今年は「6月病」に要注意!「なんかダルい」6月に、仕事を乗り切るコツ
祝日がゼロで連休がない上に、ジメジメと暑い梅雨が重なり、「なんとなーくダルい」が続く6月がスタートしました。
しかも今年のゴールデンウィークは新型コロナウイルスの影響で外出を自粛し、思ったようにリフレッシュができていないという方も多いですよね。そんな方が今年特に注意すべきなのが「6月病」。
今年は例年と環境が大きく変わっています。一般的に「大きなストレスに直面してから影響があるのは、その2〜3か月後」といわれています。そして、外出自粛などが始まってからちょうど2〜3か月後にあたるのが、まさに今。
つまり、今年の6月は「ダルく感じてもしょうがない」時期といっても過言ではありません。
そんな「6月」にできるだけやる気を高めて、前向きに仕事に取り掛かるコツをご紹介します。
Q.そもそも、改めて「6月に憂鬱になる」のはどうして?
ゴールデンウィークなどをはじめとした「長期休暇」のタイミングは、リフレッシュの機会になると同時に「自分を見つめ直す機会」にもなります。
その際「今の会社は自分に合っているのか」「今やっている仕事は本当にやりたいことなのか」と考え始め、連休明けの仕事を憂鬱に感じたり、どう向き合えばいいのか悩んでしまうことも。このような悩みを抱え、答えが出ないままモヤモヤした気持ちで仕事に向き合わなければいけないのが、長期休暇明けの仕事を憂鬱に感じる理由のひとつです。
そんな5月病から逃げ切ったとしても、祝日がなく、気候もじめじめしがちな6月になった途端、心が折れてしまう場合もあります。今年は特に、新型コロナウイルスの流行もあり、例年よりもストレスを感じ憂鬱な気分になりやすいということは覚えておきましょう。
Q.6月病を予防し、前向きに仕事に取り掛かるコツは?
「自分なりに頑張っているのにうまくいかない」とき、つい人はネガティブなものの見方に陥りがちです。
そんなときに「ものの見方を切り替えるヒント」を知っていれば、そこから行動が変わり、より望んだ結果につながる可能性が高まります。
どうしてもネガティブになりがちなときこそ、意識的に少しずつ「ものの見方」を切り替えてみましょう。この「ものの見方」は筋トレと同じで、日々意識し実践することで、自然にできるようになっていきます。
Q.たとえば、どんな風に見方を変えればいい?
1.「失敗」について
「失敗したらどうしよう」「失敗するくらいならやらないほうがまし」とつい考えがちですが、何事にも失敗はつきもの。たいていの上司は、多少のミスは織り込み済みです。
「たとえ上手くいかなくても、失敗から学んで次に活かせば大丈夫」と考え方を変えてみましょう。「失敗しないこと」よりも「チャレンジしたこと」が大事です。
落ち込みがちなときは「こんなこともできないなんて自分はダメなんだ」と思わず、「こんなところはできるようになったし、ちゃんと前に進んでいる」と、どんなに小さなことでも自分を褒めてあげてくださいね。
2.「マイナス思考」について
特にネガティブになっている時期は、どうしても周囲の評価が気になったり、ダメな人だと思われたくない、周りに迷惑をかけたくない、という思考回路になりがち。
でも、一度そんな考えはどこかにやってしまいましょう。「周囲に迷惑をかけないこと」「ダメだと思われないこと」よりも、目の前の仕事をきちんとするためには何が重要かを考えてみてください。「ダメだと思われたくないから分からないことをそのままにする」よりも「素直に聞く」ほうがいいし、「周囲に迷惑をかけないこと」よりも「仕事を進めるために支援してもらうこと」がいいことはたくさんあります。
3.「仕事の意味」について
特に仕事に慣れてくると「この仕事はなんのためにやる必要がある?」「もっと意味ややりがいがある仕事ならがんばれるのに」と、マンネリを感じがち。
でも「どんな仕事も、やるからには意味を見出したいし、何か成長する機会にしたい」と考え方を変えてみると、案外新しい景色が開けることも。
どうしても意味を見出せないときは「できるだけ効率よく仕事を進める方法」など、他のところに着眼するのもアリです。
とはいえ、ものの見方を変えるのはなかなか難しいこと。そんなときは、自分基準ではない誰かの「ものの見方」にふれることも有効です。たとえば誰かの話を聞いたり、尊敬できる人の本を読んだり…。そうしていくことで道が開けることもあるはずです。
この「6月病」や「前向きに仕事を乗り切るコツ」についてはさらに詳しく取り上げていきます。お楽しみに!(後藤香織)
情報提供元/リクルートマネジメントソリューションズ