【写真10枚】Lead鍵本輝・初のソロライブ開催!超プレミアライブレポート

なんと最後列が4列め(!)、という、超至近距離でアーティストのライブを観られる、ということもあり、話題と人気を呼んでいる「原宿駅前ステージ」。そのステージに黒いスーツをまとった輝さんが登場し、輝さんが作詞作曲を手掛けた『Wake me up』を歌いながらランウェイを歩き、センターステージへ舞い降りる。ただそれだけで、会場に訪れたファンのテンションは最高潮に! 会場に訪れたひとりひとりのファンの目をしっかりと見ながら歌い上げます。

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次に「最後に歌ったの、いつだろう? 久しぶりに歌う曲です」と告げ、初のソロ楽曲として2009年に世に出た『Stay with me』を披露。こちらはメインステージで歌い上げ、会場もじっくりと聴き入ります。

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「この曲は初披露で、去年の10月くらいに作っていた曲です。秋って夜が長くて、寂しい気持ちになるというか、おセンチな感じになることが多くて。気分のままに曲を作っていたら、この楽曲が生まれました。寂しさだけじゃなくて、夢や目標に向かう葛藤を描いた曲です」

 

そう前置きをして初披露された曲『Make me down』は、重ねられた音が美しく響く楽曲自体の魅力もさることながら、そこに乗る輝さんの歌声も素晴らしく、かなりの多才さを感じさせる一曲。ですが、歌い終わったあとには、

 

「そのときどきの気持ちや、自分の持っている叫びたい心の声が曲になることが多いんです。……本当は、こういう曲を作ってみたいな、というところから作れたらベストだな、と思うけど、わりとノープランで始めるんです(笑)」

 

そんなお茶目な一面をのぞかせました。

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自身が手掛けた曲を3曲連続でしっかりと聴かせたあとは「13歳の頃に初めて聴いて……メロディがキレイだな、とハマッて、全部のアルバムを持ってますし、ライブDVDも持ってます……ふふっ」と、照れながらBACKSTREET BOYSへの愛を語り、数々の楽曲の中でも「初めてギターで弾きたいなと思った曲」だという、『More Than That』を披露。本当にこの曲が好きで、歌いたかったんだろうな……という愛を、歌声から、ギターの音色から、ひしひしと感じとれました。

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一曲一曲の間にMCを挟み、楽曲や自身の活動、そしてファンの方々に対する想いをじっくりと語りながら、イベントは進んでいきます。

「ひとりの空間って慣れないですね。僕はご存じの通り、Leadとして活動しています。今日はひとりで自由な時間が多いから、自由な時間に甘えてしまいます。リハーサルも、ひとりでスタジオ入って、最終的にはちゃんとやるんですけど、なかなかスイッチが入らない。いつもは、(Leadのメンバーの)伸也がスイッチを入れるんです。ながーいストレッチをやってる僕と(同じくLeadのメンバーの)敬多に、「やるよー」って(笑)」

「もしかしたら“Leadじゃないから行かない”というのもあるかもしれないな、と感じていたんですけど、実際ライブやりますと言ったら、こうして皆さんが来てくれて……。“Leadじゃない自分”を表現していくにあたって、挑戦という想いもありますが、何よりも……幸せだなって

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しみじみとファンの方たちへの感謝を告げたのちに、自身が作曲を手掛けた楽曲『Until…』強い声で熱唱。そこから続けて、昨年のファンクラブイベントで披露した楽曲『I’m here for you』へ。強い声も、優しい声も使い分け、歌詞に乗せた想いを伝える……。
この日のライブは、輝さんの歌、そしてサポートメンバーによるキーボードとギターの音色、という、非常にシンプルな構成。シンプルだからこそ、そこに「鍵本輝」がいて、自身が手掛けた曲や愛する曲たちを、心を込め、表現力たっぷりに歌っていく……ただそれだけで、心に響く音楽の空間が出来上がっていました。

 

「自分の大切なものを失ったときに、気持ちをいまいちぬぐえていなくて……それを、曲にすることで、心の中のものが軽くなるんじゃないか、って、作った曲です」

 

歌い終えたあとに語られた裏話を聞くと尚のこと、心に入ってくる理由も納得です。

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……ですが、「しっとりモード」だけじゃ終わらせないのが輝さん。