日差しが気になる夏は、帽子の出番も多くなります。でも、帽子をかぶるとどうしても、前髪がぺたっと潰れてしまったり、髪がもっさり顔が大きく見えたりして、ヘアアレンジが難しいところ。
そこで、『Domani』8月号では夏のおしゃれに欠かせない、帽子の日のヘアスタイルをご提案! 初心者さんでも簡単に楽しめるおしゃれなかぶり方やこなれて見える帽子ヘアを紹介します。
◆ハット
夏のパナマ素材のハットは目深にかぶってかっこよく見せよう。合わせるヘアは、襟足に輪っか結びでまとめるアレンジに。力の抜けた髪の感じがゆるいコーデになじむ一方で、ひとつに結ぶことで雰囲気が締まります。
【つくり方】
全体をゆるくミックス巻きにしてくずします。手ぐしでひとつにまとめ襟足でゴムで結び、最後、毛先を抜ききらずに小さなお団子に。お団子と残りの毛束をほぐして無造作感を出し、前髪とサイドの髪をラフにかけたら完成です!
私も実際にやってみましたが、お団子にするとかなりスッキリした印象になってしまうので、ほぐすのを忘れずに。このひと手間で、無造作感がぐーんとアップしますよ!
◆ニットキャップ
ニットキャップのときのヘアは、大人にみせるならダウンスタイルにしてカジュアルな中に女らしさを印象づけて。おろす髪は外国人のくせ毛風ニュアンスだと、よりおしゃれな雰囲気に! 帽子に前髪を入れ込んでぴったりとかぶるよりも、帽子の先端にゆるみをもたせつつ、前髪はパサッとラフにおろすのが鉄則です。
【つくり方】
32mmのアイロンで、顔周りはリバース、そこからフォワード、リバースと繰り返してミックス巻きにします。冷める前にくずして空気を入れると、カールが弱めのくせ毛風な仕上がりに。前髪は毛先だけリバースに軽く巻いてくずします。
ニット帽をちょっとゆるませて被ると、とたんにおしゃれに見えます!
◆キャペリン
フェミニンな雰囲気で深めにかぶりたいキャペリンは、帽子のヘアアレンジの中でもおしゃれ度が高いねじりアップで。帽子のつばのラインを、ルーズにねじった髪が縁取るスタイルは、かわいらしさと女らしさを兼ね備えた絶妙なムードを漂わせます。
【つくり方】
前髪を9:1に分けて、全体をゆるくミックス巻きにしておく。片サイドに髪をひとつにまとめ、襟足に沿うよう低めの位置で、外側にゆるくねじりながら、数か所ピンで留めて固定していきます。最後に毛先をちらして、ラフな印象に。
シンプルなコーデがトレンドの今、帽子は普段のおしゃれを格上げする大切なアイテム。帽子の形やかぶり方によってヘアも変えればグッとこなれた印象になりますね。この夏こそ帽子を素敵に取り入れてみましょう!(松本美保)
『Domani』2015年8月号(小学館)
【あわせて読みたい】
※この夏の色っぽボーダー&ストライプ、選び方と着こなしを徹底解説!
※この夏はカラーワンピース!○○靴を合わせたスタイルがかわいい♪
※モデルがお手本!人気ブランド夏の正解コーデ術3選【PLST編】