◆十一面観音立像(広島県 魔訶衍寺)※写真右
尾道市の山上にあり、境内からは瀬戸内海や遠く四国までを一望。奈良時代の僧・行基による天平18年の開山開基が伝えらえる古刹です。本尊の十一面観音立像は平安後期の作でひのきの一本造。素木を生かした力強い体躯が、品のいい瓔珞で飾られています。
素朴な佇まいですが、鼻筋が通った顔はキリッとしており、目が離せなくなる美しさ。御開帳時に奉納される「小味の花踊り」が無形民俗文化財に指定されています。
【御開帳】 17年ごとに半開帳、33年ごとに本開帳。次回は2019年4月の半開帳(予定)。
住所: 広島県尾道市原田町梶山田4338
電話: 0848-38-0656