◆執金剛神立像(奈良県 東大寺)※写真左
鮮やかな彩色も翻る天衣も素晴らしい、東大寺の守護神。法華堂(三月堂)内陣背後の厨子に納められている塑像で、奈良時代の作と推定されています。
カッと見開いた目にはめ込まれたのは暗緑色の玉。怒号する表情、血管の浮き出した腕や筋肉など、躍動感に満ちた姿です。名の由来は、金剛杵(こんごうしょ)と呼ばれる法具を持つことから。
【御開帳】 毎年12月16日(法華堂の前進である金鐘寺を建てた良弁僧正の命日)
住所: 奈良県奈良市雑司町406-1
電話: 0742-22-5511
写真/飛鳥園