11月16日東京恵比寿ガーデンホールにて行われた「Audible(オーディブル)パブリック リーディング ―物語に耳を澄まそう― 」が行われ、女優の宮沢りえさん、コピーライターの糸井重里さん、イラストレーターのエドツワキさんが登壇しました。
初めに宮沢さんの、宮沢賢治氏『雨ニモマケズ』の朗読に合わせ、エドツワキさんが真っ白なバックパネルにライブペインティングをするパフォーマンスが行われました。
目の前で描かれた、墨を使ったパフォーマンスと、誰でもが1度は触れたことのある『雨ニモマケズ』を宮沢さんの声で聴いていると、新しい作品に出会ったような錯覚におちいります。
出来上がった作品に、墨のにおいが大好きだと言う宮沢さんは「夏にも冬にも思える不思議な絵」と魅了された様子。また「読んでいる後ろから聞こえる筆の音がセクシー」と語り、エドツワキさんも「官能的で耳元で語る文字が言霊となって聞こえてくる」と宮沢さんの声が作品に効果をもたらしたことを語りました。
ほかにエドツワキさんが宮沢さんも絵を描くことに触れると「自分の中に湧き起こる感情を伝えたくても、言葉じゃ足りない感じがして、だから絵を描きたくなるんです。今の気持ちに一番近く、自分の心に嘘がないから」と気持ちを告白しました。