好きなアニメやゲームの絵柄を車体に思いっきりあしらった、見ていて“痛い”車を、「イタリアの車=イタシャ」の響きとかけて「痛車(イタシャ)」と呼ぶのはご存じのとおり。そこから派生し、今や「痛自転車」だの「痛板」(スノーボードの板)だの、「痛PC」だの、なんでも「痛い」時代に突入! 近ごろはアニメ好きな女の子も多いことから、女の子の間での「痛ネイル」も大盛況。CanCam専属モデル・山本美月や、Popteenモデル・椎名ひかりなど、著名モデルも好きなアニメの絵柄をあしらった「痛ネイル」を堂々と披露。「痛い」けど「おしゃれ」が「痛ネイル」の主流になっています。 一方で、アニメには興味のないモードな女子たちは、スタイリッシュネイル道をばく進…していたかと思いきや、どうやらここにも「痛ネイル」の風が吹いてる模様。キャラクターモチーフなどをおしゃれにネイルに落とし込んでいる方を発見しました! じゃーん!
ファミコンから始まり、どの世代の人も一度は見たことがあるはずのゲーム。 あのスーパー○リオさん。合体すると完成、という小技がニクイ!
このネイルの主は冬華さん(23歳/広告会社勤務)。他のネイルも見せてもらうと…
あのダーク・ナイトさんが…。
あのベストセラー絵本のはらぺこさんが…。
冬華さんが面白モチーフネイルを始めたきっかけは海外旅行。その国の国旗や、面白いモチーフをネイルにしていったところ、街中でもレストランでもどこに行っても話しかけられて、喜ばれたそう。「その時に『やっぱり日本ってクールだね!』と言われ、モチーフを細かく・器用に表現できるのは、日本人だからこそできるネイルだということに気づき、日本のネイル文化として面白ネイルを発信したく思っています」と冬華さん。 まさか日本文化の発信目的もあったとは…! 「人と違う面白いネイルをしていると、国境を越えて交流ができたり、仕事で名刺交換をするときに、年配の方にも『バットマン好きなの?』と話しかけてもらえたりと、オンでもオフでもコミュニケーションツールとしては抜群」とか。 これらのネイルは、ネイルサロンにモチーフになるものを持っていき、ネイリストと一緒に紙に書きながら、どういう風に落とし込むか相談しているそう。誰が見てもわかりやすいメッセージにすることが、ポイントなんだとか。 そんな冬華さんが次に狙っているのは「ルブタンネイル」。「ルブタン」といえば、あの真紅の靴底が何よりも特徴的な靴のブランド。なんと「ルブタンネイル」とは、表側は黒など好きな色を塗り、爪の裏側(指の腹から見える、指からはみ出ている部分)に、ルブタンの靴底をイメージして赤を塗るネイルのこと。表から見ると普通のカラーで、指を動かしたときにチラッと赤が見えるのが魅力。これは「痛ネイル」ではなく、普通に「おしゃれネイル」ですが、簡単に真似できそうなテクニックなので、秋のネイルを先取りしたい人はチェックしておきたいですね。 では最後に、冬華さんのほかのネイルも披露してもらいましょう!
みんなが一度は買ったことがある、あのブランド。
デコボコまで再現!
おいしそうだけど、ひっかかったりしないのかな?
プレイさんもこんにちは!
こんなにオシャレに落とし込める「痛ネイル」。あなたも好きなモチーフで、コミュニケーションツールとして挑戦してみては? そこから新しい出会いが生まれることもあるかも…!? いや、恋はないかな!?(安念美和子)