胸元をすっきり清楚に♡「比翼仕立て」って何のこと?【意外と知らないファッション用語】

よく聞く「比翼仕立て」何のこと?

比翼仕立てをデジタル大辞泉で調べてみると…

ひよく‐じたて【比翼仕立て】
洋裁で、上前の打ち合わせを二重にし、隠しボタン・隠しジッパーにする仕立て。コートなどに用いる。

比翼仕立てとは、ボタンやファスナーなどが隠れる様に、二重にした前立てのこと。コートやシャツなどの前を閉めたときに、1番上のボタンのみ見えるまたは全くボタンが見えないことで、襟元や胸元がすっきりとした印象に。フォーマルなアイテムやステンカラーコートでよく見られ、「フライ・フロント」とも呼ばれています。また、和装では 襟・袖口・振り・裾を二重にすることで2枚の着物を重ねて着ているに見せる仕立てを「比翼仕立て」や「人形仕立て」と呼んでいます。

比翼仕立ての短丈シャツコーデ

シャツならではの清潔感をキープしつつ、ショート丈やボリュームスリーブで今っぽさをプラス! クリアホワイトも相まって、アウターやカーディガンの下に着るだけで、一気にシーズンムードが漂います♡

CanCam2023年3月号「コートの下の春仕込みトップス♡」より
撮影/倉本侑磨(Pygmy Company) スタイリスト/伊藤舞子 ヘア&メイク/小松胡桃(ROI) モデル/生見愛瑠(本誌専属) 撮影協力/有田梨菜 構成/石黒千晶 WEB構成/久保 葵