10月7日は、マンガ家・タナカカツキさんの誕生日でございます。1985年にマンガ家デビューし、著書には『オッス！トン子ちゃん』や『バカドリル』（天久聖一さんとの共著）などがあり、マンガ家以外にも、映像作家、水中園芸家、サウナ大使といった肩書きも。
実は、Woman Insightでは、タナカカツキさんの作品を過去に何度もご紹介してきました。
それは、2012年7月、カプセルトイ業界に突如として現れた“フチ子さん”こと「コップのフチ子」。
★累計650万個を突破！「コップのフチ子」大ヒットの謎に迫る
カプセルトイなどの玩具メーカー“奇譚クラブ”が、タカナカツキさんと共同開発したカプセルトイ。ストラップでもなく、マグネットでもない。「フチで遊ぶ」という新感覚シチュエーションフィギュアが、発売と同時にSNSを中心にクチコミで人気が広がり、シリーズ累計800万個を突破（2015年4月現在）。
「20万個売れたら大ヒット」と言われるカプセルトイ業界で、発売1週間で10万個を出荷し、その後も制服の色を変えるなど、新シリーズを発売するごとに驚異的なスピードで売れ続けている異例の大ヒット商品です。
おさげ髪に、地味めの制服という、普通のOL風ビジュアル。なのになぜここまで大ヒットに？
それは、制服姿で顔色ひとつ変えず、開脚やぶら下がりといったアグレッシブでハレンチな姿に、けなげさとえげつなさを感じさせるから……。
しかも、ただ置くだけ、眺めるだけではなく、あらゆる“フチ”にのせたくなる絶妙なバランス感覚が、チャレンジ精神を刺激するのです。やってみるとわかるのですが、フチにのせたりぶら下げたりが、初心者には少々難しいつくり。
まずは、コップのフチから始まり、「コップのフチがいけるなら、アレにもぶら下がっちゃんじゃない？」とか、「このポーズは○○しているときのポージングに似ている」など、妄想から現実へ……そんな遊び方ができちゃうこともあって、大人の玩具として、SNSにはいろんなシチュエーションで撮影されたフチ子さんが上がっています。
見せあって、評価し合って、チャンレンジして。この小さなトイに、無限大の可能性が込められているのです。
ちなみに、“奇譚クラブ”広報・しき せいたさんいわく、コップのフチ子を見た瞬間、「商品化するならコレ！」と、スタッフ満場一致だったと言っていましたが、「カツキさんは、10案の中で9番目ぐらいだろうって思ってたみたいですけど（笑）」（しきさん）という裏話も。
そんな“奇譚クラブ”が、昨年から約60会場にて開催してきた「大人のフィギュア展」が初開催から1周年を迎え、それを記念したイベント「大人のフィギュア展とコップのフチ子展 MINI SHOP」を、10月9日（金）から東京駅一番街地下一階「いちばんプラザ」にて開催！
大人気商品の「コップのフチ子」はもちろん、話題沸騰中の「ねこのかぶりものシリーズ」、コップのフチレーベル「PUTITTOシリーズ」など、約100アイテムが大集結！ しかも、イベント過去最多となる約150台のガチャガチャがずらりと並ぶとのこと。
一般発売に先駆けて、「コップのフチ子3 グレープ」も先行発売。また、コチ子展だけの限定商品「コップのフチ子 レインボー」まで特別に登場しちゃいます。
さらに、本イベントだけの限定グッズ（ノート、巾着、Tシャツなど）、原案者・タナカカツキさんによる書き下ろしイラストの販売もあるので、この機会にぜひ足を運んでみてくださいね。（さとうのりこ）
「大人のフィギュア展とコップのフチ子展 MINI SHOP」
2015年10月9日（金）～10月15日（木）
(C)タナカカツキ／KITAN CLUB
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