美容皮膚科医に聞いた！ 汗・ニオイ対策の3つのポイント
汗・ニオイ対策しっかりやっていますか？ 気温の上昇とともに汗の量が増える夏はもう間近に迫っています。夏本番前に、正しい汗・ニオイ対策をやっておきたいですよね。
そこで今回は美容皮膚科医の慶田朋子先生に「汗・ニオイ対策の3つのポイント」を伺いました。ぜひ実践してみてくださいね！
Q.自分の汗・ニオイに悩んでいる？
汗・ニオイともに約6割の方が悩んでいるという事実！ 通勤電車や人と近い距離にいるときなど、自分のニオイが臭くないか心配になったりしますよね。自分がにおっているかどうかが分からないのが不安要素の一つ。では、みなさんはどのように対策をしているのでしょうか？
Q.どんな対策をしている？
1位 制汗剤を使う
2位 汗拭きシートで汗を拭く
3位 タオルでこまめに汗を拭く
制汗剤が1位に！ この時期になるとドラッグストアでよく見かけるようになりますよね。では実際にどんな対策がベストなのか、慶田先生に伺っていきましょう。
汗・ニオイ対策の3つのポイント
【1】汗は濡れタオルで拭く、下着を着替える
汗はもともと無臭ですが、皮膚の表面にいる常在菌によりニオイが発生します。汗を取り除くのが基本ですが、体温を下げ、発汗を止めてから濡れタオルで拭いたり、シャワーを浴びたりするのが実は効果的。水分をあえて皮膚に残すことで、気化熱で涼しくなり発汗が落ち着きます。
また大量の汗を吸った衣類を着たままでは、ニオイの元を断つことができません。体を拭き、下着やシャツを着替えることで、汗臭さやワキガの対策になります。
【2】自分の体臭タイプを知り、正しい対策をする
この体臭タイプセルフチェックシートを参考にして、まずは自分のニオイがどのタイプかを把握しましょう。自分の体臭タイプを理解し、正しいケアを実践してくださいね。
中年男性に多い左の2つを除くと、重要なことは「きちんと汗を拭くこと」「気になるなら、夕方に下着を変えること」「疲れやストレスをためないこと」。また、どんなタイプでも、入浴は汗とニオイケアに欠かせません。季節によらず、きちんと湯船につかって発汗と代謝を促しましょう。（リラックスできて、ストレス軽減にもつながります♪）
【3】生活習慣を整え、体の中からニオイ対策をする
抗酸化機能が衰えて代謝の低下する40歳前後から、徐々にミドル脂臭や加齢臭が強くなるように。特に女性は、40代以降は様々なニオイが気になりやすくなるので要注意。食事やサプリメントで抗酸化成分を補い、ストレッチやウォーキングなどゆったりした運動を行いましょう◎。
また体力は衰え始めるのに働き盛りの世代では、疲労の蓄積による疲労臭も加わります。リラックスして良質な睡眠をとったり、飲酒量を減らしたりすることも大切ですよ。
きちんとケアをすることで、汗やニオイを軽減することに繋がります。今年の夏はこの3ポイントをしっかり押さえてくださいね！ （齋藤有紗）
情報提供元／リンナイ株式会社
