連載 第9回『#うるとらかれーらばー濱正悟のカレー手帖』<お茶の水、大勝軒編>
無類のカレーLOVERである俳優・濱 正悟による「カレー好きの、カレー好きによる、カレー好きのための連載」。
大勝軒と聞けば、つけ麺を思い浮かべる人が大多数なはず。そう、今回はカレー専門店のカレーではなく、ラーメン屋さんのカレーなのです。しかしラーメン屋さんだからと、あなどることなかれ。カレー激戦区である神田にて、第7回神田カレーグランプリで優勝した実力派のひと皿なのです!
■「復刻版カレーライス」の誕生秘話
平日・休日関係なく常にお客さんで賑わう、つけ麺の名店・大勝軒。約60年前の創業当時は、つけ麺以外にもカレーライスやタンメン、シュウマイなど中華料理店らしいメニューがあったそう。しかし、つけ麺に人気が集中し、行列が絶えなくなったことから、つけ麺以外のほとんどのメニューが封印されてしまったんだとか。店内にかざってある当時のメニュー表。
その封印されたメニューを復活させたのが、「お茶の水、大勝軒」。10周年を迎えた年に、神田地区の方々に支えられた感謝を恩返しできないかと考え、大勝軒の名物主人・山岸一雄氏が考案したカレーライスを復刻させたんだそう!
まずは食券機で、「復刻版カレーライス」を購入。
この企画、衣装はすべて濱くんによるコーディネートなのですが、今回は「大勝軒のスタッフの方たちがやってるみたいに、白タオルを頭に巻いてきました!」と、完璧なスタイリングで登場してくれました!
■ラーメンの香り漂う中でいただく昔ながらのカレー
ラーメンのいい香りに、浮気したくなりそうなものですが……「ラーメンも美味しそうだけど、やっぱりカレーが食べたいですね」とカレー一筋の濱くん、さすがです。厨房の様子をちらりとのぞき見。
ラーメン屋ならではのスピード感で出てきたのが、こちら「復刻版カレーライス」。
名物主人・山岸氏が横須賀で育ったことから、海軍カレーにルーツを持つこちらのカレー。均一にさいの目に切られた野菜や、ルーの色の深さに、海軍カレーの片鱗が感じられます。
豚肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもをラードで炒め、ラーメンスープやブルーベリー、インスタントコーヒーといった秘密の隠し味を加えてじっくり煮込んだカレー。早速、アツアツのうちにいただきます!
「やっぱり、ラーメン用に仕込んだスープが入っているからか、ルーのコクが違います! 隠し味などもとても手が込んでいるのに、家庭で慣れ親しんだ懐かしさのあるカレーでした」(BY濱くん)
■勢いよくかきこみたくなるひと皿!
美味しさはもちろん、食べやすさとラーメン屋ならではの熱気で、自然とスプーンを口に運ぶスピードも上がっていく濱くん。ちょっと暑くなってきた!!とTシャツ腕まくりスタイルに変身! 背中に、こんな派手な虎を背負ってたんですね……!
小さな子供からお年寄りまで楽しめるように、辛さは控えめにしてあるため、とても食べやすい!! みるみるうちにスプーンでかきこみ、ごちそうさまでした!
■濱くんのひと言「やっぱ俺、日本人やわ〜」
家で食べるカレーのように親しみやすく、どこか懐かしさを感じるカレーで、夢中で食べてしまいました。インドカレー、タイカレー、欧風カレーといろんな種類のカレーがありますが、こういった日本ならではのカレーには、ホッとするような安心感がありますね! 大勝軒のカレーを食べて、「やっぱ俺、日本人やわ〜」と思いました!
お茶の水、大勝軒
住所 東京都千代田区神田小川町 3-1-5 須田ビル 2F
電話 03-3233-9911
営業時間 ランチ11:00〜15:00、ディナー15:00〜22:00 (L.O. 22:00)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
HP http://www.taisho-ken.tokyo/
<MEMO>復刻版カレーライス770円。とろみのついたカレースープに麺が入った「復刻版カレー中華」や、「復刻版 もりカレー」など、他にも自慢のカレーを楽しめるメニューが!
1994年8月22 日(24歳)。東京都出身。
2015 年、GirlsAward×avex「BoysAward Audition」で特別賞を受賞しデビュー。2016年には、情報番組『ZIP!』にレギュラー出演。2018年にはスーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』にルパンブルー/宵町透真役で出演。
「濱 正悟 1st写真集」が現在発売中。また出演映画「酔うと化け物になる父がつらい」が2019年公開予定。
★連載 第7回『#うるとらかれーらばー濱正悟のカレー手帖』 <アボカフェ編>
★連載 第5回『#うるとらかれーらばー濱正悟のカレー手帖』<豚バル ピッグテイル・PigTail編>