本日2月8日は「郵便マークの日」。
近頃は、携帯電話などの普及で、手紙やハガキを送る機会が少なくなってきましたが、筆者が10代のころは、雑誌の文通希望欄で知り合った、見ず知らずのペンパル(いわゆるペンフレンド。文通相手)と、他愛もない日常を書き綴た手紙を、定期的に送りあったりしていたものです。
と、前置きが長くなりましたが、なぜ今日が「郵便マークの日」なのか、について。まず日本で最初の郵便の仕組みができたのが、1871年(明治4年)のこと。前島密(まえじまひそか)さんが、誰でも利用できる郵便の仕組みを作ったのですが、彼は“日本近代郵便の父”とも呼ばれ、1円切手にもなっています。当時は、「郵便局」という名前は存在しておらず、逓信省(ていしんしょう)という官庁が、郵便や通信を管轄していました。
その逓信省(ていしんしょう)の頭文字である「テ」をモチーフにして、「〒」マークが生まれたとか。ただし、もともと郵便マークは「T」であったけれど、国際郵便で料金不足の印としても使われるローマ字なので紛らわしいため採用されなかった……、漢字の「丁(てい)」から変形して、「テ→〒」ができた……など、「〒」マーク誕生には諸説あるようです。もちろんこの「〒」マークは日本のみでしか通用しません。
ところで、郵便マークといえば、“顔郵便マーク”って、ご存知ですか? ワードなどで、“ゆうびん”と打つと、変換のひとつとして出てくるコレです。
ペンパルとの文通時代を思い返してみれば、たしかそのころ、“郵便マーク”を自己流マークのように書いていました。
↑再現すると、こんな感じ。
“顔郵便マーク”に胴体や手足がついているキャラクターは「ナンバー君」(1968年に誕生)という名前で、郵便番号の7桁化にともない誕生したキャラクターは「ポストン」(1998年2月に誕生)というそうな。
ちなみに、郵便にまつわる記念日は、4月20日「郵政記念日」(1871年~ 郵便制度が始まった年)、7月1日が「郵便番号記念日」(1968年~ 日本で郵便番号制度がスタート)といくつかありますが、今日は、あくまで「郵便マークの日」。というわけで、筆者の甘酸っぱい想い出話とともに、郵便マークの秘密をお届けいたしました。(さとうのりこ)
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