Woman Insight編集部(以下、WI) この1年は、『美的』では中村アンさんの登場回数も多かったですね。メイクもそうですが、やはり中村アンさんといえば、あの独特のヘアスタイルが気になります。簡単なようで、ものすごく計算されていて再現が難しいですが、動画でも観られたのですごくわかりやすかったです。
兵庫真帆子編集長(以下、兵庫) 美的読者へのアンケートでも、中村アンさんのヘアスタイルは人気ナンバーワンです。メイクアップアーティストの木部明美さんとのタッグで、1月号でたっぷりヘアアレンジを紹介していますが、よりわかりやすくするため、アレンジを動画でも観られるようにしたんです。9月号の浴衣&パーティヘアアレンジで始めた企画ですが、「動画があってわかりやすい」と人気だったので、中村アンさんのアレンジ企画でも取り入れました。誌面と動画をリンクさせるのは、今後も続けていきたい企画のひとつです。
WI もうひとつ個人的に、毎号付録も楽しみにしてました。
兵庫 付録は、今年も頑張りましたね。人気だったのは、10月号の“メイクブラシ”。肌当たりがとてもよかったのと、柄の部分にツボ押しキャップをつけたのがうけたようです。前号の9月号の“スタンドポーチ”も人気だったのですが、ここだけの話、実は作るのにいちばん苦労しました(笑)。『美的』完全オリジナルの付録は、アイデア勝負なのでいちから作るのは大変ですが、その分、“+小技”がつけられるがメリットです。ストレッチBOOKとセットでつけた“ストレッチチューブ”も好評でした。
WI 「2015年ベストコスメ」発表の最新号は石原さとみさんが表紙ですよね。『美的』といえば、森絵梨佳さんのイメージが強いですが、モデルさんと女優さんで、表紙の一枚を決めるときに差別化していることはありますか?
兵庫 もちろんです。森絵梨佳さんといったモデルさんの場合は、「読者がなりたいと思う顔になっているか」を重視していますが、女優さんの場合は、キレイで美しいのは大前提。それに加えて「いつもと違う“意外性”のある表情」の一枚を選ぶようにしてますね。