【ルール2】「注入」系はやりすぎ注意!ただし、35歳が始めどき
異常にパンと張った顔や、表情が固まったように動かない不自然な顔は、多くが「ヒアルロン酸」や「ボトックス」の注入しすぎが原因。ただし効果的な取り入れ方もあります。未来のシワを防ぎたいなら、35歳が始めどきです。
●自分の望む仕上がりと、ドクターの美的感覚が一致するかどうかはとても大切。ドクター自身の顔を見て判断したり、施術を受けた友人・知人の顔を見て好みの仕上がりだと感じるクリニックを選ぶとよいと思います。(松倉 HEBE DAIKANYAMA院長・草野貴子先生)
【ルール3】35歳が狙うは“大変身”ではなく“肌メンテ”
35歳なら、まだ大がかりなリフトアップは必要ないはず。いまのうちから肌をこまめにメンテナンスして、なるべく老化スピードをゆるやかにすることを目的に美容医療を取り入れましょう。
●35歳を過ぎてキレイでいたいなら、インナーケアも欠かせません。顔のケア・ボディメンテ・食&生活習慣改善の3本柱を、それぞれ同じくらい手をかけるように意識したいところです。(アオハルクリニック院長・小柳衣吏子先生)
効果的な治療だからと「美容医療」に頼り切るのはダメ。美容医療はあくまでも、キレイを底上げするためのひとつの選択肢と考えること。ベースとなる体づくりや生活習慣改善などは、「自身の努力が必要」と、ドクターたちが口をそろえます。
あとで大きく手遅れになる前に、30代から少しずつ“美肌のための貯金”をしていくこと。
35歳を過ぎると、シミの増加率がそれまでの2倍に加速するというデータもあります。自分でできることの努力を習慣化し、年に1回、効果的で費用対満足度が得られやすい施術でメンテナンスをするなど、上手に「美容医療」を取り入れてみては?(さとうのりこ)
『Domani』2015年12月号(小学館)
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