9月2日は「靴の日」♪
おしゃれは足元から……ということで、そろそろ秋の靴が気になっている方も多いのではないでしょうか。でも、靴ってお店で試し履きしたときはなんともないのに、それを買っていざちゃんと履き始めると靴ずれが痛くてなかなか履けない! ということってありますよね。
というわけで本日はCanCam.jpの過去記事より「シューケアの老舗メーカーや、フットケアを専門にするお医者さんが語る、正しい靴の選び方」をご紹介します!
【1】靴を買うとき、絶対チェックすべきポイント
靴が合っているかどうかを判別する上で、絶対にチェックしたいのがコチラ。
・履き口と甲まわり…食い込んでいないか。食い込んでいたら圧迫されていて、すき間があるのも靴ずれができやすい。
・かかと…浮いていないか。かかとを上げても脱げないかどうか。
・足幅…足より靴の幅が広いと前すべりしやすいので、すき間がないもの。サイドから圧迫感がある際はもう少し幅が広めの靴を選ぶ。
・くるぶし…人によってくるぶしの位置は異なります。靴と擦れて痛みが出ないよう、履き口にくるぶしが当たらないことを履いて確認しましょう。
・つま先…親指が靴に当たって痛くないか。靴には脚の動きを妨げないよう、先端に「捨て寸」という空間が設けられています。これが1cmほどある状態がベストです。
・土踏まず…靴のアーチラインとの間にすき間があると疲れやすくなるので、自分の土踏まずのラインとぴったり合うものを選びましょう。
このポイントが合わない場合は、どんなにそのデザインを気に入っていても購入するのは避けましょう。
また、「私の足は24.0cmだから、そのサイズの靴なら大丈夫なはず」と過信するのは危険です。靴の木型は靴によって異なり、同じサイズ表記であっても「合う靴・合わない靴」が確実に存在します。ある靴なら23.5cmがちょうどいい、ある靴は24.0cm……ということもあるので、靴を試す際は「いつものサイズ」に加え、ひとつ大きいサイズ・ひとつ小さいサイズの計3サイズは試すことをおすすめします。
【2】足のサイズが左右対称とは限らない
顔が完全に左右対称ではない人が多いように、足も左右同じとは限りません。10人に1人は左右が1サイズ違うと言われています。基本的には大きいほうのサイズを選び、もう一方は中敷きで調整します。
また、なかなか合う靴がない……と悩んでいる方は、「シューフィッター」という靴のプロがいるお店を訪れてみると、最適なアドバイスを受けられます。(コチラから検索可能です)
【3】靴は、大は小を兼ねません。
日本人の多くが、実際の足よりもサイズ表記が大きい靴を選んで履いていると言われています。
「サイズが小さい靴」は当然足が痛くなってしまうのでNGですが、「痛くないように」「大きいほうが楽だから」と大きめのサイズを選ぶことも、靴にも足にも良くありません。
サイズが大きいと、
・靴と足の間にすきまができて、そこに摩擦が生じることで靴ずれになりやすくなる
・ムダな動きが生じることで汗を多くかき、靴の中が蒸れて足のニオイの原因になる
・靴に履き皺ができてしまう
と、良くないことがたくさん起きてしまいます。きちんと「合っている」靴を選びましょう。
なかなか合う靴が見つからず悩んでいる方は、先述した通り、靴のプロに一度相談してみると道が開けるかも。合わない靴を履いていると、歩きづらいし、足も痛くなってしまうし……と、いいことはひとつもありません。ついデザインがかわいいものを選んでしまいがちですが、履き心地が良くなければ結局履かずに終わりますよね。
ついつい買ってしまう靴ですが、きちんと選ぶことで「かわいかったけど結局履かなかった……」を減らせるはず。衝動買いしすぎず、しっかり足に合うものを選びましょう♪(後藤香織)