そろそろ暖かくなってくる時期、友人や仕事関係の方からお呼ばれするかもしれないホームパーティ。「手土産はどんなものがいいの?」「早めに行ったほうがいいのかな……」なんて、訪問前にさまざまな疑問点が出てくると思います。
『AneCan』3月号では、そんなときにスマートに振る舞うためのマナーを和文化プロデューサーの森荷葉さんが教えてくれています。
1. 手土産は訪問先の近所では買わない
先方がよほど好物でない限りこれはNGです。また、新しいものや珍しいものをわざわざ探すのも避けたほうが良いでしょう。手土産は自らを素敵に演出するためではなく、相手を喜ばせるためにあるものだということを心に留めておくことが大切です。
また、手土産を持って行かないほうが良い場合もあります。前菜からデザートまでトータルに用意してもらっている場合、そこにケーキなどを持ち込んでしまったら、主催者のコーディネートを崩してしまいます。不安な場合はあらかじめ確認をしておき、氷などの消耗品を持参するなども良いのではないでしょうか。
2. 約束の時間よりも数分遅れて到着する
相手との間柄にもよりますが、先方がぎりぎりまで準備をしているであろうことを考慮し、少し遅れて到着するのがホームパーティの基本マナーです。
もちろん、親しい間柄であればあらかじめ連絡を取り、手伝えそうなことがあれば早く行って一緒に準備をするのも良いでしょう。
3. 場の空気に合わせて調和のとれた対応をする
会社の上司や先輩がいる状況であっても、多少は言葉や態度を緩めることが大切な場合があります。
カジュアルな雰囲気の中で過剰な敬語を使ったり、丁寧に対応しすぎてしまうと、合わせたつもりが場の空気をしらけさせてしまう原因になることも。
そこは場の空気に合わせて言葉や対応を調整し、良い雰囲気づくりを目指しましょう。
大切なのは、自分が良く思われるためではなく、相手の気持ちに配慮した言葉や態度です。ぜひ実践を重ねて、大人の女性としてのマナーを身につけてくださいね。(鈴木 梢)
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