髪をキレイにしたい!トリートメントの効果的な使い方

髪をキレイにしたい!トリートメントの効果的な使い方


夏は紫外線が多く髪のダメージが気になる季節…。例年よりおうち時間も長いことですし、せっかくだからきちんとヘアケアしたいですよね。ヘアケアといえばやっぱり気になるのは髪に栄養を与えてくれる「トリートメント」。いったいどう使えば効果的なのか、どのくらい時間をおけばいいのか…。

(c)Shutterstock.com

本日はそんな「トリートメント」にまつわる疑問を、「ハニーチェ」などの超有名ブランドに加え、「ロレッタ」「THROW」などのサロン専売ヘアケア製品を数多く手掛ける、株式会社ビューティーエクスペリエンスに直撃しました。

回答してくれたのは、ビューティーイノベーション研究所にて、ヘアケアアイテムの研究開発を行っている髙野維斗也さん。髪について日夜研究を進めるプロが答える、意外と知らないヘアケアの基本、早速見ていきましょう!

 

Q.トリートメントって、実際どんな役割があるんですか?


インバストリートメント(お風呂の中で使うトリートメント):主に洗髪中や、ドライヤーなど乾燥中に起きる髪のダメージをケアし、髪の質感を良くします。

アウトバストリートメント(ヘアオイルなど):洗髪以降のドライヤーや、仕上がり後のダメージをケアし、髪の質感を良くします。

髪の毛は水に濡れると膨潤し、乾いているときに比べて摩擦によるダメージを受けやすくなります。つまり、シャンプー後は髪が摩擦によるダメージを受けやすい状態です。

インバストリートメントは、配合されているコンディショニング成分が髪の表面に吸着し、シャンプー後に濡れた髪の摩擦ダメージを低減する効果があります。また、毛髪内部を補修する成分が含まれている製品もあります。

お風呂で使うトリートメントのみの仕上がりで物足りなさを感じる場合は、ヘアオイルなどアウトバストリートメントも併用されることをおすすめします。

 

Q.トリートメントやヘアオイルの効果を最大限に引き出すためには、どのようなことをしたらいいですか?


お風呂で使うインバストリートメントは、塗布してからすすぐまでに時間を置くほうが、コンディショニング成分が髪に吸着・浸透する量が増える傾向にあります。湯船につかりながら、スチーム効果としてタオルを巻くこともおすすめです。ただ、ある程度の時間が経つとそれ以降はそこまで差は出ないので、製品に表示されている使用方法をご確認の上お使いください。

ヘアオイルを使用する際は、髪の水分をある程度タオルドライしてからオイルを塗布し、その後ドライヤーをするのがベストです。こちらもおすすめ使用方法は製品により異なりますので、それぞれの使用方法をいま一度確認してみてくださいね。

▼そもそも髪の「ダメージ」って何?

髪のダメージは「物理的なダメージ」と「化学的なダメージ」の2種類に大きく分類されます。

◆物理的なダメージ

髪をとかすときのくし・ブラシにやる摩擦ダメージや、アイロンによる熱ダメージなど。
摩擦ダメージが加えられると髪のキューティクルが浮き上がり、手触りが悪くなってしまいます。

◆化学的なダメージ

カラーやパーマによるダメージ。毛髪内部のタンパク質や脂質が流出してしまい、内部が傷んでしまいます。

このふたつのダメージを補修し、仕上がりの感触改善がダイレクトに感じられるのは、やはりオイルなどのアウトバストリートメント。そのためここにお金をかけることをおすすめします。2位はシャンプーよりもダメージの補修効果がありますので、お風呂で使うインバストリートメントになります。ビューティーエクスペリエンスの商品でいえば、mm(ミリ)、ロレッタ、ハニーチェがおすすめです。

 

知っていると知っていないとでは大違い! 「髪は顔の額縁」と言われるほど重要な要素。ぜひ今日からのケアで心がけてみてくださいね♪

 

取材協力/ビューティーエクスペリエンス
構成/後藤香織

 

★毎日のシャンプーが美髪のキモ!知らなきゃ損な正しいヘアケアのコツ♡

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