【詳細レポート】w-inds.がはじまりの地・代々木公園で豪雨の凱旋フリーライブ!

6月11日、東京・代々木公園野外ステージにて、w-inds.の凱旋フリーライブが行われました。
同日に33枚目となるシングル『夢で逢えるのに~Sometimes I Cry~』をリリースしたw-inds.。その新曲披露イベント&代々木公園はw-inds.の始まりの地であるというイベントは、きっとメンバーもファンも待ち望んでいたであろうもの。残念ながら雨の中でしたが、雨だからこそ、ずっと記憶に残り続けるような、素晴らしく熱いイベントになりました。

代々木3

2001年3月14日に『Forever Memories』でデビューしたw-inds.。彼らのルーツはここ代々木公園にありました。デビュー前の2000年11月26日から代々木公園でストリートライブをスタート。初のストリートライブではなんとお客さんが3人(!)でしたが、毎週末代々木公園や渋谷でストリートライブを重ねるうちにどんどんファンが増え続け、デビュー直前に渋谷の歩行者天国でストリートライブを行った際にはなんと8000人もの動員をしたという伝説が。

17時のイベント開始に向けて、どんどん雨が本降りに。

イベントは最新シングルのカップリング曲『Together Now』からスタート。曲調も歌声も優しさに溢れるこの曲が代々木公園に鳴り響いた瞬間、「ああ、w-inds.が代々木公園に帰ってきたんだ」と、まさに感無量。それぞれのソロ活動を経てますます表現力が増したパフォーマンスを見ていると、それまでずっと雨に打たれ続けたことなんて忘れて、「今日この場にいられてよかった」と、きっと会場全体が思っていたでしょう。

そして驚いたのは、曲がクライマックスに差し掛かる、雨にまつわる歌詞の部分で、慶太さんがステージ前方に出て来て、自身も雨に打たれながら歌い続けるという、目を疑うような光景。

代々木2

ファンはレインコート着用ですが、メンバーはもちろん傘もレインコートもなにも持っていません。「風邪引いちゃうよ、出てこなくても大丈夫だよ」と思ってしまいますが、きっと「来てくれた人だけ雨に打たせるわけにいかない」と思って出て来ずにはいられなかった、とても慶太さんらしい行動。
そのあまりに美しい風景に思わず目が奪われ、涙したファンも多数……。

そんな涙ものの『Together Now』の次は、あのエリック・ベネイのカヴァーに挑戦した新曲『夢で逢えるのに~Sometimes I Cry~』。これまでにも数々の音楽番組で披露されるたび「ファルセットがすごい!」「歌はもちろんだけどダンスパフォーマンスも含め素晴らしい」と大絶賛されていた曲は、生で聴くとまさに鳥肌もの。もし今日が晴れていたらもっと公園に人がいて、もっとたくさんの通りすがりの人がこのパフォーマンスを目にしたのだろうか……と考えると、雨であったことはとても惜しいですが、しっとりした曲調とエモーショナルなダンスを雨の中聴くのはとてもオツなものでした。

そして当時のストリートライブのエピソードや、サッカーの岡崎慎司選手とも親交のある慶太さんが「みんなで日本を応援しましょう!」とサッカートークなどのMCへ。
MCの途中、龍一さんが「こんな雨の日だからこそ、僕はみんなの声が聴きたいんです。生の声を僕の耳に届けてほしい」と発言。おや、これは何か合唱するのかしら……? と思ったら、慶太さんが「僕たちのはじまりの歌を」と言い、会場全体から歓喜の声! 「特に用意してなかったんで、アカペラだけど、せっかくだから歌わない?」と、デビュー曲『Forever Memories』の大合唱がはじまりました。はじまりのこの地で、はじまりのこの歌を聴き、歌う……。ここでも涙するファン多数。歌い終えたあと、慶太さんがしみじみと幸せをかみしめるように「みんな、本当に昔から応援してくれているんだね」とぽつり。ファンからメンバーへの愛が、メンバーからファンへの感謝が、そして会場全体から「幸せ」がじんわりと伝わってくるような、とても素敵な光景でした。

代々木4

最後は7月9日に発売する、10枚目のオリジナルアルバム『Timeless』のリードトラック『Make you mine』を野外ステージでは初披露。これまでw-inds.が発表し続けていたEDMとはまた違う「新しい大人のかっこよさ」を存分に表現してくれる曲がとにかく素敵。デビュー14年目であっても常に現状に満足することなく進化し続けるw-inds.の底力を見せつけられたような気がしました。

最後のあいさつのときは、なんとメンバー全員がステージ前方に出てきて深々とお辞儀。長年のキャリアを持っていても「常に新人の気分」とメンバーも言うように、いつでも謙虚なその姿勢。それも、魅力のひとつなのかもしれません。

代々木

MCのときに「今日は雨の中ごめんね、本当にありがとう」と謝り、感謝の言葉を述べるメンバーの姿がとても印象的でした。けれど、自身も雨に打たれながら、あれだけ最高のパフォーマンスを見せてくれたのですから、謝ることなんて本当にない、と思います。そのパフォーマンスを見たら雨の苦労など吹っ飛ぶくらい、ただただ「素晴らしい、この場にいられてよかった」と思うばかり。
まさに、2014年6月11日のことは、Forever Memories。進化が止まらない彼らの活躍から、今後も目が離せそうにありません。(後藤香織)

 

<6.11代々木公園野外ステージ セットリスト>
M1. Together Now (シングルカップリング)
M2. 夢で逢えるのに~Sometimes I Cry~ (シングル表題曲)
MC (アカペラ合唱「Forever Memories」)
M3. Make you mine (アルバム「Timeless」リード曲)

■33rd Single「夢で逢えるのに~Sometimes I Cry~」
6月11日(水)発売、現在発売中
■10th ALBUM「Timeless」
7月9日(水)発売
■w-inds. LIVE TOUR 2014 “Timeless”
7/19(土)パシフィコ横浜国立大ホールを皮切りに全国14カ所でツアー開催

 

【あわせて読みたい】

※女子旅をもっと快適に!プロが教える旅行バッグの収納術

※2000万円を寄付!DA PUMP、w-inds.、Lead、三浦大知のチャリティライブ詳細レポート

※【千葉涼平×KENZO対談(1)】The ShotⅡはフルーツパーラーから始まった!

※「努力してもやせない理由は勘違い?」ダイエットの意外な事実をプロに聞く【食事編】