人気スタイリストの「偏愛クローゼット」を覗き見♡ タイムレスな名品&一点モノが気になる!【前編】

スタイリストの偏愛クローゼットにお邪魔します♡

CanCamでお馴染みの4人のスタイリストが愛してやまないファッションアイテムを紹介。プロ目線の価値があるものは、ただかわいいだけでなく、細部へのこだわりや実用性、ストーリーが備わっていて、さすが♡ 前編では、伊藤舞子さん・奥富思誉里さんのクローゼットをチェック!

【FILE_01】伊藤舞子さん

いとうまいこ/旅行代理店に就職後、スタイリストに転身。会社員経験を活かした、絶妙な配色やさりげない小物で盛るシンプルでキレイめなコーデが人気。CanCamをはじめ様々な雑誌で活躍。@sty.maiko_ito

“自己主張が強すぎないタイムレスなデザインに惹かれます”

Tops:Ron Herman、Skirt :AURALEE、Bag:The Row、Shoes:The Row、Shirt:R’IAM-PLAGE、Necklace:MARIHA

お手入れが少し大変でも長く愛せる服がいい

「改めて〝自分の好き〟を並べてみると、キレイめなカジュアルが好きなんだなぁと思いました(笑)。さらに言うと、目立つロゴやブランド名がなくて、わかる人にはわかるブランドが好み。見た目は派手じゃなくても、シルエットがきれいだったり、着心地がよかったり、よく見ないとわからない細かいデザインにこだわっていたり、そういうアイテムにときめきを感じています。あとは、宮古島が好きで年に何回も行くので、ビーチ周りアイテムも普通の人より多い気がします。
 毎年のトレンドも大事ですが、年齢を重ねるにつれて、タイムレスなデザインのブランドの魅力にも気がついて。その分、お手入れが大変だったりするんですけどね。でも手間をかける時間も、服好きとしては愛おしいと思えるポイントだったりするんです」

01:ユニセックスにも着られておすすめ! 「AURALEE」

「世界中から注目されているドメスティックハイブランドのオーラリーですが、私もファンのひとり。等身大のデザインでありながら、贅沢な着心地や絶妙なカラーが豊富で、同じアイテムを色違いで何枚も持つほど大好きです」

02:20本以上持っています! 「リーバイス®」のデニム

\ほんの一部です(笑)/

「自分でも驚くくらいデニムを持っているのですが、中でもリーバイスはつい買ってしまうブランド。特に通称モンローデニムと言われる701はシルエットが最高で、同色を買い足すくらい好き」

03:「PALE SWIMWEAR」のスイムウェア

「お気に入りは2年前にロンハーマンで出合ったPALE SWIMWEAR。一見シンプルだけど肩紐や背中の開き方が特徴的だったり、生地感にディテールがあったりと大人っぽい品があるところがいいんです!」

04:スタイルを格上げしてくれる一生モノ 「The Row」のバッグ

「元々ブランドロゴが入ったアイテムは得意ではなくて、The Rowの世界観はまさに私の理想。日本では在庫がないアイテムも海外だと出合えることが多くて、特にLAの店舗は種類が豊富でおすすめ!」

【FILE_02】奥富思誉里さん

おくとみしより/コンサバからモードまで媒体に合わせた幅広いスタイリング提案で人気! 男性のコーデも得意で、メンズタレント企画など多方面で大活躍。@shiyoriokutomi__stylist

“運命の服に出合えるヴィンテージの世界は知るほど楽しい!”

One-piece:sui、Bag:MARGESHERWOOD、Shoes:SALOMON、Glasses:VERYNERD、Necklace:COCOSHNIK,nanan bijouxxx、Bracelet:vintage shop

人とカブらないコーデにこだわっています

「仕事のときは、媒体に合わせて様々なテイストのコーデを作りますが、自分が着る服で最も好きなのは古着です。三軒茶屋エリアの店に行ったり、地方のヴィンテージショップの服をネットで購入することが多いです。古着の魅力は、個性的な柄やデザイン。そして、ほとんどが一点モノなので、一期一会の出合いも古着サーチの楽しいところ。でも高額な服に運命を感じてしまったときのあの葛藤は、しんどいと思うことも(笑)。
 もちろん古着じゃない服も好き。好みを見つけると色違いで買うタイプです。でも人と服がカブるのが嫌なので、誰よりも早く着るか、逆に1シーズン寝かせるようにしていて。少し寝かせても服の魅力は色褪せないと思っているし、私だけの服と思って自信を持って着たい気持ちが勝つんです」

01:古着ならではのレトロでフェミニンな雰囲気が好き「総花柄のワンピース」

「数年前から古着の花柄ワンピースの魅力に気がついて、いつのまにかたくさん買っていました。海外の古着だから華やかな柄でもレトロな雰囲気で馴染みがよく、タウンユースしやすいところが魅力」

02:完全に〝ひと目ボレ〟で決めてます!「古着のプリントTシャツ」

「古着は汚れや穴も〝味〟だと思っているし、Tシャツならメンズサイズでもコーデでかわいくなるので気にしません。ただ高額なものも多いので、3万以上の場合は諦めるように心がけています(笑)」

03:他にはないインパクトのあるデザイン「nanan bijouxxxのアクセサリー」

「作り手のnanaさんのセンスがめちゃくちゃ好きで、毎回新作をチェックしています。人とカブらない個性的なデザインなんですけど主張しすぎず、透明感があって肌に馴染むところが唯一無二♡」

04:肩紐が華奢で、ヘルシーに見えるデザインが好き「ブラトップ」

\色違いで購入♡/

「ヘルシーな肌見せコーデが好きなので、見えてもおしゃれなブラトップは年中探しています。中でもTODAYFULとCASA FLINEは毎シーズンのように買ってしまうブランド」

かわいいだけじゃない!価値のあるアイテム選び

タイムレスに愛せる名品や、人とカブらない一点モノ…プロが選ぶ服や小物には、かわいいだけじゃなくストーリーやこだわりがぎゅっ♡ 伊藤舞子さんのキレイめカジュアルも、奥富思誉里さんのヴィンテージ愛も、それぞれのスタイルが光っていました。次回は、川瀬英里奈さん、たなべさおりさんが登場。どんな偏愛アイテムに出合えるのか、お楽しみに!

CanCam9月号「PART 3 スタイリストの「偏愛クローゼット」にお邪魔します」より 撮影/廣瀬拓磨(Pygmy Company) 構成/西村真樹 web構成/近藤舞弥 ◆この特集に掲載しているアイテムはすべて私物です。ブランドへの問い合わせはご遠慮ください。