ホンネが言えない、感情におぼれられない“理性的すぎるオンナとオトコ”が出会ったら？ そんなラブストーリーを描いた、10月期の新水曜ドラマ『獣になれない私たち』（日本テレビ系、毎週水曜22時）が、新垣結衣さんと松田龍平さんのW主演で放送されることが明らかになりました！ 2人の共演は、映画『恋するマドリ』（2007年）以来、11年ぶりとなります。
脚本を担当するのは、『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』（共にTBS系） とヒット作を生み続ける野木亜紀子さん。 主演の新垣さんとのコンビは、『空飛ぶ広報室』（TBS系）、『掟上今日子の備忘録』（日本テレビ系）、『逃げるは恥だが役に立つ』に続いて4作目に。
今年、30歳となった新垣さんが演じるのは、仕事に恋に悩む“等身大の現代女性”30歳の深海晶。「常に笑顔」で「仕事は完璧」、誰からも好かれ、愛されているけど、それは彼女の身を削る努力で成り立っている事を誰も知らず。仕事でも恋でもプライベートでも、みんなに気を遣いガマンし続けていたら、仕事では次から次へと仕事を任され、更にこき使われ…。彼氏も彼女の優しさに甘え続け、気づけば理想の女を演じていて、「私、何のためにこんなに頑張ってるんだっけ？誰かをすごく好きになって、素直に恋をしたいだけなのに」と悩む役どころです。
一方、日本テレビのドラマに初出演となる松田さんが演じるのは、“世渡り上手な毒舌男”33歳の根元恒星。 「世渡り上手」で「人当たりがよく」、 女にモテるエリート会計士。 でも本当は、調子よく振る舞っているだけで、全てを冷めた目で見ている事を誰も知らず。 誰のことも信用しないし、無防備に人を愛せるほど馬鹿じゃないし、順調だった仕事は、思いがけずヤバイ案件に片足を突っ込み限界寸前。「もう、俺の人生、なるようになれ…」とあきらめモードな男性です。
そんな“心に堅い鎧を着込んだオンナとオトコ”が仕事終わりのクラフトビールバーで偶然出会い、赤の他人だからこそ2人が本音でぶつかる中で、傷つきながら自分らしく踏み出す姿を、時に笑えるコメディで、時に切なくジリジリと描いていきます。
■「カチカチになった心がふわっと軽くなるようなドラマになったらいいなと思います」（新垣）
新垣さんは「（このドラマの）主人公のように、嫌なのに、変えたいのに、勇気が出ないまま今と戦ってる人は実はたくさんいるのかなと思います。やっぱり見てくださる方には、好きになってもらったり応援したくなったり、笑ってもらえる晶にしたいです。カチカチになった心がふわっと軽くなるようなドラマになったらいいなと思います」とコメント。
久々となる松田さんとの共演については、「嬉しいです！ とても貴重な事だと思います。当時私はまだ高校生で本当に子供だったので、今回はご迷惑をおかけしないように、そして、当時とはまた違ったお芝居のやり取りができるように頑張りたいと思います」と期待している様子。
さらに、脚本の野木さんと再び仕事をすることについて「本当に信頼する方なのでまたご一緒できて本当に感謝です。なんともいえない安心感があります」と打ち明け、「それと同時に、だからこそのプレッシャーもあります。脚本に込められた野木さんからの期待と課題に応えられるように頑張りたいです」と意気込みを寄せています。
■「男と女の人間模様が交差して変なことになれば最高ですね」（松田）
一方の松田さんは、「面白くなりそうですね。男と女の人間模様が交差して変なことになれば最高ですね。また、新垣さんとも久しぶりに一緒にお芝居が出来るのがとても嬉しいです」と本作への出演を楽しみにしているみたい。
また、演じる恒星に関しては「感じたまま演じたいです。言いたいことを正直に言えてしまう人だと思うのでそう言う意味でも」と分析。また、恒星は裏表のあるキャラクターになりますが、「裏表は少なからず誰にでもあるんじゃないかと思います。その表し方は人それぞれで、ハッキリするところと、曖昧なところと、根元らしさが出せたら良いですね」と意気込んでいます。
■「ドラマならではの“登場人物のお約束”をぶっとばします」（松本京子プロデューサー）
松本京子プロデューサーは、「『ドラマの登場人物たちは出会ってすぐに恋におちる！！』→だけど、実際の私たちは、そんな簡単に人を好きになったりしなくないか？、『ドラマの登場人物たちは納得がいかないことがあればすぐに反撃し、正論を言う！！』→だけど、実際の私たちは、色んな人に気を遣って、簡単に本音なんか言えなくないか？…『獣になれない私たち』は、そんなドラマならではの“登場人物のお約束”をぶっとばし、周りに気を遣ったり、自分の本音を隠しながらも毎日頑張って生きている“現実の大人たちのリアル”に徹底的にこだわって描く新しいラブコメディです」と断言。
さらに、「今から新垣さんと松田さんの『女と男の本音がとびかう丁々発止の掛けあい』が楽しみです！ このドラマはリアルにはこだわりますが、決して暗くて真面目なドラマではありません。笑えて切なく、ハラハラドキドキするオリジナルラブストーリーです。お疲れ気味の水曜夜に視聴者の皆様の『一週間の楽しみ』になれるようなドラマを目指します。不器用ながらも一生懸命生きる『彼らの成長と恋』にご期待ください！」とアピールしています。
本能のまま「野生の獣」のように自由に生きられたらラクなのに…野木さんが現代に生きる人々のリアルに徹底的にこだわって描く、「全ての頭でっかちなオトナ」に送る新しいラブストーリーに期待が高まります！
