部屋が片付く習慣作りのコツは「ワンインアウトの法則」!

部屋で過ごす時間が長くなる今必要な「部屋が片付く習慣」づくり


女性

部屋を片付けたいのに、なぜかいつも散らかっている…… そんな悩みを抱える女子は意外と多いもの。片付けたい気持ちはあるのに片付かないなら、もしかして習慣づくりができていないのかも。どのような習慣を身につけたら、お部屋が綺麗な状態を保てるのでしょう。

そこで今回は、「部屋が片付く習慣づくり」をご紹介いたします。

 

■損失回避の心理を捨てて物を手放す

片付けの基本はモノを貯め込まないこと。そのために大切な発想は、手放すことを損だと考えないこと。そこで損失回避の心理を知っておきましょう。この損失回避の法則とは、ダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって唱えられた理論(プロスペクト理論)人は無意識に、得することよりも損することを避けようとする傾向があるのです。

そのため、モノを捨てることを損ではなく、得だと考えることが大切です。自分が使わないモノに囲まれて生活をするよりも、本当に必要なモノに囲まれて生きるほうが豊かだと思えれば、自ずと断捨離ができて部屋が散らかることはないはずです。

 

■ブロークンウィンドウ理論の怖さを知る

建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていない=放置していいというメッセージとなり、やがて他の窓もまもなく全て壊されてしまう…… これをブロークンウィンドウ理論と言います。窓の割れた車を放置しておくと、その周辺で犯罪や不法投棄が増えるといった報告もされるほど。逆に、ニューヨークなど地下鉄の落書きを消したら、殺人などの犯罪が半減したとされます。

このように、人は環境要因に大きな影響を受けてしまうのです。そのため、散らかしている状態を当然としてしまうと、どうせ片付かないからいいやと汚れた状態を放置する理由付けになってしまうのです。こまめに片づけていれば、自然と整理された状態が維持されるというわけなのですね。

 

■ワンインワンアウトの法則を活かす

モノを増やさないための有用な習慣があります。それはワンインワンアウトの法則を活かすこと。これは1つ買ったら、1つ捨てるという発想のことを指します。このワンインワンアウトを続けていけば、モノが増えることはありません。捨てるものがなければ買わないし、捨てるものがあれば買うというルール作りをすると、ムダな買い物は激減していきます。

本当に気に入ったモノだけが部屋に集まってくるため、部屋が散らかることがなくなるのです。

 

■香りと部屋の整理整頓をリンクさせる

脳は匂いを記憶する際に、その匂いがしたときの場所やイメージなども一緒にリンクして記憶するとされています。逆を言うと、ある匂いを嗅ぐと一緒にリンクされた記憶も引きだされるのです。この現象をプルースト効果と言います。もしもあなたが片付いた部屋を保ちたいなら、片付け後に清潔感のある香りを漂わせてみましょう

そうすると、部屋をきれいに保ちたいという心理が働くため、散らかすことを避けるようになるのです。

 

片付けられない人には3パターンあるとされます。完璧主義、注意散漫、貯め込み症。これらのどれかに分類されるそうです。完璧主義タイプだと部屋をすみずみまで片付けたいため着手できなくなるのが原因に。注意散漫タイプは、片付けの最中に他のものに意識が向いて取り組めないのが原因。貯め込み症タイプは、その名の通り捨てられずモノを貯め込むのが原因です。自分がどうして片付けられないのかを知って、対策を考えるのもあるかもしれませんね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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