「カーディガン」の由来って知ってる?実は意外なものから名前をとっていた!

「カーディガン」の由来って知ってる?実は意外なものから名前をとっていた!


年々増してる暑さのために、エアコンの効いた部屋で過ごすことが多くなりましたよね。ただ、エアコンが効きすぎていると、夏場は薄着なこともあってすぐに体が冷えてしまいます。女性にとって冷えは大敵。そんな時に重宝するのがさっと羽織れる「カーディガン」。

日常的に使っているカーディガンですが、その由来って知っていますか? 実はその語源の由来には意外な事実があったんです!

 

■そもそもカーディガンって?


ジャケットやコートとはまた違うものですが、どこが具体的に違うのかはっきり答えられる人は少ないはず。『小学館デジタル大辞泉』によると、「毛糸類で編んだ、前あきのジャケット」

毛糸類・前あきということがポイント。はっきりカーディガンの定義がわかったところで、早速カーディガンの由来について見てみましょう!

 

■カーディガンの由来


時は19世紀、日本だと浦賀にペリーが来航していた頃、クリミア戦争という近代史に残る大きな戦争が行われていました。ロシアとオスマン帝国・イギリス・フランス・サルディーニャ連合軍との間に起きた戦争で、ロシアの南下をイギリス・フランスが阻止しようとしたことが始まりでした。

結果はロシアの敗戦という形で終わりましたが、双方ともに多くの戦死者・負傷者を出しました。その中でも、イギリスは寒さに慣れていなかったため動きが鈍くなり、戦闘能力が低下しました。クリミア半島は北緯44度。イギリスは寒さも敵であったというわけです。

そんななか、イギリス軍は無謀な突撃作戦を決行し、ロシア軍を見事に崩壊させました。ただ、その代償は大きく、多くの負傷者を出してしまいます。寒さが原因であると考えたイギリス軍は兵士にセーターを着せようとしましたが、ケガをしていたためうまく着せられませんでした。

そこで、イギリス陸軍の第7代カーディガン伯爵セーターの前部分をカットして兵士に着せることを思いつきました。早速実行してみると予想以上の成果に。このアイデアを生み出した伯爵にちなんで、「カーディガン」と呼ばれるようになりました。

じ、人名だったんですね……!

 

ファッションアイテムとして日常的に着られるカーディガンにこんな由来があったなんて驚きですよね。実は色んなものが戦場で生まれているんです。これを機に調べてみても面白そうですよね♪(岩川菜奈)

 

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