万華鏡のような鮮やかな色彩の世界へ!「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」開催
ローマのハイジュエラー、憧れのブルガリの「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展が国立新美術館(NACT)にて2025年9月17日(水)から12月15日(月)まで開催されます。
ブルガリ・ヘリテージ・コレクションと貴重な個人コレクションから選び抜かれた約350点のジュエリーを展示。ブルガリの色彩の革命を、3つの章を通して探求する本展覧会より、注目作品をご紹介していきます!
◾️色彩の効果に科学的にアプローチ!第1章「色彩の科学」
厳選されたアイコニックなジュエリーを通して色彩の相互作用を明らかにする第1章。イタリア国外では一度も展示されたことのない、ゴールドとプラチナにダイヤモンドとシトリンをあしらった《ブレスレット》(1940年頃)は、宝石が放つ豊かなオレンジ色のスペクトルを通して、ローマの夕焼けの温かみのあるゴールドの色調を彷彿とさせます。
その横に展示される、プラチナにカボションカットのサファイア、ルビー、ダイヤモンドをあしらった印象的な《バングル》(1954-55年)は、ブルガリのシグネチャーである赤と青のコントラストが印象的。このアイコニックな色彩の組み合わせは、メゾンの特徴であるカボションカットによってさらに際立たせられ、宝石の深み、輝き、色の強度を高めています。
◾️色の文化的・象徴的な側面を深く掘り下げる!第2章「色彩の象徴性」
色彩の選択を通じてどのように意味や感情を伝えられるのかを考察する第2章。特に注目すべきは、プラチナにダイヤモンドと7つの壮麗なエメラルドをあしらった伝説的な《ネックレス》(1961年)。「セブン・ワンダーズ」と呼ばれ、イタリアの女優モニカ・ヴィッティやジーナ・ロロブリジーダといった著名人に愛用されました。
◾️色を感知する際の光の役割にフォーカス!第3章「光のパワー」
最後の第3章では、特にシルバーやゴールドといった反射する素材において光がどのように作用するか観察。1969年頃に制作された唯一無二の傑作《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》は、とりわけ多くの色石が用いられており、ブルガリの色彩とその物語の豊かさを体現するものです。
さらにフィナーレを引き立てるのが、スリートーンカラーのゴールドにシルクコードとダイヤモンドがあしらわれた、優美な《「セルペンティ」イブニングバッグ》(1978年頃)。ホワイト、レッド、そしてイタリア語で「アクア・ディ・マーレ」と呼ばれる希少なブルーグリーンの色調がゴールドに織り交ぜられ、メゾンの卓越した金細工の技量を体現しています。
在日イタリア大使館の後援のもとに開催され、日本におけるブルガリの展覧会としては10 年ぶり、過去最大のスケールで開催される「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」。色彩を通して、ジュエリー、アート、クラフツマンシップが映し出される万華鏡のなかを巡るかのような、豊かな探検へと訪れる者を誘います。芸術の秋、ぜひ注目してみて!
<ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧>
会期:2025年9月17日(水) ~ 2025年12月15日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
観覧料:一般2,300円 大学生1,000円 高校生500円 (全て税込)
休館日:毎週火曜日 ただし9月23日(火・祝日)は開館、9月24日(水)は休館開館時間:10:00~18:00 毎週金・土は20:00まで、入場は閉館の30分前まで
問い合わせ: 050-5541-8600(ハローダイヤル)
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