『TRICK』『SPEC』シリーズなど、有名作品を多数送りだしてきたあの堤幸彦氏が仕掛ける舞台、『2LDK』。2003年に映画が上映され、2010年に舞台化された本作品が、2013年10月に再上演決定。10月11日(金)の、福田彩乃×若月佑美(乃木坂46)ペアを皮切りに、毎日出演女優を変え、計6日間上演されます。
今回、Woman Insight編集部は、10月20日(日)に上演される、久住小春×プー・ルイ(BiS)ペアの稽古場面に独占密着してきました。
9月下旬の都内某所。編集部が稽古場に訪れると、久住小春さん、プー・ルイさんのお二人は、舞台終盤のとあるシーンの稽古中でした。実際のセットが組まれ、シリアスな雰囲気で進められる稽古場。緊張感が漂います。
まだ本日4回目の稽古とのことで、久住さんもプー・ルイさんも、セリフを飛ばしたり、小道具を間違える場面もありました。けれど、時にはスタッフの指摘を受け、時には自らハッとした顔をして思い出し、「あっ!」と照れ笑いを見せながらも、すぐにやり直す二人。稽古の合間には、演出の方と話しながら、いつもの笑顔を見せることも。同じ場面の稽古を繰り返しても、回を重ねるごとに集中力は増し、より良いものをつくっていこう、という女優としての気迫が感じられます。
スタッフさんから「30分休憩」という合図が入った瞬間に、独占取材をさせていただきました!
■久住さんに独占インタビュー
9月16日まで、舞台『オンナ、ひと憂。』の主演をつとめていた久住さん。間髪入れずの主演となりますが、苦労など伺ってみました。
「まず、ヘビーな内容ですよね(笑)。初めてケンカシーンや、殺陣があるので、ケガしないように気をつけなきゃ……とか、緊張しています。あとは、私とプーちゃんの二人だけというのも、間違ったらすごく目立つなぁ、とか、不安ですね」
出演は完全に二人だけというこの舞台。共演するプー・ルイさんについて伺ってみました。
「プーちゃんは独特の世界がある子なので、私の個性とプーちゃんの個性がいい感じに混ざって、見てる方に面白いなって思っていただけたら嬉しいです。今回初めてプーちゃんと舞台をやるので、一緒に稽古をする中でお互いをわかっていきたいですね。ごはんやお茶はまだ行けていないのですが、LINEは交換しましたよ! これからよろしくね、という感じで送ったりしてますね」
久住さんとプー・ルイさん。女優ふたりがどんなやりとりをしているのか気になるところなので、その画面を見せていただけませんか? と聞いてみたところ、良いですよー! とご快諾いただきました!
(久住さんとプー・ルイさんのリアルLINE画面…!)
『20世紀少年』をはじめ、堤監督作品の映画を多数観ていたという久住さん。最後に、待望の堤作品の出演に対する意気込みを伺いました。
「堤監督の舞台に出られると聞いたときは、すごく嬉しかったですね。気合入ってます。でも、堤監督は初日の舞台を観てセリフを変える、ということがあるみたいで……私たちは最終日だから一番変更が多いんじゃないかと、ドキドキしています。何が来ても打ち返したい! ともちろん思っていますが、そんなにメンタルが強くないんです……意外に弱いので(笑)。でも、やれることを精一杯やっていきたいと思っています!」
この後もまだまだ稽古は続くとのこと。休憩時間でホッとしていたためか、取材が終わった直後に、ほんの少しだけ久住さんがコーヒーのミルクを編集部のカメラにこぼしてしまうというプチ事件が。その瞬間、こちらが恐縮するほど「本当にすみません!」と謝ってくださった久住さん。堂々とした女優姿から一転、謙虚で素直な一面を見させていただき、ますますファンになってしまいました。
そんな久住さん×プー・ルイさんの出演は、最終日の10月20日(日)。モーニング娘。を経て、モデル、女優へと活躍の舞台をどんどん広げている久住小春さん。是非、チェックしてみてくださいね。(後藤香織)
舞台『「2LDK-2013-』公式サイト
http://www.nelke.co.jp/stage/2ldk2013/
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