衣装に合わせてスタジオ内で場所を変えたり、髪型を変えたりしながら撮影を進めます。
ちなみに今回はハウススタジオですが、一般的に「スタジオ」と呼ばれてよくメディアに登場する白背景の場所は「白ホリゾントスタジオ」と呼ばれます。
撮影中髪が乱れたり、服のシワなどが出たりすると、すぐにヘアメイクやスタイリストが直します。よく見ると……わかりますかね?今日の撮影はまいまいです!
モデルは服を魅力的に見せるため、表情や動きを変えて、カメラマンとコミュニケーションをとりながら撮影を進めていきます。
中央でヘアメイクさんが何かをモデルに向けていますが、これは髪が自然に広がったり揺れたりする様子を出すために風をあてています。これもよく見る光景。
ひとつのコーディネートである程度枚数を撮り終えたらみんなで写真チェック。その場で、カメラにつながれたPCを使って、直前に撮影された写真たちをチェックしていきます。
たとえばきちんと服の質感が出ているか、服が魅力的に見えているかなどをチェックしています。これでOKが出たら次のコーディネートの撮影に移る、という流れ。
スタイリストやヘアメイク、カメラマンなど総出でチェックをしますが、最終的には編集者のOKで次に進みます。編集者は企画をし、構成を考え、撮影の指揮をとり、ページが完成するまでのすべてを管理しているのです。
このように撮影を続けて、コンテとコーディネートのリストどおりに撮影が終わったら、撤収。ロケバスに乗り、編集部に戻る人、次の現場へ行く人、そのまま帰る人などが相乗りし、それぞれを送り届けます。
これが基本的な撮影の流れ。いちからファッションページを作るためには、このような撮影が行われているのです! 撮影なども自分で行う身としては、それぞれのプロが集結してそれぞれの能力を発揮する現場に、感動してしまいました……。
「オトナの社会科見学」、もしかするとまた次回があるかもしれません。次はどんな現場を見学できるのか、楽しみです!(鈴木 梢)
取材協力:CanCam編集部
※発売前の『CanCam』1月号の撮影となるため、一部写真に加工を加えています。ご了承ください。
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