と感じている人が多いようです。ちょっとした質問だったり先輩と席が近かったり、声をかけた方が効率的な場合もありますよね。

→いっぽう、若手の意見は…

・「仕事上の重要なことをメールやメッセージではなく電話や口頭で伝えてくるため、後から振り返ったり残しておくことができない」
・「社内の連絡ツールがあるのに口頭で伝えにくることがある。伝達ミスがないようにするためのツールなのに理解していない」

若手の意見も一理あり。証拠として文面を何度も見返すことができるので、職場でありがちな「言った、言わない」の水掛け論が起きずに済みます。また、伝えたい内容を整えて送ることができるため、伝達ミスを減らせるというメリットもあるでしょう。

2位:打たれ弱い

・「上司に注意された翌日に辞めた。注意は厳しいものではなかった」
・「クレームを言われると打たれ弱く、落ち込むだけでなく『外の空気を吸ってきます』と言い残して中々戻ってこない。どうやら自宅に戻ってお風呂に入っていたらしい
・「打たれ弱さがすさまじい。日報で『もうこの仕事向いてないのかな…』と書かれた時は、『日記じゃないぞ!』と思いましたが、『相手がパワハラと思ったらハラスメント』『叱る時は心を折らないように』と会社命令があるので…」

少し注意しただけでガクンと落ち込み、最悪の場合パワハラ認定されてしまう恐れがあるなど、先輩も苦労しているよう。勤務中に帰宅してひとっ風呂浴びてくるというのは、もはや一周まわってメンタルが強くなければできなさそうですが……。

3位:仕事よりプライベートを優先させる

・「部下に休日出勤の打診をしたら『明日ディズニーランド行くので無理です』と悪びれもなく言われた」
・「趣味の漫画の発売日をカレンダーアプリに登録していて、発売日は休む」
・「新入社員の歓迎会を予定していたのに、家族の誕生日だからと欠席した新入社員がいた。入社早々に断る勇気がすごいと思った」

ライフスタイルを重視する働き方は、若い世代を中心に増えています。仕事もプライベートも充実している人生は素敵ではあるものの、やはり伝え方に工夫はしたほうが、不要な摩擦を避けられそう。

4位:仕事中にスマホを触る

・「勤務中に暇だからと、他の仕事を探さずにスマホを触っている」
・「車で営業している時、助手席でずっとスマホで動画を見ている。上司が運転しているのに考えられない」

スマホでメモを取る人は増えていますが、休憩時間でないときに堂々と動画やSNSを見ることは、疑問視する人も多そう。

5位:電話をとる・掃除をするなどの雑務をしない

・「電話に出ないのは責任を負いたくないからだと思う」
・「電話をとるのが苦手なようで、こちらが促してもあまり電話に出てくれない」
・「雑務は業務内容に含まれていないと思っているので、注意してもやらない」
・「自宅に固定電話がなく、電話の使い方から教えないといけない」
・「電話・FAXや切手など使ったことがないので、使い方を教えないといけない」

若手に電話を取らせるのは、取引先や担当者の名前をはやく覚えさせるためでもあるはず。また、固定電話やFAXの使い方を知らない若者に戸惑う、現代ならではの意見もうかがえました。

番外編

・「あまり話をしてこないので、本音がわからない」
・「『新しい仕事を任せたい』と伝えると、『それは私の得意分野ではないので、私にやらせるのは効率が悪いです』と言われてビックリ。成長のためにチャレンジしてほしかっただけなのに」
・「がんばれ! と応援したら、そう言われるのが一番嫌だと逆ギレされた」
・「こちらから話をふるまで話しかけてこないが、SNSでは人が変わったようにフレンドリーな文章を送ってくるのでびっくりする」

あえて本音を話さないのか、それとも話しづらい環境なのか。また「がんばれ」という励ましがかえってプレッシャーを与えてしまうということは、世間でたびたび話題になっています。若手の言動に困惑する先輩世代は多いようですね…。


職場でジェネレーションギャップを感じるのは、もはや当たり前のことのよう。「今どきの若者は…」という不満が生まれてくるのは自然なことで、先輩も若い頃には「今どきの若者は…」と言われていた可能性も。

コミュニケーションなくして仕事をすることはできないため、それぞれの世代が互いに歩み寄ろうとする気持ちが大切になってくるでしょう。(Mai)

情報提供元/株式会社ネクストレベル