ラグジュアリーブランドの伝統や精神が宿るアイコニックなリングは、不思議な魅力を秘めています。
時代に左右されない普遍性、心を揺さぶる特別感……。そんな美意識が凝縮されたものこそ、「名品リング」との呼び名にふさわしいもの。
単なるジュエリーを超えて、人生のさまざまな時間を一緒に過ごしたいとさえ思わせる、そんな特別な存在を厳選してご紹介します!
カルティエ『パンテール』リング
『パンテール ドゥ カルティエ』
上/[イエローゴールド×ツァボライトガーネット×オニキス]¥750,000
下/[ホワイトゴールド×ダイヤモンド×エメラルド×オニキス]¥2,570,000
(カルティエ)
躍動感のある野生美をたたえた、フランス語で”豹”を意味する『パンテール』は、メゾンの魂を宿した特別な存在。1914年に制作された、しなやかな豹をあしらった時計がその始まりです。ウィンザー公爵夫人が熱烈に愛したことでも知られ、彼女が注文したことにより、歴史に残るジュエリーが数々誕生しました。この2頭の豹がアシメトリーに並ぶリングは、”無邪気に戯れているうちにひとつに……”。そんなファンタジックなストーリーを背景に持っています。
ティファニー ジーン・シュランバーゼーのデザインリング
上から/『16ストーンリング』
[イエローゴールド×プラチナ×ダイヤモンド×サファイア]¥1,100,000
[プラチナ×ダイヤモンド]¥1,360,000
[イエローゴールド×プラチナ×ダイヤモンド×ツァボライト]¥1,030,000
『リン ダイヤモンド バンド リング』[イエローゴールド×プラチナ×ダイヤモンド]¥1,170,000
(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)
パリ生まれのデザイナー、ジーン・シュランバーゼーが“ティファニー”社に招かれたのは1956年のこと。16粒のストーンを用い、愛のシンボルでもある”X”をあしらった『16ストーンリング』の革新に満ちたデザインは、またたく間に当時のファッショニスタを魅了しました。全方位から光を取り込むプロングセットのダイヤモンド、エッジの効いた地金使いなどのこだわりも健在。ちなみに、『リン ダイヤモンド バンド リング』は、”レブロン”創業者の夫人、リン・レブロンのためにデザインされたのが、その名前の由来です。
ヴァン クリーフ&アーペル 『アントレ レ ドア』リング
上から/『ドゥ パピヨン』[ホワイトゴールド×ピンクゴールド×ダイヤモンド×ピンクサファイア]¥2,650,000
『ソクラテス』[ホワイトゴールド×ダイヤモンド]¥1,375,000
『ドゥ パピヨン』[ホワイトゴールド×ダイヤモンド]¥3,050,000
(ヴァン クリーフ&アーペル)
1972年に誕生した、『アントレ レ ベア』は、フランス語で“指の間”を意味します。オープンループでつながれたモチーフが、指の上で自由に遊ぶような、オリジナリティ光るデザインが特徴。愛らしい蝶の『ドゥ パピヨン』や、野に咲く小花『ソクラテス』など、おなじみのモチーフが生き生きとした輝きを奏でます。たとえ年齢を重ねても、愛おしいものに触れていたいと願う女性にこそふさわしい存在です。
ハリー・ウィンストン 『クラシック・リング』
上から/『クラシック・リング』
[プラチナ×ダイヤモンド/3.71ct]¥31,111,111
[プラチナ×ダイヤモンド/3.22ct]¥22,314,815
[プラチナ×ダイヤモンド/3.01ct]¥26,574,074
(ハリー・ウィンストン)
透明度の高いダイヤモンドに完璧なカッティングを施した、まばゆいまでのセンターストーンを、テーパード・バゲット・ダイヤモンドで支える……そんな贅を尽くしたソリテール・リング。光の反射を妨げないよう計算された“スプリット・プロング・セット”や、センターストーンの大きさは1カラット以上といったこだわりは、まさに『キング・オブ・ダイヤモンド』と称されるハリー・ウィンストンならでは。
見ているだけで心を奪われる、幸せオーラと気品パワーをもつ名品たち。一生のパートナーとして、ずっと身につけていたいものです。(五十嵐ミワ)
(『Precious』2015年3月号)
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