ビールのおともはやっぱり焼き鳥♡
ビールのおともと言えば、枝豆に唐揚げ、フライドポテトなどが思い浮かびますが、忘れちゃいけないのが…そう!焼き鳥です。できればお店で焼きたてをいただきたい気持ちもありつつも、テイクアウトで持ち帰りやすいのもポイント。
種類が豊富な上に比較的お手頃価格で食べられるので、おつまみには最高ですよね♡ 実はそんな焼き鳥に、新しいトレンドが生まれているよう。それが「希少部位」。
今回は、リクルートライフスタイルが20歳~59歳の男女を対象に行った、焼き鳥の希少部位に関する調査の結果をご紹介します。
若い世代は「希少部位」が好き
「希少部位」と聞くと、どんなイメージを抱きますか? 「なんだか高そう…」というイメージも少なからずありますよね。でも、そんな希少部位が現在若い世代を中心に人気を集めているんです!
Q:「希少部位」と聞くと食べたくなりますか?
「希少部位と聞くと食べたくなりますか?」と聞いたところ、20代~30代で「そう思う」と答えた人は7割以上に上り、若い世代ほど希少部位を食べたいと感じている傾向があるようです。限定品と聞くとついつい買ってしまいたくなるあの気持ちと似ているのでしょうか。
食べてみたい希少部位1位は「ふりそで」!
食べたことがある/食べてみたい焼き鳥の「希少部位」トップ10
1位 91票「ふりそで」(手羽元と胸肉の間)
2位 88票「えんがわ」(砂肝の壁の部分を集めたもの)
3位 85票「白子」(精巣)
4位 73票「ハツ元」(ハツのつなぎ目部分)
5位 61票「おび」(ももの中心)
6位 52票「丸ハツ」(心臓の内膜を裏返したもの)
7位 51票「油つぼ」(ぼんじりの付け根)
8位 45票「ソリレス」(腰骨の付け根のくぼみについた肉)
9位 42票「ちょうちん」(産まれる前の卵)
10位 36票「ペタ」(ぼんじりと背中をつなぐ皮の厚い部分)
「食べたことがある/食べてみたい焼き鳥の『希少部位』」を聞いたところ、第1位は「ふりそで」でした。その他「えんがわ」「おび」「ソリレス」など、トップ10には聞きなれない名前がランクイン。これらはちゃんと鳥の部位の名称なんです!
例えば「ふりそで」は、手羽元と胸肉の間を指し、「ソリレス」は腰骨の付け根のくぼみについた肉を指します。どれも本当に「希少部位」感がありますね。そして名前も面白い……!
ちなみに上記の説明に出てきたもので、そもそも焼き鳥屋にだいたいある基本部位だけど、実はよくわかっていない「ぼんじり」「ハツ」ってどこ?という方のために基本の部位を図解。(クリックで拡大します)
こんな感じです。「ぼんじり」は尾骨周囲、「ハツ」は心臓。ちなみによく聞くけど意外と知らない「せせり」は首周囲です。同じ鶏肉であっても、部位によってあんなに味や食感が異なって感じるのって不思議ですよね。
飲食シーンにおいて馴染みの深い焼き鳥。今、その焼き鳥で「希少部位」が注目を集めています。自宅でも気軽においしい焼き鳥が食べられる昨今。外食は内食/中食マーケットとの差別化が必要です。焼き鳥界における「希少部位」はその一つと言えるでしょう。他では食べられない珍しい食材を、プロの調理技術や自身では想像がつかない食べ方で提案してくれる、そのこと自体が価値のある体験です。たとえ見た目は地味であっても、その珍しさ、つまり希少性がSNS発信の格好のネタとなるのです。
スーパーやコンビニで手軽に焼き鳥が手に入るようになったけれど、やはり希少部位が食べられるのは焼き鳥専門店ならでは。珍しい食材をプロの調理技術をもって楽しむことで、食の幅も広がりますよね。
テイクアウトで店内メニューを提供しているお店もどんどん増えているので、次に焼き鳥をいただくときは、こんな希少部位を楽しむのも良さそうですね♪ (平田真碧)