女性誌『Domani』の看板スタイリストが愛してやまない定番アイテムの選び方&着こなし紹介の第2回です。
今回は働く女性のマストアイテム、ジャケット。その中でもオンもオフも使いやすい、ネイビーの選び方&着こなしをご紹介します。男前、エレガント、スポーティとどんなジャンルとも合っておしゃれの幅が広がります!
【前回の記事はコチラ】
★人気スタイリスト発!この秋、定番アイテムは「こう選ぶのが正解です」【タイトスカート編】
【スタイリスト高杉しのぶさん流・ネイビージャケットの選び方】
1.テーラードカラーは「控えめ」なディティールを
女らしさがアップするのは、断然小ぶりなテーラードカラー。襟が大きいとカジュアル度が増します。
2.腕まわりはタイト・丈は長めが新バランス
ここ2~3年はメンズテイストの流行もありオーバーサイズのものが多かったのですが、その反動で今年はタイトめが気分。腕まわりがタイトで丈まで短いとコンサバな印象になるので、ロングカーディガン気分で着られるやや長め丈がおすすめ。どんなボトムとも相性がよく、着回し力抜群!
ジャケット ¥14,000(ジャーナル スタンダード レリューム ルミネ有楽町店<ジャーナル スタンダード レリューム>)
こっくりとしたネイビーは全体の引き締め役として大活躍。流行のサファリ柄のTシャツと、その色味を拾ったカーキのタイトスカートのグラデーションコーディネートをネイビージャケットで引き締めると、女前な印象に。バッグ、ブレスレット、サングラスもスモーキーなカーキでそろえると着こなしにさらに立体感が出ます。
レース使いの黒ブラウス、スエット素材のグレーパンツ、黒のヌーディなサンダルと、異素材MIXのモノトーンスタイルに、予定調和な黒ジャケットではなく、あえてネイビージャケットを合わせると粋な印象に。男前なカジュアルをまろやかに中和してくれます。
【3】女学生風レトロモダンスタイル
つい心惹かれてしまう、どこか懐かしさを感じる、女学生のようなレトロなスタイル。白ブラウス×ピンクのショートパンツ×ころんとした帽子と、バッグ×ショートブーツの着こなしを仕上げるのはネイビーのジャケット。クラシカル&シンプルになりすぎないよう、大ぶりのビジューブローチを胸元に効かせることで今っぽく仕上げます。
【4】オール白の着こなしにネイビーを差す、休日スポーティスタイル
オール白の着こなしにネイビージャケットを差すスタイルは間違いなし。ネイビーの真面目さをいい意味でくずすように、個性の違う白小物を投入するのが着こなしのキモ。上品なパールネックレス・スポーティなスニーカーと「その2つを合わせて大丈夫?」と一瞬思うくらいが休日らしい遊び心があって素敵。
【5】知的なのに色っぽい、女前エレガントスタイル
凛とした女らしさを感じられる、タートルニットとペンシルタイトスカートの装い。そこにラインが美しいネイビージャケットを羽織ることで、エレガントさを底上げできます。小物で赤を差すことで、シネマ女優のようなコーディネートが完成。
どんなスタイルにも合わせられて、コーディネートをまとめてくれるネイビージャケットは、1枚持っていて損なしです。
さて、次回は定番のシャツの進化版「プルオーバーシャツ」の選び方&着こなしをご紹介します。(後藤香織)
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