KAT-TUNの亀梨和也さんが主演を務める火曜ドラマ『FINAL CUT』(毎週火曜21時 ※初回15分拡大)が、1月9日にスタート。
主人公の中村慶介(亀梨)の母を奪った罪深き者たちへの復讐劇や、ターゲットとの許されざる恋を描く本ドラマ。亀梨さんをはじめ、藤木直人さん、栗山千明さん、橋本環奈さん、林遣都さん、Hey! Say! JUMPの高木雄也さん、やついいちろうさん、水野美紀さん、杉本哲太さんら豪華キャスト陣が集結しています。
今回、制作発表会見の後に行われた囲み取材での亀梨さんのコメントをたっぷりお届けします!
■このタイミングでのKAT-TUN再始動はベストな状態
――大みそかから元日かけて開催された「ジャニーズカウントダウン 2017-2018」で、KAT-TUNの再始動と、KAT-TUNの新曲『Ask Yourself』が『FINAL CUT』の主題歌になることが発表になりましたね!
亀梨 グループで活動していく中で、個々人が活動して力をつけていくのは当たり前だと思っていて。今回、それをしっかりとグループのお仕事の形として結び付けることができるので幸せです。関西テレビさんの作品に出演するのは初めてですが、新たな環境の中で、2018年という僕自身、思い入れのある1年の幕開けをKAT-TUNと一緒に進められるのは、より強力な援護だと思うので心強いですね。
――KAT-TUN再始動への思いは?
亀梨 充電期間に入る際、ファンの方たちにいろいろな思いを抱かせてしまいましたが、僕自身としてはあそこが始まりだったので、コンサートの最後に「Are You Ready?」という言葉を使わせてもらったんです。僕はあまり説明するタイプではないので、どういう意味なんだろうって、きっと憶測を読んでしまった部分もあると思います。でも、色々な捉え方をしてもらうっていうことは、僕のエネルギーであったりもしました。
僕は再始動が当たり前だと思って進んできたので、実際、改めて「あ~幸せだなぁ」とか、そういう感情は正直なくて。2人(上田竜也、中丸雄一)の大切さは当たり前にあるので、どちらかというと、いよいよ始まるなっていうワクワク感をすごく感じていました。メンバーやファンの皆さん、周りの皆さんの流れの中で、このタイミングでの再始動はベストな状態なのかなと思います。
■4月の東京ドーム公演でまずはみんなで集まりたい
――主題歌の新曲『Ask Yourself』はどういう楽曲ですか?
亀梨 もちろんドラマに沿った世界観を作らせて頂いていますし、歌詞をしっかり捉えてもらうと、どこか自分たちのグループにもリンクするようなメッセージが詰まってます。今回、KAT-TUNらしい楽曲で、『FINAL CUT』に参加させてもらえるのは、すごく意味のあることだと思いますね。
この2年間、3人で再始動の一発目をこういう風にやろうっていう作戦会議などをして、進んできたわけではないんです。どうしても再始動って、新たな一面を期待される側面もあるかもしれないですけど、まずは先日発表させていただいた4月の東京ドーム公演で、とにかくまずはみんなで集まりたいなと。そこからファンの方やお仕事させていただいている方から可能性をいただきながら、次の一歩を踏み、しっかり新たなものを提示できたらないいなと思っています。そんな中での1曲目なので、僕にとって非常に大事な曲ですね。
■これからの時代に対しての強烈なメッセージを感じて
――12年前にメディアに母親を殺人事件の犯人扱いにされ、無実の罪で亡くした過去を持つ慶介。今回、母を追い込んだものたちへ復讐していくという役どころを演じるにあたって意識していることはありますか?
亀梨 慶介は、12年前の事件での掛け違いの中で産まれてしまった感情、出来事を背負っていますが、僕の中では、憎しみ以外の感情をいかに持てるかっていうことをテーマにしていて。
実際に演じていて、慶介が復讐するために起こしてる出来事は、僕自身も“わ~怖っ”て思うことをやってるわけで、もしそこに主人公としてたってしまった時って、それを背負ってやっぱり生きていかないといけない。とはいえただの悲劇のヒーローになろうっていう思いで演じてはいないんです。
慶介が復讐のためにやってる事って、すごく怖さを持ってはいるんだけれども、この主人公が怖いっていうだけのところに濃度を上げて挑んではいない。ただ、けどしょうがないよなってことでもないし、その辺は多分受け取る皆さんによって感じ方は違うので、このドラマの色が分かれるのかなと思います。
――本作はSNSやメディアをテーマにし、その問題に深く切り込んだ作品ですよね。
亀梨 今あるメディアをはじめとしたいろいろなツールは、これからの世の中で便利になる一方、使い方次第では、時に悪意がなくても誰かを傷つけてしまう時だってあるわけだし、本当にいろいろな角度を持ってしまうんだよっていう、これからの時代に対しての強烈なメッセージがこの作品にはあると思います。
僕は受け取り側の人間でもあり、発進する側でもあるので、伝える側、受け取る側の考え方を台本頂いた時に考えさせられました。
今は一つの出来事に対してみんなの声が届く世の中だからこそ、友達同士や身近なコミュニティの中でも、しっかりと意見が分かれるようなこともあったりすると思うんです。これまでどちらかというと、一方的な大きい所の流れが圧倒的に強かった時代だったのかもしれないけど、そういった意味ではこのドラマはその辺の面白みを含んでるのかな。そういうところで楽しんでもらえたらいいですね。
■僕の新たな面が確実に出てくると思います
――では最後に視聴者の皆さんへ、メッセージをお願いします!
亀梨 これまで何本も連続ドラマに参加させていただいていますが、僕自身、“枠”というものを非常に大事にしているんです。
これまで僕は週末に楽しんでいただくドラマに出演することが多くて、その環境の中では、その週末に楽しんでもらうという角度を持って、キャラクターをどう育てていくのか考えていました。
そういった意味で、今回は火曜夜9時という時間帯に、いかに楽しんでもらえるのかということを自分の中で大事にしていて。また、関西テレビさんというしっかりとしたブランド、作風の中に自分を置かせてもらって挑戦できる楽しみもあるので、新たな面が確実に出てくるんじゃないかな。
連ドラは放送しながら撮っているので、皆さんのリアクションを見て、作品を育てていける。僕らは火曜夜9時に楽しんでもらえる作品を全力で作っているんで、できれば正面からそれを受けとってもらい、育てていただけたら。1月9日の1話から一緒にスタートが切れたらいいなと思ってますので、ぜひご覧ください!