◆フリーライター北条芽以さん推薦
・武蔵小山「月鳥」のひな鳥素揚げ［右］
ほろ酔い気分が似合う鶏専門店でいただけるのは、半身を丸ごと揚げた名物の「ひな鳥素揚げ」。約15分かけてじっくりと火をいれ、肉のやわらかさを損なわないよう、余熱と通していく手間のかかる揚げ方。クリスピーな皮とジューシーな肉のコントラストが口の中で幸せに混ざり合います。
「月鳥」
住所：東京都目黒区本町5‐32‐12
電話：03・3716・6668
営業時間：14：00～23：00
定休日：日・祝
テイクアウトも可。近隣へは配達も（12：00～15：00、17：00～21：00）。ひな鳥素揚げ￥680もしくは￥780（大きさによる）。「東薫酒造」の日本酒が1杯￥300～。塩にぎり￥100。
・六本木「またぎ」の地鶏もも一本揚げ［左］
熊や猪、キジといった野生の獣肉を供するジビエの有名店。〝またぎ〞という名のとおり、店主は猟師と漁師の経験があり、今でも狩りに出かけているそう。
唐揚げに使うのは、徳島県で飼育されている「地養鶏」。一般的な地鶏と比べ、低脂肪で味が濃いのが特徴的で、「骨ごと揚げた１本に、鶏のパワーがギュッと詰まっている感じ。
ジビエが名物のお店ですが、実は食べ逃せないのがコレ」と、店に10年来通う北條さんも大絶賛。
「またぎ」
住所：東京都港区西麻布3‐1‐15 PV西麻布1F
電話：03・3796・3388
営業時間：18：00～23：00（最終入店～21：30）
定休日：日・祝
地鶏もも一本揚げ￥2,500。名物は要予約の鴨鍋（1羽￥18,000）、雉子の水炊き（半身）￥9,000、目の前の囲炉裡で炙あぶる金目鯛の炙り（時価）。初夏にかけては鹿もメニューに。
◆グルメエンターテイナー、フォーリンデブはっしーさん推薦
・恵比寿「とりなご」の名物からあげ［右］
丹波地方で鳥肉の卸店としてスタートした「とりなご」。名物の鶏唐揚げは、サクッとした衣で包まれたフライドチキン風。
肉は、骨ごとタレに一昼夜漬け込んで下味をつけており、嚙んだ瞬間にニンニク醬油の香ばしさとジューシーな肉汁が口の中いっぱいに広がります。
フォーリンデブはっしーさんも「何度か訪れていますが、そのたび連れてきた全員に喜んでもらえている、幹事安心の逸品」と太鼓判。
「とりなご 恵比寿店」
住所：東京都渋谷区恵比寿3‐7‐3大倉ビル1F（京都・福知山本店、三軒茶屋店もあり）
電話：03・5420・1075
営業時間：11：30～14：30（平日のみ）、18：00～24：00（日・祝～23：00）
名物からあげ 1ピース￥400（ディナーのみ。ももと手羽とが選べる）。ランチの「名物唐揚げ定食」￥800（税込）も、来店者の約8割がオーダーする人気メニュー。
・五反田「きむら」の手羽先揚げ［左］
宮崎の「日向鶏」を使用したさまざまなメニューがそろう。たとえばもも焼きなら、親鶏と若鶏を食べ比べるなど、専門店ならではの楽しみ方が可能。
唐揚げは、肉そのものの旨さが際立つ。手羽先も肉厚でキメ細やか。パリッと揚がった皮の下には、滋味あふれる肉がギュッと詰まっていて、サクッと歯切れよいのは新鮮さの証です。
「きらむ」
住所：東京都品川区東五反田4‐8‐7 487ビル1F
電話：03・6450・4871
営業時間：18：00～24：00（土・日・祝～23：00、L.O.は閉店1時間前まで）、火～金曜はランチも実施（11：30～14：00、親子丼￥1,000／夜は￥1,200）
定休日：不定
手羽先のから揚げ（3本）￥750、砂肝のから揚げ￥700。焼酎の品ぞろえも充実。宮崎と鹿児島の銘柄が各種そろう。
揚げたての、アツアツ、サクサクをふぅふぅしながら頬張る贅沢さよ。さぁ、キンッキンに冷えたビールと一緒に召し上がれ♪（松本美保）
『Domani』2016年6月号（小学館）
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