「トープ」という色、初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。「Taupe(トープ)」とはフランス語で「モグラ」を意味し、そこから「茶色がかった濃い灰色」を意味しています。
ラグジュアリー雑誌『Precious』では、このトープ色を「ベージュの温かみとグレーの陰影を含んだ、コクのあるニュアンスカラー」として、この春注目しています。それもそのはず、トープ色は、その奥行きゆえに、目立つ色ではないのに不思議なほど印象的で、身につけた女性を特別な存在に高めてくれるからです。
さらには、どんな色とも相性がいいうえに、何か物足りないときや、まとまりが悪いときも、トープ色をひと差しするだけですべてを解決してくれる……そんな魔法のような色。
新しい季節にふさわしい、トープ色の名品をご紹介します!
バッグ/『ロックイットMM(ガレ)』[縦29×横49×マチ16㎝]¥442,000(ルイ・ヴィトン)
まずはルイ・ヴィトンの名品『ロック・イット』。オードリー・ヘプバーンが映画の中で手にしていることでも有名ですが、いつの時代も色褪せない上質カジュアルの象徴でもあります。柔らかなトープ色が、収納力の充実したカジュアルな存在に、とびきりの「格」を授けてくれます。