歌姫・浜崎あゆみさんが誕生するまで、そしてそこに秘められた出会いと別れを描く連続ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系・毎週土曜23時15分、ABEMA・24時05頃より配信)。6月13日の第4話の放送を前に、「放送再開記念リモート会見」が実施され、キャストの安斉かれんさん、三浦翔平さん、白濱亜嵐さん、田中みな実さん、脚本を務める鈴木おさむさんが登場し、前半の反響や後半の見どころ、撮影秘話などを語りました。
テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA(アベマ)」と、テレビ朝日にて共同制作を行う本ドラマは、大ヒットした話題作『M 愛すべき人がいて』(小松成美著・幻冬舎刊)が原作で、浜崎の過去をドラマならではの彩りを加え、激動の90年代の音楽業界の光と影や、あゆが頂点へと上り詰めていくさまを圧倒的なスケールで描く連続ドラマ。テレビ朝日、ABEMAにて放送し、さらに、ABEMAにて独占見逃し配信および全話一挙配信されています。
安斉かれんさんが、頂点へと上り詰めていく平成の歌姫・アユ役、三浦翔平さんがカリスマプロデューサー・マサ役、白濱亜嵐さんがマサの右腕となる流川翔役、田中みな実さんが狂気を秘めた眼帯の秘書・姫野礼香役、田中道子さんが大浜のクールな秘書・吉田明日香役、高嶋政伸さんが最凶のラスボスとなる大浜社長役を好演。
春ドラマ満足度ランキングでは、「話題性」第1位(オリコン・モニターリサーチ調べ)を獲得、さらに3週連続で日本のトレンドTOP3位にランクインするなど、回を重ねるごとに大きな盛り上がりを見せています。
「放送再開記念リモート会見」では、広いスタジオ内にソーシャルディスタンスの距離をしっかり保ってキャストが椅子に座りながら登場。取材陣が別室にて、リモートにて見守る中まず前半の反響について安斉さんが「皆で突っ込んだりしながら見てくれているようで、有難いです」と話します。
今回、初演技ながら初主演に抜擢された安斉さんに三浦さんは「安斉さん自身もアユと一緒に初回からどんどん成長してるな、という実感があります」と賛辞の言葉を。
続いて鈴木さんも、「アユだ!と思いました。『アユはダイヤ』というセリフとか完璧でしたね、アユの物語でもあるけど、安斉さんのドキュメンタリーでもある、お芝居もどんどん変わっていますね」と安斉さんの演技を称賛していました。
さらに、三浦さんが「彼女がいるとすごく現場の雰囲気が明るくなるんですよね」と安斉さんの素の様子を話すと、白濱さんも「現場では若者言葉が飛び交ってますね!」と突っ込み
さらに田中さんは「2文字以上をあまり発しないんですよ。『すご』『まじ』『やば』みたいな(笑)。三浦さんも最近、(影響されて)リアクションが『やば』になってますね(笑)」と明かし、現場の和気あいあいとした雰囲気が溢れるトークが繰り広げられました。
また、原作には存在しないオリジナルの役どころ「姫野礼香」を演じた感想を聞かれた田中さんは、「私は原作には登場しない役ということで。まず、眼帯のフィッティングから始まり、黒も違うし、白も違うし…となってこの眼帯にたどり着いたんです。みかんの皮という説もありますけど(笑)」と話し、続けて「あとは、普段絶対言わないセリフが沢山あるのでどう表現しよう?とものすごく考えさせられます。『許さなーーーーーーい』はかなりこだわって、久しぶりに腹の底から声を出しましたね」とコメント。
後半に描かれる、出演者全員が声を揃えて“伝説のシーン”と称賛する田中さんの演技の話になると、「私、多くのものを失っている気がします…」と冗談交じりに振り返り、その場を盛り上げていました。
さらに、田中さんより撮影休止中に鈴木さんが台本を変更し、(尺は変わらないが)セリフが1話分ほど多く書き足されたことも明かされます。鈴木さんは、「3話までの放送のリアクションをTwitterなどで見て欲が出て…。さらに激しく、かなりエキサイティングに書き足しました」と後半戦の裏エピソードを披露していました。
本ドラマは撮影を再開し、クライマックスシーンを迎えていますが、以前伊集院さんが副音声を務める番組で、「自粛期間中にキャストの皆さんが停滞しないことを願う」と要望した件を受けて、三浦さんは「心配は全くないです、大丈夫です!期間が空いた中で新しいアイデアも出てきたのでよりスピード感と内容が濃く仕上がっています!」と、全員さらに一段とギアを上げて臨んでいると自信を持って断言。
最後に、後半の見どころを聞かれると、安斉さんは「アユとマサの関係が変わっていくので注目して頂きたいです」と話し、田中さんは「礼香の眼帯の真相が明らかになり、礼香の家族も登場します。そして、周りの人と結託し始めたり、色仕掛けもあるので是非お楽しみに」とコメント。
また、白濱さんは、「ただの流川ではなく、マサさんのライバルとして対決していきますし、礼香さんとのキスシーンも描かれます」と話し、田中さんとの初キスシーンの感想を聞かれると「俺、食べられてるのかな?と思いました(笑)」とニヤリ。
それに対し田中さんは、「今回、ロマンティックなキスが一つもないんです、こんなイケメンとのキスなのにドキドキもなくて…」と残念そうに答えていました。
鈴木さんは、「アユがデビューして、売れていく中でアユとマサの恋が生まれたり、色々な想いや関係が錯綜していく凄くワクワクする展開になっています。礼香もぶっ飛んでいるキャラだけど、その中で悲しみや切ない部分も描かれます。全体的に90年代の音楽業界の裏側が濃く描かれていきますので是非注目してください!」と見どころを語りました。
<第4話あらすじ>
レコード会社A VICTORYの社長・大浜は、アユのデビュー日に、流川翔がプロデュースするガールズグループAxelsのデビューをぶつけることに。マサはアユのプロモーションに命を懸け、マネージャーの野島美香(河北麻友子)をはじめ「チーム・アユ」全員に鬼のように立ち向かっていきます。
なんとかしてマサを叩き潰したい大浜は、全国のクラブ回りという地道なプロモーションでAxelsを売ろうと考えていた流川を呼び出し、アユに勝つためならAxelsに大量のプロモーション費を投入してやると告げますが…。
そんなマサの期待に応えたいと焦るアユですが、その思いは空回りするばかり…。レコーディングでも上手く歌えず、スタッフたちからあきれられてしまいます。
なかなか音楽番組への出演が決まらずイラ立つマサと、理沙(久保田紗友)らAxelsのメンバーからアユに勝ちたいと詰め寄られている流川を呼び出した大浜は、大物プロデューサー・黒川誠に認められたら、音楽番組にプッシュしてもらえるチャンスがあるとほのめかします。さらにその後、流川にある悪魔の提案を…。
一方、秘書の姫野礼香は、「会ってほしい人がいるの」と、離婚したマサを強引に呼び出し…。ついに礼香の愛が常軌を逸した暴走を始めます――。